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夢浮橋

昨日、夕方のニュースを見ていて怒りを覚えたのですが、今朝の産経新聞の記事を要約しますと、「北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射で国民への情報公表が遅れた問題で、航空自衛隊の地上部隊が発射直後にミサイルの発進する電波を探知していた事が分かった。これらの情報は即座に防衛省の中央指揮所に伝達されたが、生かされる事はなかった。~中略~政府はこの探知情報があった事を一切公表しなかった。野田首相は18日午前の衆院予算委員会で不手際を認めた。」だそうです。あのねえ、この手のミサイルって、物凄い速度ですからね、以前の本ブログでも触れましたが、成層圏近くまで上昇し、後は加速して落下して来る厄介な代物なんですよ。一素人の僕でさえ、これぐらいの知識があり、速やかに対応するしか無い訳でして、ボヤボヤしてたら全員死亡です。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々、最早阿波踊りの世界でして、ドジョウが何を迷っているのか皆目分かりませんが、その情報を直ぐに国民に伝えないなんて、それは人殺しですし、僕、もう今の民主党執行部は一切信用しません。消費税増税よりもまずはミサイル防衛だと思いますよ、だって人が死んじゃいますもん。こんなボケーッとした人が有事の際は最高司令長官になるんですから、この国は本当に大丈夫でしょうか!?

危機管理の要諦、それは、プリペア・フォア・ザ・ワースト(最悪に備えよ)ですし、「悪い事こそ直ぐに報告する、良い事は少々連絡が遅れても構わない」、これ、社会人なら誰だって知っている心得です。僕、この職にある限り、もしもこの病院が何かの災害に見舞われたら、最後の1人が避難するまで、ここを死守する積もりです!

さて、今までの歴史を紐解くと、様々な危機がありました。有名な例では、タイタニック号の遭難、「生きてこそ」の映画で知られるウルグアイ・ラグビー・チームを乗せた飛行機の墜落事故、そしてまだ記憶に新しい、チリでのコピアポ鉱山落盤事故でしょうか。何れの例においても、事故に対する備えが出来ておらず、最悪の状況に対する想像力に欠けていたんですね。最も有名なタイタニック号、何だかディカプリオと妙にふくよかな女優さんの顔が浮かんで来ますが、この世界最大の海難事故であり、死者1500名を越えた大惨事ですが、これ、殆ど人災と言えるものなんですよ。

当時の最先端技術の粋を集めた不沈船という評判を受けての奢り、見張りの船員が双眼鏡を持っていなかったという油断、氷山情報を乗組員が共有していなかった上に、無線機の故障や強い靄が海上を覆っていた、という不運もありました。しかしながら、最大の失敗と思われるのが、救命ボートが非常に少なかった事でしょう。乗員乗客併せて2700人いたのですが、救命ボートは約1100人分しか用意していなかったんですね。これは明らかに不沈船を鼻にかけた油断でしょう。氷山の衝突から沈没までは2時間半はあった、と記録が残っていますから、船が沈みつつある現実を直ぐに認め、早急かつ適切な処置を取り、ボートの数さえ備えておけば、殆どの方は助かったと思われます。

そして、知る人ぞ知る事実ですが、このタイタニック号には1人だけ日本人乗客がいたんですね。この日本人は、「他人を押しのけて救命ボートに乗り込んだ」とされ、世界的な非難を浴びました。ところが、映画「タイタニック」公開の際に、あらゆる資料を精査し、ご本人の手記も見つかり、世紀の大誤報だった、という事が分かりました。この海難事故が1912年、映画の公開は97年ですから、85年もの長い間、遺族の方々は謂われなき非難に耐え抜かれた、という事になります。事実は小説よりも奇なり、日本を代表するベースマン、YMOのリーダーであります、細野晴臣さんのお爺さんである、細野正文さんがその冤罪の主人公だったんです。この正文さん、大変優秀な方だった様で、明治生まれで、新潟の侍の家に生まれ、一橋大学を出て三菱を退社後に官僚となり、日本に鉄道網を敷くべく、ロシアに留学しシベリア鉄道を研究、帰国時に乗船した事がこの不運を招いてしまったんです。正文さんは、髭を生やしていて彫の深い顔だった為、アルメニア人(中央アジアにある、大変美味しいブランデーで有名な国でありまして、シルク・ロードに面した場所ですから、モンゴロイド系の風貌が多いんですね)に間違えられた由、どうやら別の救命ボートに乗っていた、恥ずべき振舞いをした中国人と間違えられたのが、事の真相でした。一切弁解せず不当な非難に耐えたその理由、それは武士道精神だったそうで、将に明治の男ですねえ。平成の男性に、正文さんの爪の垢でも煎じて飲ませたいところです。

それにしても、幾ら海を隔てているとは言え、日本の回りには危険な国が沢山ある訳で、こんな状況下、危機管理をドジョウに任せていて本当に大丈夫ですかねえ!?深く煩悶し憂慮しつつネットを見てましたら、1つだけ心が休まる記事がありました。世界遺産であり10円玉の表の絵柄であり、源氏物語の最終章、宇治十帖の舞台として知られる平安貴族の別荘地であった、京都の平等院において、国宝である鳳凰堂を、造られた当時の1053年の極彩色で再現したそうでして、菩薩が舞い極楽浄土が描かれ、曼荼羅を思わせる絵柄は大変素晴らしく、眼から鱗が落ちました。僕、体調はやや優れませんが、週末は久し振りに古都で清遊しようかな…。
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まとめteみた.【夢浮橋】

昨日、夕方のニュースを見ていて怒りを覚えたのですが、今朝の産経新聞の記事を要約しますと、「北朝鮮距離弾道ミサイル発射で国民への情報公表が遅れた問題で、航空自衛隊の地上部...

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No title

真剣に読んでいる中・・・・。
妙にふくよかな    に、噴出してしまいました。


No title

かたゆでリングイネさん、お久しぶりです(^^)。

「タイタニック」のヒロインはケイト・ウインスレッド、イングランドの女優さんですよね。

デカイ女優さんと思います(^^)。
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