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L.A.CONFIDENTIAL

いやー、今日は朝から会議攻めでして、午後からも結構予定が詰まっておりまして、今、漸く一息付きました。珈琲でも入れて心を落ち着けましょう…。熱い奴を飲んだところで、毎日新聞を読んでいましたら、度肝を抜かれました。

「長崎県で2女性を殺害した容疑者からストーカーや暴力を受けた、2女性の家族に対し、千葉県警習志野署が、被害届の先送りを求めた直後、同署捜査員が慰安旅行に出かけていた問題で、千葉県警本部の複数の担当者らが旅行の事実を把握していた。~中略~旅行に参加したのは担当グループの12人。『被害届の提出を1週間待ってほしい』と捜査方針について説明した同署刑事課の捜査員も旅行に参加していた。」

僕、もう怒りを通り越してしまいますが、被害者のご家族の憤りを考えると、決して看過出来ない問題ですよね。これ、手前らが旅行に行きたいから、被害届を受けなかった、としか解釈出来ませんが、千葉県警の皆さん、如何でしょうか?僕、父の生まれ故郷でもある千葉県に本籍がありまして、決して無縁の土地では無いだけに、無性に腹が立ちます。あの~、去年でしたか、千葉県警の全ての部署で裏金作りをしていた、と殆どの全国紙に出ましたが、これじゃあ、組織ぐるみで犯罪者集団じゃないですか。恐ろしいのは、日本中の警察が同じ体質を持っている事なんです。

少しネット空間を漂えば、全国各地の警察の不祥事なんて山の様に出て来ますし、今までの最大の腐敗と言えば、やはり、北海道警の巻き起こした一連の事件しかありませんね。警官が己の成績を上げる為に、自ら拳銃や覚醒剤を大量に買い集め、自分で発見した形を取っていた衝撃の事実です。この犯罪から露見したのは、違法のおとり捜査、多くの公文書偽造、裏社会との緊密な繋がり、真実を知ろうとするマスコミの携帯電話を盗聴、税関や警察上層部に北海道知事までもがそれを黙認、そして、北海道警全体が裏金作りを行っていた事でした。何と処分された警察官は驚きの3235人まで増えたのです。また、警察関係者の不審死も相次ぎましたが、今では終わった事となりました。

大変失礼かもしれませんが、僕、とても一件落着したとは思えないんです。民事不介入を隠れ蓑とし、全国でストーカー被害はちっとも収まりません。これ、税務署も同様ですが、警察そのものの仕組みにも随分問題があるんじゃないですか。というのは、全国の署長さん達、全く現場の経験が無いんですよね。東大キャリア組が署長として就任、数年後には昇進して本庁に戻る訳で、大過無くその職を勤めれば昇給が待っている、部下の不祥事に薄々感づいていても見て見ぬふりをしてしまう、これで警官の士気が上がる筈が無く、慣例に従って裏金作りに精を出し、被害届は黙殺して旅行に行くんじゃあ、彼らの給与を血税で収めている僕達納税者は、堪ったもんじゃありません。

佐々木譲さん、という直木賞受賞の作家がいらっしゃいます。北海道在住のベテラン作家なんですが、或る日、警察小説を書きませんか、と勧められ、道警の取材を始めたんですね。そして、先に書いてある様な事件を度々耳にし、半信半疑だったそうですが、やがてこれは真実であると確信、そして「わらう警官」という大ベストセラーが生まれたのです。もう第5作まで続いていた筈ですが、どれも面白く、僕、夢中になって読みました。終始一貫して、警察組織の腐敗を暴くものでして、将に蒙を啓かれた思いがしましたねえ。

この佐々木さんの道警シリーズの元祖と言えば、やはりアメリカはロサンジェルスの産であります、ジェイムス・エルロイしかいません。エルロイは、幼い頃にお母さんを殺され、結局は迷宮入りとなり、アウトサイダーな人生を送るのですが、やはりその衝撃的な事件がトラウマになっていたのでしょう、彼は母の事件について自分で捜査を行い、それを出版する事で、作家の道が開けます。取り上げるテーマは、LAPD、ロサンジェルス・ポリス・デパートメント、即ち母の事件を解決出来なかったロス市警でありまして、そのダーク・サイド--警察による犯罪の隠蔽、殺人、人種差別、暴力、ドラッグ等々--ばかりです。「ブラック・ダリア」「ビッグ・ノーウェア」「LAコンフィデンシャル」「ホワイトジャズ」、このLA市警4部作は、珠玉の名作と思いますね。独特の硬質感と簡潔な文体は、非常に読み辛いのが難点ですが、慣れれば虜になりますし、もし面倒な方がおられたら、映画「LAコンフィデンシャル」を是非お薦めします。良く練られた脚本、素晴らしい役者達、フィルム・ノワールの傑作と言えましょう。お暇な際に見て頂けると嬉しく思います。

恐ろしいのは、この映画、1950年代のロスが舞台なんですが、警察を取り巻く暗黒の現実が、平成の日本に今も尚存在している、という事なんです。ところで僕、人相が悪いせいか、結構警官に職務質問されるんです…。こんな文章を書いたからと言って、何も悪い事はしてませんから、捕まえないで下さいね~。週末に僕が留置所に入っていなければ、来週またお会いしましょう!
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