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ガストロンジャー

昨日の高校野球、皆さんご覧になられましたでしょうか?藤浪君大谷君、両雄共にナイス・ピッチングとは言えませんでしたが、素質の片鱗は垣間見えた様に思いました。立派な体躯の両名でしたが、下半身が未だ出来上がっていない印象、制球面は少々バラつきがありましたね~。ただ、走り込みを行い、身体が出来上がった姿を想像すると、日本人離れしたスケールがある事は間違い無く、ダルビッシュ2世の看板に偽り無し、と言えるでしょう。

さて、その様な爽やかなニュースとうってかわって、大人の世界は嫌ですねえ。驚きの記事が2つ飛び込んで来まして、まずは読売新聞に依りますと「『市の名前売ります』 破綻寸前の大阪・泉佐野 財政破綻一歩手前の大阪府泉佐野市は、新たな歳入確保策として、企業から広告料を貰う代わりに、市の名称を企業名や商品名に変更する自治体名の命名権(ネーミングライツ)売却に乗り出す事を決めた。自治体名の命名権が売却されるケースは総務省でも『聞いたことがない』という。」という訳でして、確かこの街は、関空の傍にあり、地名の由来は古の和泉国から来たと記憶しています。こんな馬鹿げた事になる前に、公務員削減や経費の見直し等々、幾らでも出来る事はある筈なんですがね。そして、市名や地名なんて、歴史と共にあるものなんですから、木っ端役人に決める権限なんて無いでしょう。地名とは、その地域に住む皆さんのものと思います。思い上がるのもいい加減にしいや!

続いて、これは同業他社でもありますから少々書きずらいのですが、NHKニュースを要約します。「介護報酬を24億円余り不正に受給していたとして、行政処分を受けた愛知県豊橋市の医療法人が、診療報酬において少なくとも50億円を不正に受給していた疑いがあり、厚生労働省が調査を進めています。この医療法人は愛知県と静岡県で運営する病院で、看護師の数を水増しして高額の報酬を受給していたということで、おととしまでの5年間で少なくとも50億円に上るということです。」だそうでして、これ程巨額の不正請求は、僕の記憶にもありませんから、日本の医療の歴史において、恐らく最大規模のスキャンダルと言えるのではないでしょうか。僕、この病院の内部事情は皆目分かりませんから、断言出来ませんが、前科2犯ですもんね、反省の色が無い様には思えます。それにしても、介護保険分が24億、診療報酬分が50億ですから計74億ですか、ちょっと信じられない数字ですね~。貧すれば鈍す、この不祥事を他山の石として、当院も益々コンプライアンス重視であらねばならない、と肝に銘じましたし、気の引き締まる思いです。

それにしても、モラル・ハザードと言いますか、この手の情けない不祥事が今の日本には多すぎる様に思います。

♪ 俺が産まれたのは そう 所謂高度経済成長の真っ只中で それは日本が敗戦に象徴される黒船以降の欧米に対する鬱屈したコンプレックスを一気に解消すべく 我々の上の世代の人間が神風の様に 猛然と追い続けた繁栄という名の 繁栄という名の そう繁栄という名のテーマであった 嗚呼そして我々が受け継いだのは豊かさとどっちらけだ 挙句がお前 人の良さそうな変な奴が乗せられて偉くなっちゃって それでもそこそこ俺達は生活してんだから わけわかんねえよなあ おい 化けの皮を剥がしに出掛けようぜ 化けの皮を剥がしに出掛けようぜ ♪

この歌詞は、ロック・バンド、エレファントカシマシのちっとも売れなかった名曲、ガストロンジャーの一節なんですが、敗戦後の経済成長路線は或る程度の段階までは正しかったのですが、インフラストラクチャーの整備が成った時点で、国が経済市場に介入する事を止め、権限を大幅に民間に委託するより無かったと思います。そして、お金よりもっともっと大事なもの、教育をなおざりにしてしまったのは痛恨の失敗だったと言えるでしょう。道徳の時間が減り、修身教育が無くなり、東大の様な似非エリート教育では無く、真のリーダーを育てていた旧制高校制度を廃止したのは誠に残念でした。「人生に必要なものは、想像力と勇気とほんの少しのお金」、喜劇王チャーリー・チャップリンの名言ですが、そんなバイタリティが伝わってくる若者が、随分少ない様に感じるのは僕だけでしょうか。

それでも、僅かな希望はあるんです。それでは、東西の両雄、2つの高校を早速ご紹介しましょう。まずは最近、テレビで紹介される事が多い様で非常に喜ばしいんですが、静岡県は焼津水産高校です。この学校、とても素晴らしいとほとほと感心するんです。日本初のツナ缶を造った事で有名ですが、それ以上に徹底して実践教育なんですよね。生徒達が自ら鰻の養殖をし、鯖を捌き缶詰とし、その他多くの水産加工品をスーパー・マーケットで売り、商品開発に宣伝にタイアップまでこなし、そして遠洋航海で鰹の一本釣りをし、多くの実戦的な資格を取得し、これ程地に足の付いた勉強があるでしょうか。この大不況下で就職率100㌫というのは当然の結果でしょうし、この学校の卒業生達が、世界中の7つの海で活躍しているかと思うと、日本もまだまだ捨てたものじゃないですし、僕も頑張ろう、と元気を貰えます。

続いて、地元大分の日田林工高校です。かっては中々野球が強く、甲子園に出場し、良い所まで勝ち進んだ事もありまして、大分の人間ならば皆さんご存じなんですが、NHKの解説者が、「初出場のにったばやしこうぎょうは…」と話した際は、県民全員が、ひたりんこう、だよ!と突っ込みました。閑話休題、林工、というのは全国でもここだけでしょう。地元特産の日田杉は全国的にも有名ですが、この学校は徹底したモノ造りが特色です。建築系の様々な資格取得は当然の事として、竹や杉や樹皮を使ったボードを作り、ありとあらゆる木材の知識を習得し、多種多様な加工を行い、製図、旋盤、機械整備、そして地元の為に環境保護運動に啓蒙活動、お祭りの際に竹のオブジェまで拵えるという、この学校も就職率が極めて高く、製紙業や建材業界で、多くの卒業生が活躍しています。驚くのは、国が定める、ジュニア・マイスター制度(複数の国家資格取得時に、総合点数の高い高校生が貰えるシステムでして、毎年100人前後が大臣から表彰されます)を、昨年の林工の3年生だけで25人も取得している事です。日田市は歴史の古い街とは言え、人口は7万人程度ですから、これは大いに誇っていいのではないでしょうか。

勿論、この両校以外にも、多くの実業系高校がありますから、卒業生が各界で活躍しており、地道に日本を支えている事は間違いありません。僕も、君達に負けない様、少しでも日本が良くなるよう頑張るよ!
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