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THE BOY WHO CRIED WOLF

今朝の毎日新聞を読んでいましたら、思わず読み耽ってしまいました。「放射性物質 福島の母たちの苦悩」と銘打ったロング・インタビューが掲載されていたんです。多くのお母さん方の返答に共通しているのは、真実が知りたい、放射能に対し的確な対応がしたい、福島から出たくても出られないのが実情、といったところでしょうか。

僕、一昨日から始まった夕刊フジの連載も読んでいるのですが、ジャーナリストの上杉隆さんの記事でして、大手マスコミとは全く違う情報がそこには書かれています。少々抜粋してみましょうか。

日本の国民こそが最も福島の情報を持っていないのではないか、フランスMUSTADIS代表、ジル・エリアール・デュプルイユ氏は語る。東北新幹線に乗って、放射能測定器のスイッチを入れると、那須塩原駅に近づく頃から急激に跳ね上がる。新幹線車内ですら毎時0.5マイクロシーベルトを超えているが、政府の除染支援対象地区は、毎時0・23マイクロシーベルトと定められている。~中略~福島第一原発から外部に放出される放射性物質は、毎時7000万ベクレルを超えている。今年1月の話である。「信じられない。とてもではないが、人が生活出来る様な数値では無い」米ウォール・ストリート・ジャーナルのエリー・ウォーノック記者とセーラ・ベルロー記者は呆れた様に呟いた。また、今年2月、筆者が、郡山市役所前で図った地上1㍍の空間線量の値は毎時1・8マイクロシーベルトを超えた。一方、地元紙の測定では、同じ地点での線量が0・6マイクロシーベルトとなっている。「だってあの発表の数値は、測定前に水で地面を洗って測っているんです。違うのは当然ですよ。」地元の記者が種明かしをする。

如何でしょうか。確か野田サンは、今年になってから、「原発事故は終息した」と公式発表した筈です。上記の記事はそれとは全く正反対の状況を伝えている訳でして、どちらかが大嘘をついている、という事になりますね。どちらを信じるかは読者のご判断にお任せしますが、僕、こういうクライシスの際には、最悪に備えた方が良い、という考え方です。だって、夕刊フジの記事が外れていた方が良いに決まってますが、もし事実だった場合、取り返しが付かないですよね。逆に、政府の意見が外れていたら、それこそ被爆する訳です。よって、極めて単純ですが、福島の放射能汚染はまだ続いている、という前提で物事を考えた方がリスクが少ない訳です。まあ、今までの政府の対応を具に観察していると、どうも隠蔽体質は明らかなので、夕刊フジに軍配が上がる様に思いますがねえ。或る雑誌なんて、延々と、放射能は大丈夫だ、といったキャンペーンを続けていますが、編集者なんて明らかに文系な訳で、原子力の専門的知識もある筈も無く、そんなリスキーな特集を続けて大丈夫ですか、福島県の子供の将来なんて、そんな重いものをよくもまあ背負えるなあ、と驚くばかりです。

昔々、或る所に小さな島国がありました。その島には、謙虚で慎ましく、質素ですが心根の優しい人々と、古くから居る、官という仮面を付けた王様が棲んでいました。王様は、人々の為にと、橋を掛け線路を敷き、道路や建物や発電所を沢山作りましたが、元々小さなその島には、それらは既に必要の無いものでした。そして、王様の果てしない浪費が続いた挙句、島のお金や財産は無くなるばかりでした。或る春の日、大地が揺れ、地は裂け、大きな波が繰り返しこの島を襲ったのです。あらゆるものは破壊され、動物達も命を失い、人々は逃げまどいました。その時です!王様が安全だ、と繰り返し唱えていた発電所からは、妖しく不気味な閃光がピカリと走りました。あの光は何だ?あのきのこ雲は何だ?王の言っていた事は嘘なのか?人々は口々に言いました。何も恐れる事は無い、我が友よ。王様は厳かに言いました。人々よ、私の話を聞くのだ。あんな光は無かったのだ。元々無いものなのだ。見よ、あの発電所は確かに被害があったが、煙が出ただけで、今はもう穏やかではないか。人々は、自分の不安をかき消す様に、王の言葉を信じ、崇め、讃え、一晩中灯りを灯し、歌い踊りました。暫くして、人々の気持ちは落ち着いたかの様に見えましたが、病気になる者が増え、不安に思う人は実は多くいたのです。王は言いました。人々よ、何故私を信じないのだ。それでは約束が違う。お前達の子供は連れて行く事とする。とても驚いた人々は、泣いて王様にすがりました。王様は黙って頸を横に振ると、黄金の笛を吹き始めたのです。すると不思議な事に、島中の子供達が、音色につられて、王様の元へと集まるではありませんか!王様は笑いながら仮面を取りました。その下には暗黒の闇、全くの空洞しかありませんでした。そして、こう言うのです。何故私を信じなかったのだ。知らない方が幸せ、という事も世の中にはあるのだ、我が民よ。そして、王様と子供達はこの島から何処へ行ってしまったのか、忽然と姿を消してしまったのです。

イソップやグリムの一編、という訳では無く、僕が咄嗟に思い付いたオリジナル(途中、拝借した部分もありますが…)の童話、「小さな島の笛吹き男」であります。あくまで、何のモデルも事例も存在しない、僕個人の全くのフィクション、只の空想、作り話ですからね。どうか、誤解無き様にくれぐれもお願いします。

それでは皆さん、週末は全国的に天気は生憎の下り坂の様で残念ですが、来週またお会いしましょう!
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