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ROYALE WITH CHEESE

昨日は随分暖かったのに、今朝は一転寒くなりましたね。三寒四温とはこの事で、皆様、体調管理には充分お気を付け下さいませ。さて、一昨日の会合の席では、お酒のおつまみにチーズが出まして、昨日の晩飯は羊の焼肉と、どちらも美味しく賞味したんですが、何だか妙な因縁だなあ、と面白く感じました。

と言いますのは、チーズが何故出来たのか、という伝承に繋がるんですね。チーズの歴史は非常に古く、紀元前5000年前には既にあったそうでして、これ、本当の偶然からこの食物が生まれたんです。古代のアラブやモンゴルの遊牧民達は、長旅の際、羊の胃袋を水筒とし、その中に山羊の乳を入れるんですね。日中の激しい暑さの中、喉の渇きを癒す為、その乳を飲もうとしたら、水筒の中で凝固していた由、これがチーズの原型でありまして、恐らく酵素や様々な菌が上手く働いたのでしょうが、人類にとって素晴らしい奇跡でした。文化の伝播とは、これまた面白いもの、瞬く間に欧州やインドにまで広がる訳で、世界中でありとあらゆるチーズが造られ、その数3000種以上と言うんですからね、僕、生涯で全種類はとても食べられないでしょう。

異国に旅した際、現地の方々のチーズ消費量にはとても驚きます。欧州で最もチーズを摂取する国は、現在経済危機で揺れているギリシャ、何と1人辺り年間31㌔、日本は僅かに2㌔です。フレンチでは正餐の後、デザートにチーズを摂る習慣がありますし、とてもポピュラーなシーザースサラダにしても、削りおろしたパルミジャーノか、山羊のチーズのペコリーノ・ロマーノがこれでもか、というぐらいたっぷり入っていますし、クアトロ・フォルマッジョのピッツアなんてその最たるもの、フレッシュにウオッシュにブルーにハードと異なる4種類のチーズ--ゴルゴンゾーラ・タレッジョ・モッツアレラ・パルミジャーノ--が入っていますから、石釜で焼いた熱々の奴に、カナダ産のメープル・シロップをかけてボルドーの赤辺りを飲み、過剰なカロリーさえ気にしなければ、それはもう至福の時ですね。インドで食べたのは、パニール、と呼ばれるチーズでして、カレーの中に入っていたのですが、何故か溶けないんですよ。フジパンの松下由樹さんのCMじゃありませんが、「もっちり~」と言いたくなる様な癖の無さ、とても印象に残ったので、帰国後調べてみましたら、イングランドのカッテージとほぼ同タイプ、フレッシュ・チーズですからやや酸味があり、それがカレーに合ったのでしょう。インドは長い間イギリスの植民地でしたから、両者の食文化が何時の間にか融合したのかもしれませんよね。

我が国で最初にチーズが作られたのは8世紀、文武天皇の時代と言われています。蘇、酪、醍醐、と呼ばれ、恐らくハード・チーズだったと思うんですね。醍醐味、という漢字はここから来ている訳でして、元々は仏教の経典に出てくる言葉です。モンゴルのチーズの製法がシルクロードを通じて、仏教と共に日本まで伝わったのでしょう。延喜式、という当時の細かい規則を記した書物が残っておりまして、そこで蘇が出て来ます。当時、この日本式チーズはかなりの貴重品だった様で、租税として物納したり、重病人への薬や、神に奉げる供物とされていた記述が残されています。聖徳太子を抜擢した事からもその優秀さが分かり、日本のみならずアジア初の女性君主である、推古天皇の時代には、地方毎の醍醐の品評会まで開かれていたというんですから、乳製品の食文化は根付きつつあった、と言えるのではないでしょうか。ところが、理由は皆目分かりませんが、この後、チーズの食習慣は廃れてしまい、明治時代になるまでの1000年近く、日本人は乳製品を食べなくなってしまうのです。保存が効かないのかな、と思ったんですが、ハード・タイプなら問題ありませんし、古代の冷蔵庫である氷室もあった訳ですからね。僕、これが不思議でならないんですが、どなたか知識のある方がいらっしゃったら、是非教えて下さいませんか?

僕、チーズを食べるのはパスタに振りかけるか、ピザの時ぐらい、専らお酒の席が多いですね。セミハードのチェダー、エメンタール。フレッシュならリコッタ、マスカルポーネ。ブルーならば、バヴァリア、ダナ。ここら辺が精一杯です。もっと多くのものを食べてはいるんでしょうが、とても覚えきれませんね。昔、給食で出ていた雪印の6Pチーズで充分満足出来ますし、はんぺんや蒲鉾に入っている奴も美味しく食べられます。そうそう、以前、親友のMさんの家で飲んでいる時、お酒のつまみとして、紀文のチーちくを2パック買っていったんですね。随分酔っぱらってしまったMさん、お腹が減っていたのでしょう、僕の分のチーちくまで全て食べてしまいました。余りの勢いに何も言えず、でも小さいとは言え、ちくわ20本は流石に食い過ぎだろう、と思っていましたら、暫くして、「酒の締めはやっぱ豚骨ラーメンですわ。食いに行きましょう!」と元気良く宣言、店に到着後、熱々のラーメンが来たのですが、案の定、Mさん全く食べられないんです。そりゃそうです、その前にチーズ入りちくわ20本食べてるんですもん。お腹の減っていた僕が喜んで食べていたら、「よう食いますね!」と言い出す始末、アンタが僕のちくわ全部食うからだよ、とは悔しそうなMさんに答えられず、酔っ払いは仕方無いなあ、と、それでも今思い出して楽しい一夜ではありました。最後に妙なオチが付いたところで、僕、今日はこの後、滅茶苦茶に予定が詰まっていますので、早速会議室に直行します!
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