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TRAM

おはようございます。震災の余波はまだまだ続く様で、被災地の方々に必要な物資が届いていない、という情報もあり、苛立ちばかりがつのります。日本政府の姿勢に対しても、諸外国からは辛辣で冷やかな視線がおくられている様で、一刻も早い復興支援体制の構築が望まれます。何とかしたいのは皆さん一緒と思います。こういう時にこそ、気を静めて、日頃の生活や仕事に、地に足をつけて取り組む事が必要なのではないでしょうか。

さて、今日は何をお話しましょうか。こういう気分の晴れない時は、思い切って旅に出てリフレッシュしたいものですが、そういう社会情勢でもありませんし、暫し僕の文章で旅気分に浸って頂けると幸いです。

僕、わりと旅行に行っている方だと思います。以前紹介したインドやネパールを始め、アジアは大体廻りましたし、アメリカにも長期滞在、オーストラリアには2年程住んでいました。印象に残っている街は沢山あります。フェリーで入港した釜山。早朝からパトカーのサイレンが鳴り響くロサンジェルスのダウンタウン。ひとつ角を曲がると日本人だらけのホノルル。南極からの強い潮風が肌に痛いタスマニア島。東京浅草名古屋大須大坂新世界というアンダーグラウンドの香りがする繁華街。九龍のスラム街をすり抜ける様に着陸するかっての香港。記憶に残る様々な場所が夫々の個性を持っていて、どこも趣深いですが、僕の好きな街は、大体路面電車があるんですよね。

サンフランシスコでは、急坂を喘ぐ様に電車が上り下りします。おお、これはまるで映画のワン・シーンの様だ、と感慨に浸りました。香港の路面電車は庶民的と言えば聞こえは良いですが柄が悪く、今にもジャッキー・チェンが暴れ出しそうな雰囲気。二階建で、道路にはみ出した看板に当たりそうになりました。長崎も風情がありますよね。中華街や出島、グラバー園といった観光スポットを網羅していますし、穏やかな海を見ながらの風情は、将に旅をしているなあ、という気持ちにさせる事受け合いです。オーストラリアのメルボルン、僕が住んでいた街ですが、ここでは、公園の端でワラビーという小さなカンガルーが跳ねているのがちらりと見えたり、ブリティッシュ・スタイルの古い建築物を車窓から眺める事が可能で、教会の細く高い突起物が、南半球の紺碧の空に突き刺さりそうでした。この街一番の観光の売り物は、トラムカーレストラン、と言われるものです。街が闇に覆われる頃、美々しく改装した路面電車に正装で乗り込み、1930年代から続く格式ある料理と現地産のワインを楽しみながら、メルボルン市内の観光をする、というものです。確か2時間半ぐらいかけてゆっくりとディナーを堪能するコースだった、と記憶しています。2年間のメルボルン滞在中、僕は現地でツアー・ガイドをしていましたが、帰国までには、二コール・キッドマンの様な金髪美人かモニカ・ベルッチの様なラテン美女を伴って、あの路面電車に乗ってやる、と熱く強く激しい希望を持っていました。皆様ご想像の通り、案の定お金も足りず、勿論正装も整わず、僕に付き合ってくれる酔狂な外国人美女も皆無、壮図空しく帰国しましたが、読者の方がもしオーストラリアのメルボルンに行かれる際は、僕のかっての夢を果たしてくれると嬉しいです。
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