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MARMALADE SKIES

僕、昨日の午後からは発熱がありまして、結構体力を消耗した様に思います…。食欲というよりも、とにかく水分と甘い物が欲しくなりましたね。僕、日頃は左党で、スイーツや間食を殆んど欲しないので、身体の不調って味覚も随分変わるものですね。ハインツのクラムチャウダーで身体を暖め、パンを焼き、乾燥にんにくを食べて、オレンジジュースを飲み、デザートにコンデンスミルクをたっぷりかけた苺が無いのが残念だなあ、と思いつつ早めに寝ましたら、ピラミッドの中に閉じ込められたり大空を舞ったりと妙な夢と格闘したりして、目覚めたら熱が下がっていました。でもまだフラフラしてますが…。朝は、いりこ出しの味噌汁で簡単に済ませて何とか出勤し、ハタと気付いたんですが、昨夜から今日にかけて、僕が食べたものって、全て軍隊食でありサバイバル食、そう、保存食じゃないですか。ハインツとオレンジジュースは缶詰ですし、パンや乾燥にんにくも保存が効きますし、コンデンスミルクは牛乳を濃縮して加糖したもの、いりこは鰯を干したもの、味噌は言わずもがな、ですもんね。という訳で、今日は保存食のお話と参りましょう。

保存食の歴史、それは天日干しから始まったと言われています。ウヰスキーのつまみに良く合う、ビーフ・ジャーキーやミックスド・ナッツ、ドライ・フルーツなんてその類ですよね。乾燥、砂糖漬け、塩漬け、発酵、瓶詰缶詰、レトルト、そして宇宙飛行士が食す、フリーズ・ドライまで進化して行く訳です。僕が実際食べた事があったり、本で知った事や映画で観た事があるものを一挙大公開致しましょう。

まずは、僕が少年時代憧れました忍者達の食事から。兵糧丸、或いは飢乾丸、と呼ばれていたそうですが、これ、結構良く出来てるんですよ~。商品名を出すとマズイのかな、カロリー○○○なんかより余程栄養価が高そうです。米、きな粉、葛粉、蕎麦粉、鰹節、にぼし粉、大豆、胡麻に梅干に松の実、山菜に野菜に薬草各種、蜂蜜に日本酒、胡麻油に菜種油、これらを大きな鉢の中に投入し、あとはすり潰すのみ、であります。ピンポン玉ぐらいのサイズに丸め陰干ししたり煙で燻したりするそうで、一日数粒食せば飢える事無し、らしいですよ。幾つかバリエーションがある様で、こりゃあ良いな、と思いましたのは味噌玉、です。ピンポン玉よりやや大きいサイズの、乾燥させた味噌の塊に、しらす干しや鰹節や干し海老、海苔にワカメに切干大根等々を入れてある由、またまた商品名を出しちゃいますが、永○園の「あさげ」「ゆうげ」の元祖であり、大昔のインスタント味噌汁ですよね。お湯だけ沸かして、その味噌玉を放り込めば、栄養満点の味噌汁が何処でも食べられる、という訳です。この味噌玉も、具材に様々な種類があったそうでして、シジミやアサリを入れた豪華版や、油揚げや納豆や卵を入れたバージョンも古い記録には残っている由、冬場、野外で食したら美味しそうに思えるのは僕だけでしょうか。そして、昔の人は頭が良かったなあ、とつくづく感じるのは、お城なんです。日本各地に点在する多くの城、独特のフォルムと存在感で見る者を魅了しますが、実際は敵が己の領地に攻め込んで来た際の籠城の拠点ですからね、極めて実用的な建造物なんですよ。建築構造そのものの話は本題とずれますから、今日は割愛しますが、籠城に備えて、3年間は食糧に困らない様に、様々な形で備蓄していた訳です。例えばお城の池やお堀で悠々と泳ぐ多くの鯉や鮒、これらは当然貴重な蛋白源ですし、壁には塩をウンと利かせた味噌や干瓢を塗り込み、畳の下には里芋の蔓を置き、干し米をコツコツと貯め、食用の実が成る、栗や銀杏や柿の木を植えるんですよ。古人の叡智が詰まった建造物、それがお城なんです。それにしても、鰹節や味噌に醤油って、日本が生んだ世紀の発明品と思いませんか?特に鰹節のアイディアなんて、中々気付くもんじゃありませんよ!?

さて、僕、パンに塗る最も好きな甘い物は昔からマーマレードなんです。このマーマレード、スコットランドの貧しい漁師が、厳しい航海を終えて帰港し、さぞ安心したのでしょう、馴染みの酒場でベロンベロンに酔っ払い、騙されて大量の不良のオレンジを買った事が由来と言われています。その大量の不良品を抱え、酒場の連中に運ばせて帰宅、当然奥様は激怒し、実は酸っぱくて食べられないので、皮を剥いて砂糖で煮て保存、廻りの人達に振る舞った所、大人気で忽ち大評判となり、会社が出来て工場が建ち、あれよあれよと言う間に大富豪となった、と言うんですから、まるで古典落語を地で行く話ですが、たまには酔っ払いの熊さんや与太郎も役立つ事があるってな訳でございますな。

缶詰や瓶詰は、戦争中の糧食に悩むナポレオンの要請から出来た、というのは有名な話ですが、僕が最も愛した缶詰、それは豪州在住時代のMARINARA、というものなんです。僕、お昼の食事はアルバイトや語学学校の都合もあり、常に自炊だったんですね。無類の麺好きな僕なものですから、毎日のお昼は、焼きそば、そうめん、パスタのローテーションで回していました。アルバイトの僅かな休憩時間に抜けて自炊する訳ですから、短い時間しか掛けられません。では、レシピをご紹介しましょう♪まず、缶詰を開けます。この缶詰の中身は、小海老に小烏賊に浅蜊に小蛸に貝柱等々がギッシリ詰まった、南太平洋の海鮮のみなんです。フライパンを温めまして、バターを投入、にんにくを投入、少し経ったら缶詰の中身を入れ、白ワインを振り軽く塩胡椒、煮詰めたら出来上がりです。その間にパスタはアルデンテ直前に仕上げてありますから、フライパンに麺を投入、少し火を通し絡ませ、お皿に盛って、パルミジャーノ・レッジャーノ、リコッタ、ペコリーノ・ロマーノ辺りをたっぷり振れば、チーズと白ワインと海鮮がしっかりマッチし、何時食べても飽きない味でした。帰国してからも、この缶詰をず~っとずっと探し求めているのですが、皆目分からず、ご存じの方がいらっしゃったら、是非教えて下さい!

醤油やオイスターや魚醤、香辛料やハーブにしたって、或る意味保存食品でして、僕達の食生活を豊かに彩ってくれる訳ですが、実は当院も患者様の為の非常食を常に用意してあります。380名の入院患者様の朝昼晩3日分の食事、合計3500食分を備蓄してあるんですよ。水は勿論の事、レトルトに缶詰、栄養補助食品等々、バラエティに富んでいまして、僕も五目御飯を試食した事がありますが、中々の味でした。本来であれば、緊急時に備えて、地域全体の非常食を是非用意したい所ですが、そこまで行くには収益をもっともっと上げてからでして、その為にも、医療の質の向上を図るべく、今後とも努力と研鑽と人材育成を続けて参りますので、当院を何卒宜しくお願い致します!
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