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LEAP BEFORE YOU LOOK!

お陰様で、本ブログもちょうど1年間続ける事が出来ました。昨年の2月に始めて以来、今日で240回目の更新となりまして、読者の皆様方のご愛顧には心より感謝しております。誠にありがとうございます。今朝の時点で総拍手数は5万を超えましたし、ホームページへのアクセス数も1万2千も増え、望外の喜びですし、感謝感激雨あられ、頬っぺたをつねりたくなりますね~。最近は同業である他病院の方からも、本ブログを覗きに来られている話をちょくちょく小耳に挟みますから、何だか身の引き締まる思いです。

僕、本欄を始める際に、よその病院さんのブログも幾つか拝見してみたんですよ。皆さん、大変真面目に医療に取り組んでおられて、凄いなあと感服しました。でも、強いて難を言うならば、少しだけ遊び心が無いと言うのかなあ、あまりに真剣過ぎる気がしたんですね。僕はドクターではありませんし、人間は張り詰めてばかりでは疲れるばかり、リラックス出来るコーナーがホームページ内にあれば良いかな、ぐらいの気軽な気持ちで始めたものが、割と反響がある様なので、些か戸惑っています。勿論当院は、全身全霊で医療に取り組んでいますが、オープンでフランク、かつ風通しの良い明るく笑いのある組織を目指していますから、その長所が読者の皆様に伝われば、これ程嬉しい事はございません。今後ともご贔屓の程、何卒宜しくお願い致します。

と、ここまで書きましたら、一昨日行方不明になっていたY君が僕の部屋に現れまして、所々の記憶は飛んでいる様ですが、どうやら無事にお家まで辿り着いた様子、安心しました。日頃のY君の精励恪勤ぶり、仕事熱心さ、誠実さは職員皆が揃って認める所、そんなに恐縮しなくても大丈夫だよ!

さて、話は変わりまして、毎日新聞がここ数日来書いている小沢さんの裁判ですが、またまた驚いたのは、「建設業者が小沢さんへの裏金授受を否定した捜査メモが多数あるのに、検察側はそれを法廷に出す事を拒否していた。」という記事でした。もうねえ、こんな隠蔽体質はいい加減に止めて欲しいですよ。この極悪非道ぶり、夜郎自大で傍若無人で傲岸不遜、そして己が神、と言う様な傲慢極まりない検察の体質、まあ公僕全てですが、一度滅ぼさないと駄目です。だって自分の主張に都合の悪い結果が出たら隠しちゃうんですよ!?かなりたちの悪いひねくれ者ですし、バックに国家が付いてるんですから、少々の悪さをしても捕まらない訳でして、こりゃあ自分の意に沿わない連中は、一網打尽でお縄にしちゃうでしょう。くわばらくわばら。

最近の僕の考察の最大のテーマ、それは「何故日本はこうもおかしくなったのか、そしてそのきっかけになったものは何か」であります。これを知りたくて、毎週毎週書店に通ったりネットを見たり考えたりしている訳なんです。未だ結論は出ておらず、現段階での推論に過ぎませんが、ズバリ書きますと、その答えは明治維新後の10年間にある、と思います。僕の推論の是非を対比する為に用意したテクストは、司馬遼太郎の「跳ぶが如く」「歳月」、冤罪で逮捕暦のある経済学者植草一秀先生の「日本の独立」、海音寺潮五郎先生の史伝「西郷隆盛」、福沢諭吉の「丁丑公論」、「市場対国家」ダニエル・ヤーギン著、その他明治維新関連を扱った多くの新書です。

明治維新とは、脆弱で当事者能力の無い江戸幕府を倒し、天皇を中心とした中央集権国家を造り上げ、植民地の分捕りあいで弱肉強食の19世紀を、小さな島国である日本が生き抜いて行こう、というものでした。この政策が正しかった事は歴史が証明しています。日本はそのお陰で、一度も植民地にされる事無く今に至った訳ですね。ところが作用反作用の法則ではありませんが、この成功は劇薬の様なものでした。隠された影の部分は、日本人の強烈な欠陥として残ってしまったんですね。それは何か、と申しますと、「お上には逆らわない」「お国のやる事は正しい」という付和雷同性です。この強烈な欠点が、負けると分かった戦に飛び込むという、第二次世界大戦の大敗戦に繋がり、日本人だけで300万人以上の死亡者を出しました。先に挙げた小沢さんの例に繋がるのですが、官僚絶対主義とでも言いますか、その種を撒いたのは、明治維新の三傑と呼ばれた、大久保利通にある、と思います。

この大久保さん、近代日本を造り上げ、諸外国に対抗する富国強兵、という政策を強烈に推進した人として知られています。そして、成功という果実をもたらした事も、僕は認めます。私心が無く、国の借金を私財を投げ打って埋め、頭は抜群に切れ、強い意思を持った大政治家でした。ここまでは素晴らしいのですが、百両の馬にも難がある、とのことわざ通り、この人には酷い欠点があったんです。それは、日本国を強くする目的に加え、かつ己の基盤が弱い為、官僚の権限を極端に強化し、秘密警察を使い、民間の言論の自由を封じた事でした。欧州各国の新聞は自然発生的なものでして、政府に都合の悪い事でも真実であれば堂々と正論を述べ、是非を読者に問いかけます。大久保のやった事は、自由な言論を封じ、新聞記者を投獄するやり方でした。そして、江藤新平や西郷隆盛といった政敵には死をもって報いたんですね。国事犯(政治犯ですね)は夫々立場は違えども、国を思っての行動なので余程の事が無い限り殺さない、というのは先進国共通のルールですが、江藤新平はさらし首ですもんね。これ、誇り高き侍のする事ではありません。そして、自分の味方には途轍も無く甘いものですから、己の妻を惨殺した大臣も無罪にし、相次ぐ汚職や収賄にも目をつぶっています。それを秘密警察を使い、冷静に実行するんですから、冷酷極まりないと僕は感じます。西郷さんと大久保は無二の親友で竹馬の友、生家も隣近所の様なもので、同じ釜の飯を食べた仲、そして明治維新という大偉業を成し遂げた盟友でした。維新後、政策の違いが生じ、民の生活と道義を重んじる西郷さんと、富国強兵のみを推進する大久保では、決裂は明らかだったに違いありません。それにしてもですよ、その友に秘密警察を差し向け、暗殺を意図したなんて、僕はとても付いて行けません。大体、攘夷(日本は鎖国が続いていましたから、外人を国内に入れないとする運動です)主義者の孝明天皇(明治天皇のお父さんですね)を毒殺した、という噂が当時からあった程の大久保ですから、さもありなん、という気もしますが…。大久保は近代日本の礎を築いた大政治家ですが、極めて陰惨かつ醜悪な面があり、これは人材育成の際に僕が肝に銘じている事なんですが、部下って上司の欠点を受け継ぎ易いんですよね~。大久保の良い面、私心の無さや実行力や意思の強さは誰も継承せず、その短所である、陰湿さや官僚絶対主義のみを日本国が引き継いだのではないか、というのがここ何ヶ月間この問題を考え抜いた僕の推測なんです。

西郷さんの決起は敗れ、大久保は完全独裁者として君臨しますが、禍福は糾える縄の如しでありまして、西南戦争が落ち着いてから、今度は自分が惨殺されてしまうのでした。物事を推し進めるには、王道と覇道があると言われます。王道とは、物事の成否や道義を見極め、正々堂々と紳士的に行くやり方。覇道とは、少々の悪事には目をつぶり、最短距離で天下を取るやり方。僕、王道の西郷さんが敗れ、覇道の大久保が勝利した事が、全てのボタンの掛け違いだった様に思えてなりません。長くなりまして恐縮ですが、皆様方にも是非考えて頂きたいな、と思い拙いながらも懸命に書いた次第です。まあ、西郷さんの巨大な銅像が上野の森にそびえ立ち、大久保の銅像が無い、と言う事が何かを物語っている気がしてなりませんが…。長々とすいません、それでは良い週末をお過ごし下さい!!
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