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☆ SOUTHERN CROSS ★

昨夜の大分は雨が強く、非常に身体が冷えました。夜中に目が覚めて布団乾燥機を入れ、寝具を暖めなおしたぐらいでして、明日からはまたまた降雪らしいですから参ります。この寒い時期になると思い出すのが、オーストラリア在住の頃の事でして、南半球は今の時期は真夏ですから、湿気が無く身体中を吹き抜ける様な爽やかな風を懐かしく感じます。気温が高くとも、木陰に入りますと湿度が無いものですから、サ~ッと汗が乾く感じなんですよね。テニスなんぞで暫し遊んだ後の良く冷えたビールの旨い事旨い事、ヴィクトリア・ビター、トリプルX、南十字星のマークのフォスターズ・ラガー、甲乙付け難い美味でした。

僕、折角異国に居る以上、見聞を広め様々な物を食し多くの人達と知りあわねば損、と思い立ちまして、日本人や現地の豪州人は勿論の事、中国韓国台湾フィリピンベトナムインドネシアと、様々な国籍の人と遊んだものです。中国人に連れられてチャイナ・タウンで飲茶を食べたり、韓国人と連れ立ってプルコギ(焼肉)を賞味し、豪州人のホーム・パーティに呼ばれたり、多国籍軍対豪州チームでバスケットをしたり、と語学学校に行き英語を学びながらも大いに楽しんだものです。その国夫々の考え方や感じ方があるんだなあ、と色々勉強になったんですが、どうも多くの日本人留学生は殻に閉じこもると言うか、自分達だけで集まってしまって、そこから出て来ないんですよね。勿体無いなあ、と思いますし、日本人だけで話をしているのでは外国に来た意味が無いですよね。僕、何処の国に行ってもどの地方に行っても道を聞かれてしまうんですが、これもオープンでフランクな性格の成せる業かもしれません。そうそう、僕、酷い癖っ毛なんですが、折角の機会、と思いまして、髪の毛も髭も伸ばし放題にした事があったんです。そうですねえ、例えばブラッド・ピットやジョニー・デップ、ハリウッド俳優のワイルドなヘアー・スタイルやあごひげをイメージしていたのですが、癖っ毛のせいか、伸ばせば伸ばす程、髪が大きく膨れ上がり丸まって行くんですよ…。数カ月間伸ばした挙句、出来損ないのアフロ・ヘアーが出来上がり、伸ばした髭は汚ないだけ、非常に失望していましたら、日本人女子留学生から、「アー・ユー・メキシカン?」と真顔で聞かれ、余りに悔しかったので、「イエス!」と力強く答えまして、その日のうちに髭は全て切り落とし、髪もバッサリと刈り上げました。

そうしましたら、「アルバイトしてみない?」と台湾の人に言われたんですね。僕の住むメルボルンに、日本人の新婚さんがハネムーンでやって来るが、現地ガイドとしてどう?とのお話でした。金欠で苦しんでいましたから、渡りに船だったのですが、どうもジョニー・デップとはかけ離れた、メキシコ人の様なむさ苦しいヘアー・スタイルがアルバイトの口の邪魔をしていたのでは、とまたまた悔しい思いをしましたねえ。

さて、ここからは、新婚さんのハネムーン、現地ツアー・ガイドの内幕を一挙大公開の巻、であります。オーストラリア国内に来られる新婚さんのコース、大体決まっていまして、マリン・スポーツのメッカであるゴールド・コースト、豪州第一の都市であるシドニー、この両都市にはほぼ行かれますから、後はオプションで選ぶ形が圧倒的です。首都であるキャンベラ。先住民アボリジニの聖地、エアーズ・ロック。インド洋に面した美々しく綺麗な街、パース。そして僕の居た豪州第二の都市、メルボルン。

新婚さんがメルボルンに来られるよ、というのは大体1週間前には分かっていますから、僕の仕事は、まず現地でのオプショナル・ツアーの選定です。トラムカーレストラン(綺麗な路面電車に乗り、ドレス・アップしてディナーを楽しみながら市内観光が出来るもの、只かなりの高額でした)、パッフィン・ビリー(山林を行く渓谷鉄道です)、グルメ・ツアー(メルボルンは移民の街ですから世界各国の料理が楽しめます)、グレート・オーシャン・ロード(南極が近いですから、激しい波で洗われた奇岩が並ぶ様は壮観です)、フィリップ島(野性のペンギンが南極から戻って来るという、通称ペンギン・パレードが有名です)、バララット・ツアー(かって大量の金が採掘されたゴールド・ラッシュの街)ウィルソン・プロモントリー国立公園(アウトドアなら何でもござれ)、その他時期に応じてはコンサート各種にテニスの全豪オープン、或いは夜にはクラブやディスコもありますから、そちらの案内も可能、という訳です。これらのコースを用意しまして、旅行会社と連絡を取りつつ、新婚さんが来られる日を待ちます。当日になりますと、リムジンを用意しまして、豪州人の運転手さんと僕は空港まで向います。運転手さんは駐車場で待機、僕は、MR&MRS○○、と書いた大きな看板を持ちまして、新婚さんが出てくるのを待つんですね。首尾良く合流出来ましたら、自己紹介をしまして、空港からホテルに向かう約1時間の間に、新婚さんがどういう方々なのか反応を見ながら、メルボルン滞在中の数日間の予定を立ててしまう、という段取りです。その日の夜はそのままホテルにチェック・インしまして、翌朝朝食が終わるであろう時間帯に、リムジンと僕がお迎えに上がる訳ですね。

僕自身も観光地を廻れますし、食事代は新婚さん持ち、ギャランティも悪く無く、とても良いアルバイトだったのですが、段々嫌気が差して来たんです。と言いますのは、結構な高確率で、新郎側が頼りないんですよ。僕も男ですから、旦那さん、何やってんだ頑張れ、と思った事は数知れずでしたねえ。折角南半球に来ているのに、和食ばかりに固執される方。旅慣れている新婦におんぶにだっこの方。英語は決して喋らない方。夜にはホテルの外に出ようとしない方(オーストラリアは治安は良いですよ、と何度もお伝えしたんですが…)。あらゆる事をお願いされる方…。ははあ、切羽詰まった時に人間の本性って出るんだよなあ、僕、大変勉強にはなったんですが、その頼り無い新郎を見る新婦の目の冷たい事厳しい事激しい事…。仕方無いんですが、僕、日本男児よしっかりせい!と喝を入れたくなったものです。

学校教育のせい、親の躾のせい、自分自身のせい、様々な要因はあるにせよ、日本人男性の質の劣化は間違い無い所と思います。僕、様々な業界の方とお話する機会がありますが、皆さん揃って男性より女性の方が仕事が出来る、とおっしゃいますもんね。僕にも多くの部下がいますが、物事の本質を理解していなかったり、自己分析が甘すぎたり、TPOを把握していなかったり、己の尺度でしか物を見られなかったりと、年々歳々そういう男性が増殖している感があります。本当に、一度厳しく鍛え直す必要があるかもしれません。まずは千本ノックか陸上自衛隊での訓練、マグロ漁船の遠洋航海、或いは禅寺での座禅修行辺りは、当院男子職員必須の実習にしようかしら!?
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