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復讐するは我にあり

昨晩から深々と冷えましたね。出勤する際、自転車にまたがり、いざ出勤、と思いましたら、凄まじい勢いで雪が舞っておりまして、いきなりめげてしまいました。早朝のニュースでは、東欧各国--ウクライナ・ポーランド・ルーマニア・ブルガリア・ボスニア等々--では氷点下30度を記録し豪雪だそうで、死者90人、凍傷者が600人を超えて病院に搬送されているそうです。日本においても、北陸に山陰に北海道、東北と東海と関東と、かなりの積雪が予想される由、既に青森の国道では大渋滞、秋田では雪崩が起きたそうで、全国の皆様、本当にお気を付け下さい。

さて、今年の当院の職員旅行は、韓国と別府でした。つい先日、職員の皆さんが別府温泉に行ったばかりですが、お酒好きなU看護部長は「雪見酒や!」と喜んでいたそうで、誠にご同慶の至り、僕は行けなかったので、大変羨ましい限りです。まあ、これだけ連日寒い日が続きますと、外湯まで 1つの傘で 寒椿、随分艶っぽい句ですが、日本人ならやっぱり温泉に浸かって、障子越しに見える粉雪を愛でながら人肌燗を飲む、つまみは焙った烏賊で良い♪、これでは八代亜紀の世界ですね~。という訳で、今日の本ブログは温泉のお話を。

今日思い立つ旅衣、帰洛をいつと定めん、能の「船弁慶」第一場の台詞ですが、将に言い得て妙、まずは海外の温泉からご紹介しましょう。まずはアメリカ西海岸、マンモス・レイクス温泉であります。カリフォルニア州北部、ロサンゼルスから車で6時間、というアクセスの悪さはご愛嬌ですが、ここの長所は何と言っても大自然の雄大さでしょう。標高4000㍍を超えるシエラネバダ山脈が見えますし、すぐ傍にはヨセミテ国立公園があります。10万㌶の広大な敷地にはジャイアント・セコイアが生い茂り、針葉樹の森が広がります。熊にアライグマにキツネにキツツキ、鹿にフクロウにリスにボブキャットと呼ばれる山猫まで棲息しており、フィトンチッドがたっぷり含まれた新鮮な空気をたっぷり吸うだけで、日頃のストレスが消えて無くなります。氷河と噴火と滝で造られた複雑怪奇な奇岩を見て、川底から湧く温泉からは強い硫黄臭がして、所によっては熱すぎて入れない程です。それでも、何処までも続く山脈を見ながら、意外と深く肩まである温泉の沸く川に入る、というのは中々得難い経験でした。

続いての入湯は、南半球はオーストラリア、僕の住んでいたメルボルン郊外にある、モーニントン温泉です。ここは非常にユニークでして、ここのオーナーさん、豪州人ながらかなり日本語が達者なんですね。と言いますのは、来日した際、雪が降る中、草津の湯に案内され、日本特有の情緒と言いますか、温泉の虜となり、東北・北海道・四国・九州と国内の温泉を網羅した由でして、施設全体がどことなく和風テイストなんですよね。勿論和風の露天風呂や瓦屋根もありますし、南半球の爽やかな風と紺碧の空の下、日本建築がある、という不思議な空間なんです。300円で1日中温泉に浸かれますし、楽しみは近くに70以上あるワイナリーです。温泉の後は、キンキンに冷えたシャルドネあたりをやって、オイスター或いはロブスターをつまむ、と言ったところでしょうか。

台湾は、島そのものが環太平洋火山帯に位置していますから、100以上の温泉地があります。ほぼ九州と同程度の面積の島なので、そこらじゅうにある感じでしょうか。高層ビルが立ち並ぶ首都台北から、地下鉄に20分程度乗れば、鄙びた温泉街がありますから、そうですねえ、新宿で飲んでいて、中央線に乗って高尾山に行くまでに温泉があるイメージでしょうか。日本語も通じますし、大都会と温泉と雑多な屋台を楽しめる街は、世界でここだけと思います。

日本に戻りまして、まずは乳白色の温泉、北海道は登別ですね。以前勤めていた病院の職員旅行は何故か北海道が多く、数度同行したのですが、何せ広大な土地ですから、バスの長距離移動が殆どじゃないですか。早朝の大分を空路3時間かけて北の大地まで飛び、その後は九州人にとっては酷寒の中、移動の連続、全身が強張り冷え切っている中、熱々の乳白色の温泉に飛び込みますと、旅の疲れも一気に吹っ飛びますし、薬師丸ひろ子じゃありませんが、カ・イ・カ・ン、ですね~、古すぎてスイマセン…。

そして熱海です。東京出張の折、僕は夜行の寝台列車に乗るのが常でした。大分~東京間は17時間、夕方5時に大分駅発、駅弁を食べウヰスキーを舐め、書に没頭し、ウォークマンで落語やクラシックに親しみ、目覚めた頃に霊峰富士が左手に見え、そうすれば朝8時に熱海着です。僕、いつも熱海で猛烈に悩んでしまうんです。研修は12時からだ、まだ温泉に寄る時間はあるぞ、どうするどうする、となりまして、誘惑に負け熱海で途中下車、旅館に頼んで朝湯に浸かってしまうんですが、これが何とも言えず気持ち良いんですよ~。将に薬師丸ひろ子(もういいよ!)の気持ちです。釣り人の宿なんかですと、気持ち良く温泉を貸してくれて、安く朝食も頂けますから、快適この上なしであります。ところが好事魔多し、僕が熱海に着く頃と、釣り人達が寛いでいる時間帯が同じなんですよ。早朝船を出し、釣果を競い、戻って来て温泉に浸かり、麦酒や熱燗で釣った魚を刺身で食べている状態に、湯上りの僕も同じ広間に案内される訳です。おっ、お兄さんは何処から?ええ、大分なんです。へえ~、遠い所からだねえ、仕事かい?ええ、昼からなんです。おお~、じゃあ、女将さん、遠方のお客さんにビール出して上げて、良かったら釣ったばかりの鯵だけどつまむかい?こんな展開、断れる筈も無く、大きな研修会場に着いた頃には、僕一人、血色良く艶々な顔色で、額には汗が滲んでたりして、少々居心地が悪かったりしましたねえ。

トリを務めるのは勿論、ご当地別府温泉であります。ここの温泉は普段着というか日常のものでして、街と一体化しているのが面白い所でしょう。家にお風呂は勿論あるんですが、家族揃って温泉の銭湯に出掛けます。1人100円支払って、そこらじゅうにある温泉に浸かってるんですから、将に湯の町別府の言葉通りです。住宅街なんか夕暮れ時に歩いていますと、家族全員パジャマを着て歩いてますから、度肝を抜かれますよ。そう、銭湯の温泉に浸かって戻れば、そのまま眠れる、という訳です。

これが最後の隠し玉、何を隠そう当院も温泉が湧いているんです♨やや茶褐色の湯ですが、ねっとりと肌に浸みこむ感じでして、温度も42~3度で沸かす必要も無く、幸い患者様から大変ご好評を頂いております。勿論僕もごくたまにですが、湯を借りる事がありまして、堪能しています。ですから当院の女性職員は、僕は勿論誰も見た事はありませんが、皆さんきっと珠の様な美しい肌でしょう。♪ ババンバ バンバンバン ババンバ バンバンバン ここは南国 別府の湯♪、とドリフターズの、いい湯だな、も流れて来た所で、皆さんごきげんようさようなら、又明日♨
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