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HANA-BI

おはようございます。いや~、昨日は寒さからかあんまり眠れず、浅い夢ばかり見てました。追いかけたり追いかけられたり、挙句の果ては銃撃戦にカーチェイスを展開したりして、夢の中と言えども、結構疲れました。今、住んでいるところは築何十年?の古い建物ですから、隙間風が入り込んで来て、かなり寒いんですよね。台風の時なんて、窓のサッシの隙間には雨水が溜まってますもん、ホトホト参ります…。

お陰様で当院も、かってに較べますと随分医療スタッフが増えました。この増員が患者様の為になっていれば良いのですがねえ。このスタッフの増加によって己の属する職域だけが上手く行けば良い、楽な方へ楽な方へ、と考えるのが弱い人間の常でありまして、それでは患者様の為にもなりませんし、病院全体の底上げにも全く繋がりません。どうも当院は歴史だけは長いせいか、伝統に胡坐をかいている節が、時折ですが散見されます。医療の世界は日進月歩であり年々歳々変化して行くものなのに、過去のちっぽけな成功経験に囚われてどうするんでしょうね!?昔はレントゲンで影を見つけてこれは癌かなあ、なんてベテラン医師が集まり喧々諤々やっていたのが、いまや小さな魚型のロボットを体内に入れ、そいつが泳ぎながら患部を撮影、CCDカメラでリアルに見られる時代なんですよ。大体、医療のみならず日本全体が順調だった高度経済成長時代、そしてバブル期の感覚が残ってる人が、極々少数ですがいるんですから、こりゃ堪りません。まあ、これは当院に限った事では無く、日本中の会社に共通する悩みとは思いますが…。では口直しに、ボブ・ディランの1964年の歴史に残る名曲、ザ・タイムズ・ゼイ・アー・チェンジン、のフレーズを。

もし君に未来があるのなら ちゃんと泳ぐんだ
沈んでしまわないように
時代は動いてゆくのだから

目を見開け 時代をよく見るんだ
早急な物言いはするな 歯車が廻らないうちに
誰が勝者で 誰が敗者かと言うな
今負けたものが 明日勝つ事もある
時代は動いてゆくのだから

足の遅い奴も 速くなる事がある
今新しい事も 明日には古くなる
秩序は混沌に 正義も悪徳に変わる
時代は動いてゆくのだから

さて、組織が大きくなって来ますと、色々と問題が生じて来ます。その話は私は聞いてません、とか、その仕事はウチの部署がやるべき事ですか、とか。こういう些細な感情のもつれや行き違いから、鉄壁に見えた組織も、蟻の穴から堤も崩れる、の喩通り、だんだんおかしくなってしまいます。僕、コミュニケーション、情報の共有、意思の疎通さえ出来ていれば、大概の問題って解決可能と思うんですね。と言いますのは、人類の歴史において、情報を如何に速く正確に伝えるか、というのは非常に大きなテーマだったからなんです。

紀元前5000年前、伝説のシュメール人達は、如何に情報を遠くまで伝達したか、という記録を粘土板に残しました。それは古代ギリシャの国家群、エジプトの歴代王朝、そして世界最大のローマ帝国へと引き継がれます。そう、伝書鳩ですね。同じく紀元前の時代、ギリシャにおいてマラトン、という地で大規模な戦がありました。ギリシャ軍は激戦の末に大勝利、その事実をなるべく早くアテナイ(現在でも首都であるアテネの古名です)に知らせる必要があったんですね。勇敢な兵士がその吉報を約40㌔離れた首都に知らせるべく、激走また激走しました。そう、マラトン、の地名と40㌔で皆さんは既にお分かりでしょう、これがマラソンの起源であります。世界七大不思議のうち2つを占めるのは、ロードス島の巨像とアレキサンドリアですが、これは世界初の大灯台でありましょう。

時代は随分下がりますが、アフリカの原住民やアメリカ大陸のインディアン達は、白人の襲来を、幾種類もの狼煙を上げる事により遠方まで伝え、近隣の仲間達には、多種多様な太鼓を使用し、リズムを変え強弱を付け速度を変え、危険を伝えたんですね。また、彼らはケルン、と呼ばれる石積みを行い、それにより避難路や集合地を指し示した、と言われています。モンゴル遊牧民の特殊技能はホーミーでしょうか。声帯の振動を利用し、喉から声を出し、遠くまで合図をする、という独自のスタイルであります。沖縄音楽でも広く知られていますが、指笛や手笛を最も上手に駆使するのは、アメリカではカウボーイ、中南米はアルゼンチンやウルグアイではガウチョ、メキシコではチャーロ、チリではウアッソ、と呼ばれる牛追い達でしょう。

日本においては、律令制が採用された遥か昔、飛鳥時代の頃から、伝書鳩にしても狼煙にしても灯台にしても飛脚にしても、既に取り入れられていました。特に飛脚の元祖とも言える駅家のシステム、これは中々合理的でして、16㌔毎に物資や水の貯水池や馬小屋や宿舎を置いたんですね。1日に3~5駅ずつ飛脚は走り、手紙や文書もそこに置く訳でして、もう郵便局の元祖ですよね。日本独自のものと考えられるのは、山伏が利用する、何処となくユーモラスなホラ貝や、龍勢と呼ばれる、竹筒に火薬を詰め竹竿を付けた、一種のロケット花火の様なものでしょう。特に後者は、かなりの煙で狼煙の代用として使われた由、花火と言うと、風鈴や扇子や浴衣と並んで夏の風物詩、平和的なイメージが強いですが、この様な使い方もあったんです。

モールス信号に手旗信号、ヘリオグラフに無線、と人類の情報伝達技術は発達を続け、現在の携帯やパソコンやフェイスブック等々に至る訳です。やっぱり人類って優秀ですよね~。当院の今年の最大目標は「職員教育」ですから、これまで以上にコミュニケーション能力を磨き、県下一の病院を目指します!それでは皆さん、良い週末を!
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