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DIARIOS DE MOTOCICLETA

おはようございます!学生さんはいよいよ新学期、社会人の皆さんは仕事始めの方が多いのかな?大分に帰省されていた方々も、夫々の職場で奮闘されている事と思います、お互い頑張りましょう!今はもう無くなりましたが、かっては大分空港から市内への移動において、全国で唯一、ホーバークラフトが運航していました。国東半島という僻地にある空港を出航、別府湾を横断し、市内まで僅か25分という快速で、県民の足として親しまれていたんですが、空港までの道路が格段に整備された為、赤字が増え債務超過、運営会社が解散してしまいました。特殊なフォルムと騒音、波の上を滑る様に進む乗り心地、大分県民にとっては、これから都会に旅立つぞ、と決心を促すと言いますか、或いは今年も無事に戻って来たなあと、感慨深いと言いますか、一種独特の雰囲気を持った乗り物でした。その形状の面白さ故か、昭和30年代に大人気を誇った森繁久彌の「社長シリーズ」にチラリと登場し、渥美清の「男はつらいよ」に2度映し出され、テレビドラマ「西部警察」では銃撃戦の舞台として撮影され、西田敏行の「釣りバカ日誌19」にも出航シーンが使われたんですね。

多くの大分の皆さんにとって様々な感慨を思い起こす乗り物と思うんですが、僕、ホーバークラフトに乗る度に、戦場に赴く戦士の気分でした。と言いますのは、このホーバークラフト、結構起源が古く、軍事用として1930年代に建造され、時代は随分下がってから、水陸両用の揚陸艇として実用化、ベトナム戦争で使われたんものなんですね。現在でも上陸用舟艇として海上自衛隊でも使用されています。従って、敵地に侵入するミッションを受けた海兵隊員の気分、って僕だけでしょうか…。

軍事に関連した乗り物や建て物と言えば、僕、幾つか経験があります。まずは、ハワイ真珠湾上空を飛ぶセスナ機でしょうか。オアフ島上空を飛ぶこの遊覧飛行ですが、気分はもうトラ!トラ!トラ!、と言いますか、日本帝国海軍空母「赤城」から飛び立ったパイロット気分になる事請け合いでして、真珠湾は今でも尚軍港として使われていますから、軍の施設や戦艦も寄港してたりするんですね、大変不謹慎で申し訳ありませんが、米軍の船舶目がけて急降下爆撃か魚雷を発射したくなります。

続いて、大分県は久大本線豊後森駅にあります、昭和の始めに出来た、蒸気機関車20数台を収納出来る、扇形の大型機関庫です。今はもう使用されておらず廃墟ですが、とても特殊な形態、有形指定文化財に、という運動があるそうでして、戦争中には米軍機の機銃掃射を受けていますから、弾痕も残っていたりして、戦禍の後を生々しく感じますし、妙なオーラも漂っています。これはもう時効と思うのでどうか許して欲しいのですが、この機関庫、築80年近いので、危険という事で立ち入り禁止なんですね。僕、かって映画製作に没頭していた際、無許可で撮影してしまいました、関係者の皆さん、ご免なさい…。

最後は随分昔になりますが、僕が小学生の頃ですか、広島は呉での自衛艦体験乗船です。確か佐世保を母港とする護衛艦「ゆうぎり」「あまぎり」のどちらかだったと記憶しているんですが(間違っていたらすいません。)、2時間前後の瀬戸内海の航海が、幼な心にとても楽しかった事を覚えています。女は乗せない戦船、というのは昔話でありまして、賢女というか女傑というか、手弱女ならぬ女丈夫、案内役の女性自衛官の制服姿が凛々しかったですね、ってませたガキですいません。

僕の幼い頃の生家には、父愛用のサイドカーがありました。サイドカーと言えば、タミヤ模型のプラモデル、ドイツ陸軍が使用したBMWやツェンダップのものを良く作ったものです。さて、父は誤魔化して取得した訳では無いんでしょうが、一級船舶や大型自動二輪免許を何故か持っていまして、しょっちゅう自慢していました。当時の我が家にあったサイド・カーは、映画「ローマの休日」でヘップバーンが、そしてテレビドラマ「探偵物語」で松田優作が乗ったべスパでは無く、映画「モーターサイクルダイアリー」で若き日のチェ・ゲバラを熱演したメキシコのトップ・スター、ガエル・ガルシア・ベルナルが乗った車種、ノートンでも無く、WASPと言う、何だか嫌味な名前のイギリスのメーカーのもので、薄汚い色合いでした。

父は新しい物が大好き、熱し易く冷め易い性格でして、そこだけは僕も受け継いでいる様ですが、折角の自慢のサイドカーも、整備なんてしやしないんです。普段はガレージで埃まみれ、粗大ゴミ扱いなんですね。僕が小学校低学年の頃でしたか、年が明けた早々、思い出したかの様に、いきなりバイクを洗車し始めたんです。爆音を響かせながら、幼い僕を乗せ、近所の人の視線を浴びる事を大いに楽しみながら、颯爽と発進、ところが大分の目抜き通り、トキハというデパートの前の国道でサイドカーはあえなくエンスト、周囲の好奇な視線と罵声とクラクションを浴びながらバイクを押す、まるで黒澤の映画「どですかでん」に登場したかの様な親子がいました…。

何だか間抜けな話になりますと、毎回の様に亡父が登場して心苦しいのですが、事実だから仕方がありませんね~。そうですねえ、今夜の晩酌は、ブランデーの代わりにウヰスキーがあり、檸檬もありますから、カリブ海のキュラソー島原産のリキュール、ホワイト・キュラソーだけ買って帰りましょうか。シェイカーにウヰスキーとキュラソーとレモンジュースを入れてシェイクするだけで、カクテルの出来上がりです。飲み心地の良さで女性が酔い潰れる事と、バイクの同乗者(女性)が危険、というダブル・ミーニングのカクテル、サイド・カーで今夜はじっくりと酔いましょうか。
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