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知りすぎていた男

おはようございます!今朝も結構な寒さでして、必死で自転車を漕いで何とか病院まで辿り着きましたが、太股の感覚が無くなる程でした。まあ、この寒空の下、短パンで走り回る高校生ラガーマンに較べたら、泣き事は言えませんね~。

さて、先日の本ブログでご紹介しましたが、高校ラグビー全国選手権が昨日開幕しまして、我らが大分舞鶴高校が出場、残念ながら、7-34で青森北高に1回戦敗退してしまいました、グッスン…(涙)。昼間の試合でしたから、生観戦は出来ず、夜のスカパーでのダイジェスト版を観ましたが、う~ん、完敗でしたね。具体的には、フォワードの消耗戦を強いられる試合展開となり、その圧力からかセット・プレーもミスを連発し防戦一方、焦りと若さから自ら転んだ、という所でしょうか。25年連続全国大会初戦突破、四半世紀に渡る大記録もとうとう途切れてしまいました。只、翌日の新聞を読みましたら、僕、寧ろ楽しみになって来たんです。相手の青森北のメンバーは殆どが3年生で既に全国大会の経験者揃い、舞鶴は1年生5人2年生4人という非常に若いメンバー、プロップの山上君の突進力やウィング後藤君の閃きは目を見張るものがありましたから、来春の選抜大会やサニックス・ワールド・ユース、来夏の湯布院合宿を経て、僕、より良いチームになる事を強く確信しています。頑張って下さい、応援してます!!両校の出場メンバーを確認していて驚いたんですが、センターのカヴェナー聖也君はアイルランドと日本のハーフの由、3歳で来日、大分で育ち名門舞鶴のレギュラーを1年生で獲得したんですから、大器と言えましょう。彼も又将来性豊かな逸材と言えますが、アイリッシュの血を引いた端整な顔立ちをしながら、大分弁を流暢に駆使し、豚骨ラーメンや鳥てん、関アジにカボスをかけて食べているかと思うと、何だか微笑ましく感じます。

日本で最も人気のあったアイリッシュ、と言えば、この人しかないでしょう。アイルランド生まれでイングランドで育った、という環境も、先に揚げたカヴェナー君に似ている様に思いますし、マスター・オブ・サスペンス、サスペンス映画の神様と呼ばれ、彼の名を冠した月刊誌まで日本で発売された、映画監督のアルフレッド・ヒッチコック、です。僕、この人の映画で、DVDやビデオ化されているものは全て観ている程のヒッチコキアン(ヒッチコックの大ファン)であります(^^)。彼について語りたいのは山々なんですが、滅茶苦茶に長くなっちゃいますから、それは別の機会と致しまして、今日はヒッチコックの初期作品の全てを占める、イギリス映画について綴りたいと思います。

世界各国には夫々の映画文化がありまして、僕、多くの国のものを観続けて来ました。何だか大量に人物が湧き出て来て、画面一杯を埋め尽くし、皆が踊り続け、挙句の果てには象まで登場するインド映画。直ぐに愛だ恋だ、そのもつれで死者も出たりして、何じゃかんじゃと恋愛模様を入れたがるフランス映画。太陽が射す季節が短いせいか、日の光を慈しむ様に感じる北欧の作品。画面は猥雑ですが、漲るパワーが充満する中南米各国の映画。何だかワインを飲んで隙あらば昼寝してそうなスペインと直ぐに口説いちゃうイタリアのラテン両国の作品。しっかりした主題があり丁寧に撮るドイツ映画…。千差万別百花繚乱で誠に愉しいんですが、僕、最も好むのはイギリス映画なんです。

単刀直入に言いますと、イギリス映画の魅力とは、大人の鑑賞に耐えられるもの、と言えましょうか。説教臭さも無く、決して華やかではありませんが庶民的でリアル、良く考えられた脚本、パンクとクラシックが同居し、今なお厳然と存在する階級社会、そしてきついブラック・ユーモアが同居しています。ハリウッド映画の典型である家族愛やハッピー・エンドも良いのですが、人生は重き荷を背負うて長き道を行くが如し、BY徳川家康、ですから、この年齢になりますと、酸いも甘いも噛み分けた、イギリス映画の方が共感する所が多いですね~。イングランド全域を覆う鉛色で陰鬱な曇り空、イギリス映画では定番の画ですが、その色が全てを物語っている様に思います。

最も分かり易いのが、恋愛コメディものでしょうか。大ヒットした「ノッテイング・ヒルの恋人」、これ、ハリウッドのトップ・スター、ジュリア・ロバーツが主役なんですね。非常に興味深いのが劇中の彼女のセリフです。「世界一の美女、なんて言われるけれど、痛い手術をし鼻も目も整形しているのよ。きついダイエットやセクハラにも耐えて、今の私がいる。どう、私が一番悲惨でしょう?」こんなセリフはハリウッドでは却下でしょうね。同じくリチャード・カーティス監督の作品でこれまた大ヒットした「ブリジット・ジョーンズの日記」ですが、禁酒禁煙出来ず、ぽっちゃり太目なOLさん、何よりも己に正直、ファッションもそう垢抜けない、というヒロインが世界中で人気を得たんですもん。そのリアルさと主人公の可愛らしさが受けた、と僕は確信しています。これが同じOLさんをテーマにしても、ハリウッドでは「セックス・アンド・ザ・シティ」でしょ…。高級ブランドに身を包み、シャンパンを飲んで、ピン・ヒールを履いて4人でマンハッタンを闊歩されてもねえ(苦笑)。そうそう、話を戻しまして、リチャード・カーティス監督曰く、「イギリスでは大きなスポンサーも付かないし、ハリウッドとは規模がまるで違う。映画を撮れるチャンスなんてそうそう無いんだ。だからこそ、撮影の際には、スタッフが一丸となって良い物を造ろうと一致団結するから、現場は何時も楽しくて、まるで毎日がお祭りなんだ。だから脚本だって配役だって練りに練るんだよ。」。どうです、皆さん、何だかイギリス映画を観たくなって来たでしょう(^^)。

イギリス映画では個性的な監督さんが目白押しです。「チャーリー」のリチャード・アッテンボロー。「ひかりのまち」で知られ、オックスフォード大学卒の俊英、マイケル・ウインターボトム。「トレイン・スポッティング」で一世を風靡した、ダニーボイル。アメリカ社会を強烈に皮肉った「アメリカン・ビューティ」のサム・メンデス。伝説のコメディ、モンティ・パイソンで知られるテリー・ギリアム。一風変わった世界観と日本趣味で知られ、世界中にファンがいる、ピーター・グリーナウェイ。傑作映画「ボーン・アイデンティティ」シリーズでメガ・ヒットのポール・グリーングラス。もう巨匠ですね、「リフ・ラフ」のケン・ローチ。

僕、アマチュアですが、かって数本映画監督を務めた事もあり、書いているうちに段々燃えて来ました。実際、撮ってる最中、こんな楽しい事って、人生にそうそう無いんですよね~。役者さんは己とは違う人生を演じ、監督さんは智恵を絞り、お客を騙したり喜ばしたり笑わせたりする工夫をし、それをフィルムに残す訳でして、よ~し、来年こそ、スタッフを再結集して久し振りに撮りますか!

閑話休題、僕の一押しは、「メメント」や「インセプション」「ダークナイト」で現在最も旬な監督さんである、クリストファー・ノーランでしょうか。そして、ベテランですが、「ミッドナイト・エクスプレス」「ミシシッピー・バーニング」「ザ・コミットメンツ」のアラン・パーカー、「エイリアン」「テルマ&ルイーズ」「ブレードランナー」「グラディエーター」、そして故松田優作の熱演も記憶に新しい「ブラック・レイン」等々の傑作を撮ったリドリー・スコットの三人衆でしょう。また、近年のものでは、ロンドン・ドッグス、リトル・ヴォイス、ウェイクアップ・ネッド、フルモンティ、バースディ・ガール、そこら辺の映画がお薦めでしょうか。正月休みを寝正月で過ごされる予定の方は、気が向いたら是非ご覧下さい(^^)。
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