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蝉しぐれ

皐月も終わり今日から水無月、梅雨の傘 かたげしうしろ すがたかな、いよいよ鬱陶しい季節になりますけれど、読者の皆様、週末は如何お過ごしでしたか!?此処大分はずうっと雨でして、僕、晴耕雨読の顰に倣い、終日読書をし、時折TVニュースを見ていました。

でね、衝撃を受けたのですけれど、日曜朝の「サンデーモーニング」「シューイチ」「サンデーライブ」と謂う3番組を見てましたら、コロナが如何に経済にダメージを与えたか、そして今後の医療はどうなるのかと謂う特集をやっていたんですね。先ず、経済ですけれど、2020年、会社の休廃業・倒産・解散は5万件を超すそうです…。少なくとも20万人が職を失う由でした。経営者の高齢化による後継者不在、大不況に加え、コロナによる資金繰りの悪化がとどめを刺すそうです。しかもね、今、裁判所はコロナの所為で業務を縮小しているんだとか。おまけにGWで休みが多かったでしょ。ですから、所謂隠れ倒産、裁判所に届ける間も無く、ひっそりと会社をたたむ処も急増しているんだとか。新宿御苑だったかな、定期的に炊き出しを行っているNPOの方がインタビューを受けてまして、「貧困層が急増しています」と、悲痛な訴えをされていました。

僕の生業である病院も同様です…。僕、哀しかったんですが、亡父が医師として在籍していた千葉大学病院、4月期の決算は3億の赤字の由で、院長曰く、「此の状態が暫く続けば存続出来ない」と訴えておられました。東京医科歯科大学病院は4月だけで12億の赤字、聖路加は語尾を濁してましたが、数億単位の赤だとか。ボーナスや手当をカットする病院も多いそうで、ナースが続々と離職しているんですって。辛いのは、コロナによる差別や偏見があり、其れもあって辞めてしまうそうでした。そりゃそうですよね、コロナの所為で過酷な勤務を強いられ、給与は下がり、おまけに差別されては、辞めない方がおかしいですもの。政府の皆さん、国民の皆さん、同業者の僕が謂うのはおかしいかもしれませんが、医療関係者は本当に頑張っているんです。コロナから何とか命を救おうと、日夜奮闘しています。どうかご理解賜れば幸いです。何卒宜しくお願い致しますm(__)m。そして、資金面のみならず、様々な面から、ご協力頂ければと思います。地域の病院やクリニック、老人施設が潰れたら、何れ来るであろう、コロナの第2波を防ぐ人が居なくなります…。ブルーインパルスを飛ばして医療関係者を激励するのならば、其のお金で、検査キットやフェースシールドを増やすべきじゃないでしょうか。

閑話休題、でも僕、欠点だらけの若輩者ですが、唯一の長所がオプチミスト、楽天家な処なんです。確かに今は、悲惨な状況ですが僕、全く諦めていません♪だって、素晴らしい人達が沢山居ますもの♡先日、驚くべき出来事がありました。コロナで全土封鎖されているインドで、首都ニューデリーで働く出稼ぎの方が怪我をしたと。送金をしたくとも銀行が封鎖、お見舞いに行きたくとも公共交通機関が全てストップしていました。其処で、15歳の娘さんが、自転車でお父さんを迎えに行き、無事連れて帰ったんですね。走行距離は何と1200㌔、8日間を掛けて走破したんだとか。愛の力は偉大です♡因みに此の少女、驚異的な脚力が注目され、インド自転車連盟の肝煎りで、競輪選手のテストを受ける事になったとか。

本邦でも今、企業・自治体・民間の有志が一体となり、コロナに負けない為、様々な支援を行っていますでしょ。長崎では、困窮する学生の為、100円でお腹いっぱい食べられる食堂が出来ました。福岡のもつ鍋屋さんでは、医療関係者はタダにしてくれるそうです。都内でも有名店が結集、コロナと闘う医療関係者に格安でお弁当を提供してくれています。皆さん、本当にありがとうございます。医療関係者の端くれとして、此の場を借りて、厚く厚く御礼申し上げます。

でね、僕、長期化するコロナとの闘いにおいて、精神面の充実も必要不可欠と思うんです。となりますと、最も手っ取り早いのが読書でありまして、気持ちが落ち着きますし、他人様と会う事も無く、文庫なら左程高く無く、修養を積め教養が身に付く訳で、良い事ずくめですよね。其処で僕、昨日読み耽ったから謂う訳じゃないんですが、藤沢周平先生の諸作品をお薦めしたいんです。

藤沢先生は昭和2年、山形県の貧農に生まれました。何せ貧しいですから、幼い頃から農作業を手伝う日々でした。中学校を出て、夜学に通いながら印刷会社で働きます。極貧の中、苦学を重ねながら山形大学を卒業、中学校の先生となります。ところが好事魔多し、重度の肺病となり、右肺切除の大手術となり、5年間の闘病生活を送ります。其の後、就職先は次々と潰れ、愛妻を癌で亡くし、眼病の母の看病をしながら子育てをし、作家としてデビューするんですね。此のご経歴ですと、暗い作風になりがちな気がしますけれど、流石は藤沢先生、静謐な文体で、どんな苦難にも負けない、凛々しく雄々しい主人公を書き続けたんですね。皆さん、元気が出る事請け合いですよ!!僕のお薦めは、やっぱり「蝉しぐれ」に「海鳴り」、映画されアカデミー賞にもノミネートされた「たそがれ清兵衛」、「漆の実のみのる国」、「一茶」、でしょうか。是非ご一読して頂き、皆で元気を貰い、コロナを倒しましょう☆
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