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ウインドトーカーズ

とうとう、緊急事態宣言が解除されました。でもね、政府の対応は誠に場当たり的と申しますか、どうして解除されたのか、エビデンスもファクトもロジックも曖昧模糊としたままでしょ。此のままでは経済が立ち行かなくなり、支持率も益々下がるからと謂った、単純な判断の様に思えてなりません。迅速な経済補償をして、もう暫く自粛をお願いする、此れしか無かった様に思うんですけどねえ…。僕、今までの反動が出て、多くの人達が動き出し、第2第3の感染の波が来る気がしてなりません。確かに最近は感染者数が減ってはいますけれど、此れ、単純に検査数を減らしてるだけでしょ!?そして、最近、地震が頻発しているのも怖くてなりません。万が一、大地震とコロナが重なったら、大惨事となるでしょう…。

閑話休題、僕、毎朝経済誌を読むのが常なのですけれど、プレジデント誌だったかな、或るシュミレーションが出ていました。近代最大のパンデミックと謂われる、スペイン風邪の事例なんですね。僕なりに要約します。スペイン風邪の発生で第1次世界大戦が終る→一時的な経済回復→アメリカの株価大暴落に依る世界大恐慌の発生→世界各国のブロック経済化→資源のある国と無い国に深刻な経済格差→失業率上昇と社会不安→第2次世界大戦の勃発。とまァ、こうした流れと謂えましょう。此れ、現在の状況に酷似している気がしてならないんですよ。

上記の文章の、ブロック経済とは、世界恐慌となり、輸出入も当然減りますから、自国や隣国や植民地のみでなんとかやって行こうと謂う考え方なんですね。当時、イギリスやアメリカは、世界中に植民地がありましたから、其れでやって行けたんです。でも、日本やドイツは植民地が少なく、不況下では経済が成り立たない訳です。となりますと、富める国VS貧しい国の対決となったんですね。其の後、ドイツはソ連に攻め込むんですが、此れにしても、自国の食糧確保の為、欧州きっての穀倉地帯である、ウクライナが欲しかったのが、理由の1つなんですね。

さて、今の世界にどう酷似しているかと申しますと、コロナの所為で世界大恐慌が目前です。輸出入も当然激減しています。日本には資源が無く、コロナで倒産企業が続出してますよね。そして、或る統計では、最悪の場合、我が国の失業者は300万人を超えると謂う試算も出ているんです。そして今、生活保護受給世帯は過去最多です。ネッ、スペイン風邪のケースと似てますでしょ!?失業者の増加は当然の事ながら、社会不安を生み、其のストレスを解消したくなり、内外に敵を造る訳です。ヒトラーの台頭にしても、失業率が高く、酷いインフレだったドイツで、「こうしたのは全てユダヤ人の所為だ!」と謂う主張が受けたからですもんね。

そしてね、僕、戦争が嫌なのは、必ずと謂って良い程、弱者を利用する処なんですよ。余り触れられない事が多いんですが、厳然たる事実なんです。幾つか例を挙げましょう。アメリカ最大の内戦、南北戦争では、バッファロー・ソルジャーと呼ばれた部隊がありました。彼らは非常に勇敢、最強の兵士達と呼ばれたのですけれど、此の部隊は、黒人兵だけで構成されていたんですね。そして、此の戦争に勝ったら、奴隷から解放し、市民権を与えると謂う訳なんです。第2次世界大戦では、日系人だけの部隊もありました。彼らは皆アメリカ生まれの日系2世でした。しかも彼らは、太平洋戦争が勃発した際、敵国の日本人と謂う事で全財産を没収、家族は砂漠で監禁されたんですね。「君達が勇敢に戦えば、家族は助かるし、アメリカの市民権を授けよう。」と謂う訳で、日系部隊は欧州の地で大活躍、多大な犠牲を払いながら、ローマで、ミュンヘンで、そしてフランスのアルザス等々、数々の激戦地を転戦しました。因みに、悪名高いダッハウ強制収容所、謂わずと知れたユダヤ人虐殺の地ですけれど、此処を救出したのは日系部隊なんですよ。

此れは「ウインドトーカーズ」と謂う映画にもなりましたけれど、コードトーカーと呼ばれた、インディアン兵士達が居ました。どういう事かと申しますと、ほら、戦地において、無線で連絡を取りますよね。でも、暗号を使う時間的余裕もありませんし、普通に喋っていては、無線を傍受された時に作戦がバレてしまいます。其処でアメリカ軍が考えたのは、通信兵として、インディアン兵を使い、彼らの言葉で喋らせる事でした。ナバホ族の人達に通信させれば、会話を傍受されても解読不能と謂う訳で、彼らは常に激戦地の最前線に送られたのです。こうした例は枚挙に暇がありません。此れも映画化された、「硫黄島からの手紙」と謂う作品がありますよね。太平洋戦争最大の激戦地と謂われた硫黄島で、星条旗が山頂に掲げられるんですね。其の最前線において、旗を掲げる危険な任務を背負ったのは、チェコ生まれの移民、貧しい農家の子、インディアンと謂ったマイノリティ達でして、所謂エスタブリッシュメント、一流大学を出た白人などは皆無でした。

戦争とはこんなに嫌な物でありまして、断じてやってはいけません。此のコロナを終息させ、経済を回復せねば、何時こうした惨事が起こるか分かりませんよね。でも僕、人間の叡智を信じています。第3次世界大戦を起こさぬ様、世界中の人達が協力し合えば、上記の様なマイノリティを使った、非人道的な事は無くなると思います♡
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