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ニュー・シネマ・パラダイス

本当に連日連夜、コロナコロナで嫌になりますよね…。コロナなぞ 何が何でも 吹き飛ばす、川柳にすらならない駄句を詠んだ処で、何も変わらないのが残念です…。さて今朝、新聞各紙に目を通してましたら、アメリカのシアトルの記事が出てました。イチロー選手の本拠地だった事で有名ですけれど、アメリカで最もコロナウィルスが蔓延している都市の由、街はもう、すっかりゴースト・タウンの様ですって。学校も図書館も官公庁も、ライブハウスもバーもレストランも全て閉鎖、通勤者が居なくなり、高速道路も地下鉄もガラガラだそうです。何でも、シアトル市民の皆さん、2か月は外に出ず暮らせる様、食糧や日用品を買い溜めしている由でした。EUのみならず、世界中の国々が、人々の移動に制限を掛けている状態ですし、日本なぞ、56か国から入国禁止を喰らう有り様です。

僕、思わず嘆息したのですけれど、アベ総理の先日の記者会見、案の定と申しますか、世界中から非難囂々ですって。「東京五輪は予定通り開催する」との発言に対し、「狂ってる」「お花畑」「彼の国だけ参加するだろう」「参加者が居ないので、メダルは日本人が独占」等々、ツイッターで、世界中からシニカルなコメントが殺到ですって、あ~あ。イギリスでしたか、五輪代表選手が不参加を表明しましたし、アベちゃん、もっと自分や自国を客観視しなきゃ。勉強が足りないんじゃないの!?貴方が考えている以上に、シリアスでクリティカルな状況なんですよ、分かってます!?

暗い話はもう、此れでおつもりにしましょう。話は変わるんですが、僕、映画をこよなく愛しているんですが、最近、映画館に中々行き辛いんですよね。人混みもコロナも怖いですもんね。で、急に思い出したんですが、かって僕、亡父と一緒に、香港で清遊した事があるんです。亡父は大の香港好き、多分彼、30回位行ってるんじゃないかしらん。香港料理は旨くて最高、何より買い物がタックス・フリーで安いんだと謂ってたんですが、彼の地の美人達が大好きだった気がしてなりません。だって亡父は、香港に高級ラウンジを造ろうと算段、国際FAXを何度もやり取りし、亡母にバレて強烈なビンタを喰らってましたもんね。

其れはさておき、僕、香港の映画館に行った際、強烈なショックを受けました。喫煙席ってありまして、どうするのかなァと観察してたんです。で、お客さんが煙草に火を付けましたら、エアー・カーテンが作動、客席の肘掛から大量の空気が噴出されまして、煙が其のまま、換気扇に流れる仕組みだったんですね。凄い工夫と感心したのですけど、エアー・カーテンの音が大き過ぎ、映画の音声が余り聞こえませんでした…。

ほら、最近の映画館って、没個性的と謂いますか、全席指定席の完全入れ替え制、皆ポップコーンを食べてますでしょ。昔はもっと、自由だったなァ。僕の小さい頃、大分の中心部には、10数か所映画館がありまして、勿論シネコンでは無く、3本立てやオールナイト上映なぞ当たり前でした。ですから僕、お弁当を2つ持参しまして、早朝から夕刻まで、映画館に居ましたもの。とっても羨ましく感じますのが、フランスの映画館でして、シネコンでは無い、独立系のシアターなのですけれど、毎年黒字で大変儲かっているんだとか。シアターの運営には、映画監督や役者さん、作家やプロデューサーまで関わっているそうなんです。映画を通じての子供の教育や、トークショーやイベントまで手掛けている由、此れが本当の文化ですよね。

かって東京には、個性の塊の様な映画館が沢山ありました。例えば駒込の300人劇場。此処は其の名の通りでして、キャパシティが300人なんですね。イランや中南米やアフリカ等々、中々お目に掛かれない個性的な映画を上映、演劇の講演や、噺家の独演会までやってました。浅草の映画館なんて、近くに馬券売り場があるもんですから、ホントに柄が悪かったなァ。だって、朝から皆さん、映画館で缶チューハイやビール呑んで、赤鉛筆片手に競馬新聞読んでましたもん。「禁煙」って大書しているのに、皆思い切り煙草吸ってまして、館内は真っ白でした。渋谷や銀座や新宿にも、個性的な劇場が多かったなァ。そうそう、福岡にもシネテリエ天神と謂う劇場があり、目立たないけれど、傑作を幾つも上映してくれた、僕の馴染みの映画館でした。

でもね、平成の終わり頃からでしょうか、全国に沢山あった上記の様なミニ・シアター、どんどん姿を消して行くんですよね。僕、何だか其の頃から、此の国は閉塞的になった気がするんですよ。大手シネコンが世間を席巻、広告費を湯水の様に使った大作じゃなければ映画じゃないと謂う風潮が世を覆った感があります。でもね、人間なんて十人十色、個性があって当たり前じゃありませんか。多様性や個性や個人の自由を尊重する、此れこそ文化と思いません!?日本全国何処に行っても、同じ様な時刻に、同じ様な構造の映画館で、皆がポップコーンを食べながら、同じ映画を観てるって、何だか怖くなりません!?何だか僕達はブロイラーの様に飼い慣らされてる気がするんですよね。こういうのって、下手をするとファシズムや、政府への無批判へと繋がる気がしてなりません。だからこそ僕、孤軍奮闘している全国のミニ・シアターには、賛同のエールを贈りたいんです。大分のシネマ5さん、別府のシネマブルーバードさん、日田シネマテーク・リベルテさん、頑張って下さいね!!

何だか今日は、途中からパーソナルな話になりまして恐縮です。さて、些か寝不足ですが、今日も精一杯頑張るぞ!
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