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♪ 真夜中のナイチンゲール ♪

梅一輪 一輪ほどの あたたかさ、そう申しますけれど、もう直ぐ立春と謂うのに、寒いままですよね。僕、週末になって気が抜けたのか、昨日は熱が出まして、終日床に臥せっておりました。どうにか熱は下がり、這う這うの体で出社した次第です。読者諸賢の皆様方も、此の季節はどうぞお身体にお気を付け下さいませm(__)m。

さて、風邪もインフルエンザも怖いのですけれど、今、最も恐ろしいのは、中国の新型肺炎ですよね。死者は300人を超え、1万5000人が罹患、世界26カ国にまで広がった由、お亡くなりになった方のご冥福を、心よりお祈り致します。其れにしても、我が国の新型肺炎対策、世界一遅いと酷評されてましたけれど、大丈夫なのかなあ…。

さて、此の新型肺炎が発生したのは武漢市、此処大分の友好都市ですけれど、彼の地はちょうど、中国の真ん中に位置するんですね。肺炎が広がるのも、其の地勢的な要因も多いのかと思われます。人口1100万、東洋のシカゴと呼ばれる程の大都市でして、工業とハイテク企業の数を合わせると、優に5000社を超すんだとか。此の街の機能が麻痺すると、此のグローバルな世の中では、様々な処に影響が出ます。世界経済も失速するでしょうし、中国から日本への観光客も激減するのは必定です。因みに、2000年から去年までの、百貨店の倒産件数は、115件もあるそうですが、訪日客が減りますから、物が売れない上に消費税増税でしょ。こりゃ、全国のデパートは勿論の事、旅行代理店や航空会社、ホテルや旅館等々、様々な処に影響が及ぶでしょうねえ…。

でね、僕、此の新型肺炎で、中国の抱える様々な問題が浮き彫りになった気がしたんです。と謂いますのは、武漢市の都市部は、病院が多数あるので、何とかなると。でも、都市以外の農村部では、病院が無く、打つ手が無いんだとか。でも此の地域格差の問題、寧ろ日本の方が深刻かもしれません。だってね、僕の生業である、医療の世界で考えてみましょうか。

憤り 我が踏む雪に 雪明り、と謂う秀句がありますけれど、僕、全く其の心境でして、此の国の医療政策は、早急に見直す必要があると思います。だってね、2025年には、最大で27万人の看護職員が不足するってんでしょ。全国29都道府県で不足する由、特に酷いのが、関東圏なんです。千葉の医療崩壊は広く知られた処、拙ブログで再三紹介したので、割愛しますけれど、例えば都内の荏原病院さん、明治の御代から続き、伝染病棟を持つ、伝統ある老舗の公立病院です。今回の新型肺炎でも、患者さんが搬送されています。でね、此の荏原病院さんでは、2007年の事ですが、316人の看護師が必要な処、58人の欠員が出て、産科病棟の1つを閉鎖しました。古いデータと思う事勿れ、一昨年には、茨城の鹿島労災病院さんと、神栖済生会病院さんで、医師が大量退職、其れに伴いスタッフも続々と辞めてしまいました。鹿島労災病院さんでは、40人居た常勤医師が8人にまで減ってしまったんだとか。で、結局此の2つの病院さんは統合したんですね。2つの病院では、479病床あったのですけれど、スタッフ不足で、実際に稼働していたのは何と、193床だけだったとか。

僕ね、東京五輪だ、リニア新幹線だ、大阪万博だ、原発再稼働だと、寝言を謂ってる場合じゃないと思うんです。だって、2025年に大量に看護職員が足りないんですぜ。此れを放置していては、日本の医療崩壊でありましょう。病院って、人の命を救う、地域に無くてはならない物でしょう。五輪をしなくても、誰も死にませんよ。でね、此れは余り謂われないのですけれど、実は病院って、地域経済にも必要不可欠なんです。今、実際に就業している看護師さんって、全国で凡そ140万人なんですが、自動車関連の就業者が540万人ですから、かなりの規模です。そして、看護師の殆どは女性です。となると、女性の社会進出の手助けにもなりますし、夫々の地域に雇用が生まれます。そして、病院が、其の地域の中核産業になっている処もあります。千葉県の房総の鴨川市にある、亀田総合病院、僕も見学させて貰いました。此処は、看護学校から病院に老健、建築事務所やクリニックまで持つ巨大な法人でして、グループの売り上げは、市の会計を大きく越しています。看護師さん達が其の地に定着すれば、其の地で多くの消費が生まれる訳ですから、地域経済の活性化にも繋がります。もう1つ、病院って、様々な職種と繋がりがあるんです。製薬会社や医療機器産業は勿論の事、給食で食材を消費します。リネンでクリーニング業界、空調は家電店にお願いしますでしょ。多くのパソコンを院内で使いますし、勿論銀行とも取引があります。病院旅行の際は、旅行代理店にお世話になりますし、医療雑誌は書店に注文し、広報誌を出す際には、印刷会社さんにお願いします。ネッ、多種多様な業界と密接な繋がりがある訳で、国は簡単に病院を減らすと謂いますけれど、其れを強行すれば、地域経済に悪影響を及ぼす、僕、そう思えてなりません。

2025年と謂えばもう待った無しです。逡巡している時間的余裕はありません。政府の皆さん、どうか、看護師さんの育成を最重要課題の1つとし、全力で取り組んで下さい。でなければ、地域の医療も経済も壊れてしまいます…。
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こんにちは、

中国の発表は以前から信用できず、現実ではどれだけの患者数なのか見当もつきません。
オリ・バラで外国の人たちで一杯になると思われメリットもありますが、どこかの国から恐ろしい細菌が持ち込まれる危険性も大ですね。

No title

春駒さん、こんにちわ。

本当に、罹患者の正確は数字は分からないのが実情じゃないでしょうか。武漢市を離れた人も、千人単位でいると言いますし、恐ろしいですよね…。
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