FC2ブログ

小日本主義

初雪に 降り込められて 向島 二人が中へ 置炬燵 酒の機嫌で爪弾は 粋なお方に三下がり 其処が浮世か 浮世が実か 誠比べの 胸の中、こんな艶っぽい情景には僕、とても縁がありませんけれど、いやァ、其れにしても冷えますねえ…。尤も、其れ以上に薄ら寒い気持ちがするのが、我が国の政治でありましょう。

アベ総理、「中東には行かない」と謂ってましたのに、またもや掌返し、やっぱり行くそうでして、全くもって腹の座らない、器の小さな男だねェ。でも、此のヒトが行ったって所詮蟷螂の斧、アメリカにもイランにも、ましてやEUやロシアになぞ、何も謂える筈がありませんぜ。でね、本当に外交音痴だなァと呆れるばかりなんですが、近々、中国の習近平主席が来日するんですが、国賓待遇なんですって。あのねえ、習と謂えば今、世界の鼻つまみ者でありまして、香港の民主化デモを暴力で鎮圧、チベットやウイグルをも弾圧、他国である台湾の総統選挙にも関与と、ファナティックで独裁的な男でしょ。実際、アメリカやEU諸国は、こぞって習に対し非難囂々なんです。こんな危険人物を国賓って…。

外交だけではありません。内政も滅茶苦茶です。実質賃金も名目賃金--現金で支給された給与の事ですね--も下がる一方だそうで、昨年の台風被害や、消費税増税が、此処に来て、ボディ・ブローの様にじわじわと効いて来たと謂う事でしょう。おまけに、ダブル・パンチと申しますか、アメリカとイランの対立により、石油価格が高騰、ガソリン代も物価も上がってますでしょ。給与が下がり税金と物価が上がり、景気が良くなる筈がありませんぜ。後継者不在や人手不足による倒産も増加している由ですし、生活保護受給世帯は過去最多でしょ。現代ビジネス誌かな、此れから3年後の予想が出てましたけれど、貯金ゼロ家庭が急増、経済格差は広がる一方、将来を絶望し、犯罪や自殺が増えるんだとか。そうそう、今朝の大分合同新聞、地元のローカル紙ですけれど、「老朽空き家 悩む自治体」との記事が出ていました。所有者が亡くなったり、相続人が特定出来なかったり、理由は様々ですけれど、大分県内の空き家って、9万7700戸もあるんですって…。家屋が古くなり、倒壊の危険性も高く、台風が来たら、大変な事になりますよね…。読者の皆様、こんな日本が、住み易いと思われますか!?

僕、腐り切った自民党政権を倒さねば、此の国の未来は無い、そう確信しているのですけれど、其の為には、権力をチェックする為、マスコミによる正当な批判って、必要不可欠だと思うんです。でも、今のマスコミって、産経も読売も、フジもTBSも、自民党べったりでしょ。此れじゃあ、日本国民は皆、共倒れですよ。本当の事を書き、真実を国民に知らさなくては!

かって此の国は、無謀な戦争に突き進み、300万人の死傷者を出し、無残にも大敗しました。其の時、朝日も毎日も、戦争礼讃だったんですよね。でも、気骨あるジャーナリストも居たんです。彼らは、生命の危険を感じながらも、「戦争はやってはいけない。アメリカを始めとする、世界の殆どの国々を敵に廻して勝てる筈が無い。」と謂いました。其れは、石橋湛山であり、清沢洌であり、桐生悠々であり、僕の曽祖父である、蜷木稔です。先ず、石橋先生は、住職の息子であり、幼少時からお寺で育てられました。長じてから早稲田大に入学、卒業後は新聞記者・陸軍少尉・町会議員を経て、日本最古の週刊誌、「東洋経済新報」編集長に就任、独裁的な軍部への批判を終戦まで続け、戦後は大学の学長に就任、そして総理の座に就くも、惜しくも病気で退陣しました。清沢先生は、石橋先生の部下でして、17歳の時に渡米、ワシントン大学を出てアメリカで新聞記者となります。帰国後、貿易関係の仕事を転々とし、日経新聞と朝日新聞の記者を務めフリーとなり、欧州全土を取材した、知見を広げた上で、軍部を批判した事で有名です。桐生先生は、東京帝国大学法学部卒、保険会社・公官庁・出版業と職を転々とした後、朝日新聞記者となり、軍部批判を展開、当局の逆鱗に触れ、名古屋の田舎に隠棲、個人雑誌を創刊します。

そして、此れらのビッグ・ネームの足元にも及びませんが、当院の創立者、僕の曽祖父の蜷木稔は、宇佐神宮の神官の子として生まれました。熊本大学医学部に進み、芸者遊びに耽溺、其れが校長にバレ、罰として人力車を曳いたり、印刷工場で働かされたり、牛乳配達や新聞配達も長年したんだとか。医師になってからは、当時は日本の植民地だった韓国の病院で勤務、そして大分市内で医院を開業し、市議・県議を歴任後、大分県医師会会長を経て、当院を開設するんですね。実は曾爺さん、恥ずかしながら前科者でして、其れは、戦争中に衆院選に立候補した際、「此のままでは日本はアメリカに負ける!」と演説、其れで捕まっちゃったんです…。

さて、上記の優れた先生方には、或る共通項があるのがお分かりでしょうか。其れは皆さん、アカデミックな教育を受けた事に加え、人生経験が豊富なんですよね。つまり、鳥の目虫の目魚の目と申しましょうか。即ち、様々な人生経験を経た事に依り、高い処から物事を見る鳥の目、地面に近く現実を見る虫の目、水の流れを読む魚の目を、兼ね備えていたからこそ、日本が戦争に負けると謂う事が分かったんだと思います。僕、確信しているのですけれど、上記の方々が今、もし生きていたら、舌鋒鋭く、アベ政権を強烈に批判していた事は間違い無いでしょう。出でよ、第2第3の石橋湛山!そういう人が居ないと、此の国は決して良くなりません!

明日から3連休の方も多いかと存じます。でも、残念ながら些かお天気は下り坂でして、どうぞ皆様、行楽の際には傘を忘れずに。僕、映画でも行って来ようかな。では、来週火曜日に又お会いしましょう。暫しの間、ごきげんようさようなら(^.^)/~~~
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR