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映画って本当にいいものですね~♡

僕、幼い頃から映画が大好きでして、本当に幼い頃、小学校低学年の頃から劇場に日参していました。恐らく、観た映画は、優に1000本以上と思います。僕が小さい頃って、野球と読書と映画位しか娯楽が無かった気がしますし、またねえ、今の様なシネコンなぞ無く、個人経営の映画館が多かったですもんね。僕の亡父も映画好きでして、彼はドクターだったんですが、劇場の支配人をタダで診察してあげてました。お蔭で、親父と劇場に行くとタダでして、随分と恩恵に与ったものです。しかもね、当時は2本立て3本立てが当たり前、同じ値段で3本観られるんですもの、朝に劇場に入り、出るのは夕方だったりして、僕、お弁当を作って貰って、終日映画館に居る事もしばしばでした。

さて、つい先日も2本、観て来まして、色々と考えさせられたんですよ。先ずは、ロシアで観客動員800万人、興行収入40億超えと謂う大ヒットを飛ばした、「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」を、昨日観ました。僕、戦争は大嫌いですけれど、軍艦や戦車は大好きなんです♡と申しますのも、極限まで考え抜かれた機能美ってんですかね。鍛え上げられた肉体が美しいのと同様、其れを軍艦や戦車にも感じるんです。だって、全く無駄がありませんでしょ!?世界初の戦車はイギリスのマークⅠ、此れは時速6㌔に満たず、7・7㍉の機関銃を積むのがやっとでした。1世紀を経た今、僕の大好きなドイツのレオパルドⅡ戦車なぞ、時速72㌔、120㍉の大砲を積んでますもんね。戦車の歴史は、人類の技術史でもある訳です。さて、本作ですけれど、戦車好きの僕も納得する程、時代考証はきちんとしていました。戦史の通り、ドイツの3号戦車にパンター戦車、ハノマーク兵員輸送車に重装甲車、そうそう、シュトルヒ偵察機が出たのも嬉しかったなァ♡ソ連側のT34戦車も実働する物を使った由でして、戦闘のシークエンスは中々見事でありました。でもねえ、演出と脚本は酷過ぎました、トホホ…。と謂いますのも、T34戦車に乗って、敵国ドイツの国内を走破、チェコまで逃げると謂うのが粗筋なのですけれど、あのねえ、そんなの不可能ですぜ。ドイツの爆撃機が飛んで来たら、爆弾落されて其れでお終いです。大体、T34戦車って、戦闘能力は優れていたのですけれど、エンジンやトランスミッションやラジエーターが非常に弱く、故障が頻発していたんですね。そんな脆弱なシステムで、単身で敵中を何百㌔も行ける訳ないじゃん…。しかもね、T34の最高速度は時速55㌔ですぜ。そんなノロノロ運転で、見つからない筈が無いでしょ!もう1つ、戦車って本当に燃費が悪いですから、ガソリンを補給しないと、直ぐに動かなくなるんです。作中、「燃料が足りない…」と主人公がボヤくのですけれど、給油するシークエンスなんて皆無でしたもんね。よくもまァ、こんな駄作に仕上がったもんだと僕、途中からずうっと、笑ってましたもの。

そして、大分のミニシアター、シネマ5で観て来たのは、「今さら言えない小さな秘密」と謂うフランス映画でした。未見の方の為、詳しくは書けませんけれど、基本的にはコメディなんですね。南仏のプロバンスを舞台に、自転車屋さんを巡る珍騒動でありまして、笑いあり涙あり、愛情ありコミュニケーションの難しさあり、都会と地方の対立があり、人の生き方までも考えさせられる、決して派手では無いけれど、中々の佳作でした。そうそう、チラシで見た、オランダやインドやスウェーデンやベトナム映画も、夫々、女性の自立や音楽、移民の犯罪や自国の歴史をテーマにしており、中々面白そうでした♪

今年の東京国際映画祭グランプリは、デンマーク映画でして、此れは、老人介護がテーマの作品です。ベルリン国際映画祭金熊賞は、監督の分身であるイスラエルの青年が単身パリに渡り、何とか同化しようとするも、様々な障壁に邪魔されると謂うお話でしょ。ベネチア国際映画祭金獅子賞はアメリカ映画の「ジョーカー」、現在大ヒット中でして、僕も観ましたけれど、重要なテーマの1つとして、貧困層と富裕層の対立があります。こうして見ますと、優れた作品って、すべからく現代的ですよね。

僕が最近観た邦画って、「劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」ですけれど、此の作品のテーマは愛、年齢差があろうとも、同性同士だろうとも、愛こそが全てであり、笑いあり涙あり、中々の傑作でした。

こうして並べてみますと。、映画って、其の国の文化水準を表している気がしてなりません。となりますと、ロシアって今、とっても危険な状態じゃないでしょうか。だってね、先の「T34」、明らかに国威高揚のプロパガンダ映画でして、荒唐無稽で滅茶苦茶なお話ですもん。ロシア万歳、プーチン大統領万歳、でありまして、此れが大ヒットって、健全な社会では無いと思います。実際、プーチンって、極東で、中近東で、東南アジアで、アフリカで、虎視眈々と、自身の勢力を着実に伸ばしてますでしょ。黒海のクリミア半島の実効支配に始まり、ウクライナでの暗躍、日本の北方領土での大規模な軍事演習、そして、「バルト3国は48時間以内に制覇出来る」と豪語して憚りません。

僕、今後のロシア映画の動向には、注目して行きたいと思っています。もしロシアで、愛や平和や移民への寛容、と謂ったテーマの作品が大ヒットする時が来たら、其の時初めて、独裁者プーチンの治世が終る時なんじゃないかなァ…。何だか今日は、映画を通じての、拙い比較文明論となって恐縮ですけれど、読者の皆様が、少しでも得る処があれば幸いです♡
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