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 the undefeated

暑かった葉月も終わり、早い事にもう長月、此の調子では、令和元年も直ぐ終わってしまいますねえ…。僕、猛暑と東京出張の疲れと寝不足の所為か、どうも風邪気味でして、週末はゆっくりと骨休め、のんびりさせて貰いました。

♪蚊帳の中から 花を見る 咲いてはかない 酔芙蓉 若い日の 美しい私を抱いて 欲しかった しのび逢う恋 風の盆♪、此の季節になりますと、石川さゆりさんの名曲、「風の盆恋歌」をどうしても思い出します。此の曲の舞台、富山市の「おわら風の盆」とは、人口2万人の山間の小村に、毎年30万人近い人達が訪れる、盆踊りなんですね。日本では珍しく、胡弓が奏でられ、3日掛けて行われ、もう300年以上の歴史があるんだとか。夕闇迫る山間の街に闇が溶け出し、お揃いの浴衣の男女が、笠を被り声も出さず、粛粛と踊る様は、まるで能に似た幽玄の世界だそうで、僕、是非とも1度、行ってみたいんですよね~♡何でも、1度目にしたら毎年行かずにはおれないそうでして、誰か一緒に行ってくれないかなァ…。

さて、「おわら風の盆」に思いを馳せながら僕、モヒートを片手に、ヘミングウェイを久方振りに再読していました。ひりひりといした硬質の文体、そして題材が流石なんですよね。キリマンジャロの山頂を目指し、道半ばで倒れた豹。少年の成長物語。従軍中の悲恋。エロティックな三角関係。何れ劣らぬ傑作揃いでして、でも僕、「勝者には何もやるな」が大好きなんです。未読の方もいらっしゃるでしょうし、粗筋にはあえて触れませんけれど、昨日僕、様々な勝負を生で観ていまして、「勝者には何もやるな。勝利するまでの過程が素晴らしいのであって、それ以上褒める必要は無い。力及ばず敗れた敗者にも美しさがある。」と謂うヘミングウェイの言葉を痛感しました。

先ず、テニスの全米オープンですけれど、世界ランク1位の女王、大阪なおみ選手に、弱冠15歳の超新星、ココ・ガウス選手が挑みました。全世界のテニス・ファン注目の一戦でしたが、大阪選手の完勝に終わりました。僕、WOWOWで生で観ていたのですけれど、第1セットは兎も角、第2セットはココ選手、まるで歯が立たなかったですもんね。近年のアメリカのテニス界にはスターがおらず、其処にココ選手の様な逸材が現れたものですから、取材はヒートアップするばかりでした。しかも全米オープンですから、会場はアメリカのココ選手への応援一色だったんですね。ところが大惨敗、ココ選手は号泣していたのですけれど、大阪選手は何と心根の優しい人か、僕も貰い泣きしちゃったんですが、敗者に向かい、「一緒にインタビューを受けましょう」ですって。「1人で泣くより、ファンに話した方が良い」、そうしましたらココ選手、「学ぶ事が沢山ありました。なおみ選手、本当にありがとう。」ですって。いや~、感動しますよねえ…。でね、此のココ選手、僕が見る処、大変な逸材でありまして、順調に育てば、大阪選手の座を揺るがす程の才能を持っています。いや~、大阪選手、未だ21歳なのに「敵に塩を送る」と申しますか、軍神と呼ばれた戦の天才、上杉謙信公並みの器の大きさですねえ、いや、感心しました。

そして、同じWOWOWで、イギリスで行われた、WBC・WBA・WBO世界ライト級タイトルマッチがあったんですね。現代ボクシング界のトップ中のトップ、チャンピオンのロマチェンコ選手に挑戦したのは、世界ランキング1位のキャンベル選手でした。共にオリンピックの金メダリスト、素晴らしいテクニックとスピードを誇り、ハイレベルな一戦だったですねえ。でも、全ての面でロマチェンコ選手が上回り、キャンベル選手は劣勢を強いられました。でもね、僕、感動したのはキャンベル選手の其の戦う姿勢でして、炭鉱で長年働いて来たお父さんを亡くしたばかり、そして地元イギリスの大観衆の声援、どんなに苦しくてもKO負けだけは出来ないと決意したのでしょう。ハードパンチを幾つも貰いながら、倒れる事を断固拒否、歯を食いしばって耐えながら、ボディブローやカウンターを狙う其の姿勢には感心しました。キャンベル選手、昨夜は君の夜では無かったけれど、精進を重ねれば、必ずやきっと、チャンピオンになれますよ。グッド・ラック!!

そして、此れも僕、ネットで生中継を見たのですけれど、将棋の天才少年藤井7段が、17世名人の谷川浩司先生と対戦したんですね。勝者は挑戦者決定リーグ戦に進めると謂う大一番でした。熱戦が期待されたのですけれど、何と57手で藤井7段の完勝、いや~、意外でしたねえ。尤も、谷川先生に大きな見落としがあったそうですが、一言も言い訳は無く、40歳下の勝者を讃え、美しい敗者でありました。

僕、つくづく思うんです。長い人生、ずうっと順風満帆で行く筈がありません。負けたり、挫折する事があって当たり前ですもんね。大事なのは負けた後でありましょう。其処で立ち上げれるか否かが、其の人の真価を決める気がしてなりません。僕?僕だって、50年以上生きて来て、ダウンを喰らった事なんて何度もありますよ。でも、歯を食いしばって立ち上がり、KO負けを断固拒否し続けて来た心算です。歴史上の偉人を見ても、古の劉備玄徳に始まり、徳川家康公、日本一の私鉄の近鉄を造った金森又一郎、松下幸之助、松本清張に吉川英治、そして田中角栄と、皆さん、極貧や大病、学歴の無さを乗り越え、大成した方々ばかりですもんね。徳川家康公なんて、3歳で母と生き別れ、6歳からの人質生活は10年以上、しかも其の間、敵国に1度、拉致されています…。そして8歳でお父さんを亡くし、17歳で初陣するも味方は大敗、21歳で家臣の大半が謀反ですよ…。此処までのハンディがあって、天下を統一するんですもん、人間、頑張れば何だって出来ますよね!!よおし、今週も全身全霊で頑張るぞ!!
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