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♨HOT-SPRING RESORT♨

おはようございます。今朝は色々とアクシデントというかハプニングもありまして、ブログに取り掛かるのがすっかり遅くなりました。昨夜は別府市内のホテルで会合がありまして、病院に関するお話を色々と聞きました。詳細は書けない事も多いんですが、一言で言うと、まあ行政のやる事成す事の殆どが、医療現場の実情と大きく乖離していまして、お役人はIQは高いんでしょうが、ペーパーの上だけの判断、机上の空論ばっかりです…。もういい加減現場を振り回すのは止めて欲しい、というのが病院関係者のコンセンサスと思いますねえ。ゴールド・プランだ、パワー・リハビリだ、療養型病床群の廃止だ、何だかんだ言ってましたが、行政の言う事は何ひとつ上手く行っておりません。こちらからすると、嫌味のひとつも言いたくなりますよ。ご自身も官僚だった文豪森鴎外の小説、「最後の一句」の非常にアイロニカルな言葉を借用すれば、「お上の事には間違いはございますまいから。」であります。

さて、会合も無事終わり、大分行きの電車を待つ間、別府駅前を暫し散歩していたんですね。まあ寂しい事寂しい事、深夜でも無いのに商店街のシャッターの殆どが閉じられ、これは行政だけの問題では無いんでしょうが、哀しみすら覚える静寂と暗闇でして、これじゃあゴースト・タウンと変わらない有様、西部劇ならば、枯れた草の丸い塊が風で転がって来る所です。日本一の源泉数と湧出量を誇る、国際観光都市別府の名が泣きますよ。

時は下って大正デモクラシーの時代、ここ別府の地に、油屋熊八という人物が愛媛より移住して来ました。この熊八翁、明治生まれの男ならではの克己心と弛まぬ努力、そしてアメリカ留学のモダンさとバイタリティを持ち合わせた類稀なるアイディアマンでして、観光地別府の基礎を造り上げた立志伝中の人物であります。「旅人をねんごろにせよ」というサービス業全般に共通するホスピタリティをモットーとしまして、自ら立ち上げた亀の井ホテルにはお客さんの急病に備えて看護師を常駐するという、まるで病院の当直体制みたいですが、これを大正時代の凡そ100年前に実践してるんですから、恐れ入った人物です。現在、全国の人気を集める湯布院を開発し、超高級旅館「亀の井別荘」を立ち上げ、観光バス会社を設立し日本初の女性バスガイドを運行し、別府港に汽船が接岸出来る桟橋を作り、宣伝看板を日本中に立て、♨のマークを発案し日本中に広め、ゴルフ場を作り、やまなみハイウェイの雛型となる観光自動車道を提唱し、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」のキャッチフレーズを富士山山頂に建て、と八面六臂の大活躍、これらは全て自己資金と借財で賄い、お上には決して頼らないという姿勢に限り無く共感を覚えますし、別府の大恩人と言えるでしょう。そして高度経済成長により観光ブームが到来、別府はこの世の春を迎える訳です。

もっと時代を遡りますと、風土記や万葉集等々に別府温泉の記述があるぐらいですし、平安時代には温泉の守り神として火男火売神社が祀られ、鎌倉時代には温泉奉行という職まであり、元寇の役の負傷者が湯治に来た記録が残っているそうですから、日本最古の歴史ある温泉と言えますね。この様な由緒正しい歴史と発展がありながら、現在の体たらく、目を覆うばかりの低迷ぶりは何とした事でしょうか。泉下の熊八翁も泣いてますよ…。

では別府の再生にはどうしたらいいのか、と誰しも感じるでしょう。僕、考えました。物事の成功のキーワードって幾つかあると思うんですけれど、まずは徹底する事だと思うんですよね。思い切って範を海外に取ってみました。チェコのカルロディ・ヴァリ、イギリスのラグビータウンであるバース、ハンガリーはブタペスト、ベルギーのスパ。これらは謂わずと知れた欧州の著名な温泉保養地なんです。その中でも別府に最も近いと思われるのが、ドイツの高級温泉保養地、バーデンバーデンでしょう。人口僅か5万人ですが、ローマ帝国の時代からの長い長い歴史を持つ地でして、ここら辺も別府に酷似しています。さて、このバーデンバーデン、温泉での療養治療にも医療保険が適用される上に、温泉の医学的効果についても国の厳重な審査の末、認定されていますので、利用者も安心ですね。カジノありコンサートホールありクアハウスありラグジュアリーホテルあり、勿論病院あり、と至れり尽くせり、少子高齢化の日本において、これからお年寄りが増えるのは誰しもが周知の事実ですから、別府一帯を介護の街へと特化する、という案なんです。別府は観光地ですから、特異な産業人口の形態でして、サービス業である第三次産業が80㌫を占めますけれど、な~に、病院や福祉の業界はホテルマンと同じですからね~(^^)、ホスピタリティの面では共通していますので、全くの他業種からのシフトよりは容易と思います。観光要素も勿論残しつつ、産業人口を医療・介護へとシフトし雇用も確保する訳です。そして、別府市最大の宿泊施設である杉乃井ホテルでは、消費電力の半分が温泉を生かした地熱発電ですからね、この研究と普及を進めれば脱原発でエコ・タウンの完成です(^^)。そうそう、北海道のある病院では、「あたらしい湯治」と銘打ち、滞在型の温泉治療を勧めている様ですし、著名な精神科医であります故斎藤茂太先生は、温泉の種類によっては精神疾患に効く温泉もある、とおっしゃっていました。もう一点、別府湾のお魚の味は日本一の美味と僕は思いますから、これも沢山アピールする必要があるでしょう。

観光と医療(医食同源でも構いません)とエコの街、あたらしい湯の街、別府。どうですかね!?中々の名案と思うのですが、政治家の皆さん、アイディア料なんて野暮な事は申しませんし、無断借用大いに結構ですから、是非実現して下さい!僕、もしそうなれば、大分から、毎日電車で温泉に入りに行きま~す♨♨
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