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社長洋行記

今からもう、30年前になりますか、僕、当時は海外放浪を繰り返してまして、其の時は確か、東南アジアを廻って一旦帰国、そして、中国の観光ビザを取り、確か日航だったと思うのですけれど、航空券も押さえ、北京の安宿を3泊分リザーブしたんですね。さァ明日から中国だ、四川料理も食べたいし、万里の長城や紫禁城や兵馬俑は必ず見なくちゃと意気揚々、荷造りを追えて床に就こうとした深夜、高校時代の親友だったS君から電話があったんです。「いいからTV付けろ!」、何事かと思ってスイッチを入れたら、天安門事件の勃発でして、あれには心底吃驚しました。だって、戦車が学生を轢き殺しているんですもの。S君と話し合い、こういう時こそ中国に行くべきだと意気投合、そしてカラスカァと啼いて夜が明けて、身支度をしてましたら、何と外務省から電話があったんですね。「中国への渡航はどうしてもされますか?」との由、何でも、日航機に乗るのは、外務省の方1人と僕だけだったそうで、泣く泣く飛行機をキャンセルしたのですけれど、あの時、もし行ってたらどうなってたんだろ!?

そして、亡父はこよなく香港を愛してまして、お供して行った事は数知れず、彼は彼の地に、美しい女性達を集めて、高級クラブを造ろうとしていた位で、其れは亡母に露顕して往復ビンタを喰らい、断念したんですが、そうした経緯もあり、僕、中国や香港には関心を持ち続けて来ました。其の所為でも無いんでしょうが、大学院まで行って、其処で専攻したのが、台湾を中心とした、アジア地域の国際関係論でしたもんね。

で、先日から、ホンコン・イズ・バーニングと申しますか、大変な事態となっています。「香港での犯罪の容疑者は、即刻中国に引き渡す様に」と謂うお達しがあり、民衆が猛反発、何と100万人を超すデモとなりました。うん、僕、香港の人達の言い分は尤もだと思いますねえ。だって、中国の司法なんて、権力者のやりたい放題、滅茶苦茶でしょ。どんな微罪の容疑者だろうと、問答無用でしょっ引かれるだなんて、言語道断ですぜ。中国側は、催涙ガスや放水でデモを鎮圧、70人が拘束されたそうでした。皆様ご存じの通り、香港は長く、英国の植民地であり、一国二制度であり、中国とはあらゆる意味で違っているんですね。もし、容疑者の引き渡しが現実となりますと、無差別逮捕や思想統制、言論弾圧となるのは必定でしょう。

大体ね、中国なんて、統一されている方が不思議なんですよ。彼の国の歴史を振り返れば、統一されていた時期の方が珍しいでしょ。春秋戦国に始まり、三国志の時代を経て、南北朝に五代十国、集合離散と呉越同舟の繰り返し、此れが中国史であります。そして今、経済格差は激しくなるばかり、大規模な汚職は相次ぎ、有力者のコネクションが幅を利かせ、そして中国内には10もの言語があり、55もの少数民族が混在しているんですよ。不安定要素ばかりでありまして、其れを抑えつける為、中国共産党は、独裁体制を敷いている訳です。今では、監視カメラやAIまで駆使し、民主化を求める人達を弾圧し続ける始末です。僕、断言しますけれど、こんな悪政が続く筈はありません。中国は此のままの体勢が続けば、何れ必ず分裂する、此れ、僕の持論なんです。

でもね、今やGDP世界2位の経済大国の中国であり、民主化に向けて、矢張りソフトランディングしかないでしょう。万が一米中戦争が勃発すれば、日本だって多大な被害を受けます。となりますと、我が国はどうすれば良いのか、と謂う事になるんですが、僕、其れには教育しか無い、そう確信しているんです。現在、中国から日本に来た留学生って、凡そ12万人居るんだとか。彼らが、母国とは異なる海外の民主主義を学び、帰国すれば、必ずや中国は変わるでしょう。

近代史を見て下さいよ。中国の建国の父と呼ばれた孫文さんは、日本に亡命していた時期が長く、東京の日比谷に住み、各界著名人と交流、勉学を積み、そして中華民国を建国しました。因みに、孫文さんに住居や生活費を提供したのが、後の総理である犬飼毅でした。其の孫文の弟子の蒋介石さん、後の台湾総統は、東京で、日本陸軍士官学校に入学、新潟で軍人として勤務しました。同じく、台湾総統になった李登輝さんは、京都帝国大学卒でしょ。韓国大統領の朴さんは、日本陸軍士官学校を出た中尉さん。崔大統領は東京高等師範学校卒。マレーシアの現首相、マハディールさんは、熱烈な親日家であり、彼のお子さん達は皆、日本で教育を受けています。戦争中、日本は酷い略奪を繰り返し、アジアの国々に多大な迷惑を掛けましたけれど、教育と謂った点では、少しだけ寄与出来たかもしれません。だって、上記の人達は皆、母国の経済成長や発展を成し遂げた方達ですもんね。

僕、教育こそが全てを変える、そう信じているのですけれど、現在の中国では、富裕層が急増した為、子弟を外国に留学するケースが急増しているんですって。イギリスのパブリック・スクールなぞ、中国人だらけだそうです。でね、彼らが高等教育を受け、紳士としての立ち居振る舞いを身に付け、民主主義を体感し、帰国した暁には、中国は大きく変わりますよ。

もし、日本に留学した中国人学生の皆さんが、平和で民主的な新生中国を造る事が出来たならば、我が国も、アジアの平和を側面から手助けした事になりますよね♡1日も早く、其の日が来る事を僕、心待ちにしています。其れにしても中国警察の皆さん、香港の人達への弾圧や拘束を、今すぐ止めなさい!!
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