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family business

作家の田辺聖子先生がお亡くなりになり、昨日、其れが公表されました。謹んでご冥福をお祈り致します。合掌、礼拝…。僕、先生の膨大な作品を全て読んだとはとても謂えませんけれど、短編集の幾つか、そして代表作の1つである、「新源氏物語」は愛読したなァ。とりわけ、田辺先生のエッセイは抱腹絶倒でありました。僕、其のエッセイは、何故か新幹線の長旅のお供にしていたのですけれど、極めて上質な大阪風味の上質なユーモアに、思わず吹き出す事も多く、笑いを堪えるのに苦労したものです。先生、あの世でも、盟友カモカのおっちゃんと仲良く呑んで下さいね♪そう謂えば、田辺先生の諸作品、スタッフにプレゼントしたのですけれど、読んでくれたのかなァ…。

其れにしても興味深いのは、二世作家って、何故か女流が圧倒的なんですよね。古くは、幸田露伴先生の娘、幸田文先生に始まり、鴎外先生の娘、森茉莉先生でしょ。太宰治先生の娘の2人、津島祐子先生に太田治子先生。そして、井上荒野先生に吉本ばなな先生。軽妙洒脱なエッセイストでは、阿川佐和子先生に壇ふみ先生、斎藤由香先生もいらっしゃいまして、誠に多士済々でありましょう。こうした実例を見ていますと、文学と謂う芸術は、何代か掛けて熟成して行くのかなァと、そんな思いもするんですよね。実際、食通と呼ばれるには、祖父・父・子と、3代を重ねなければとても無理、そういう説もある位ですもんね。

此処から、パーソナルな話になりまして恐縮なのですけれど、僕の生家は代々、医師を生業としていまして、幼い頃からずうっと、家業を継げと散々謂われ続けていました。でもねえ、僕、血を見るのがどうにも嫌でして、本を読んだり野球をしている方が余程性に合いまして、こりゃとてもドクターなんて無理だなァと思い続けていたんです。何とか医学部には入るものの、直ぐに中退する始末でした。其れから紆余曲折に臥薪嘗胆があり、現在の理事長職に就いたのですけれど、時折思いますのが、何せ僕、生まれた時から病院の隣に住んでましたからね、医療其のものが、肌身に浸み込んでいる感がありまして、其処だけは自信があるんです。だって、幼い頃から周りには、ドクターにナースに事務員さん、技師さんに栄養士さんに製薬会社の人達しか居ないんですもの。自然と彼らの考えや感性は分かる様になりましたし、其の点では、病院運営において、他の方よりもアドバンテージがあるのかもしれませんね。

でね、僕の母方って、元々は宇佐神宮の神官でありまして、何と平安期から39代続く古い家柄ですから、事業継承と申しますか、家業を続けるってどんな事なんだろうと、自然と関心があり、色々と勉強した事があったんですね。すると、面白い事が分かりました。例えば会社ですけれど、3代目で倒産する例が最も多く、凡そ6割に達するんだとか。成程ねェ、3代目辺りが分岐点になる訳でして、其れで僕、企業史や日本史を調べてみたんですよ。先ずは成功例から行きましょうか。ユニクロやヤマト運輸さんは、2代目が大成功しました。自動車のスズキ、星野リゾートは4代目であります。歴史を振り返れば、戦国期に関東の王として君臨した北条家、其の絶頂は、3代目氏康公の時でした。血縁関係にはありませんけれど、織田信長公~豊臣秀吉公~徳川家康公と、3代目が幕府の礎を築きました。其の徳川幕府が安定したのは、3代目家光公の時代であります。明治維新においても同様でして、先ずは吉田松陰先生の様な、預言者であり教育者が現れ、若者達を育てます。そして2代目に当たるのが、西郷南洲翁や高杉晋作先生の様な、実際に軍隊を動かし、幕府を倒す革命家ですね。しかし、教育者や革命家の殆どは、旧体制と激しく対立しますから、其の殆どが天寿を全うする事が出来ません。そして、最後に登場するのが、実践者でして、教育者や革命家程のスケールはまるでありませんけれど、理想と現実をすり合わせながら、国家運営に携わると。初代総理の伊藤博文が其の役割でしょう。

続いて悪い例を。NHK大河ドラマにもなった平清盛、「平家に非ずんば人に非ず」と嘯いた程、天下に君臨しましたけれど、平氏の天下は僅か4代で終わりました。其の平家を倒し、初の幕府を鎌倉に開いた源氏も、3代でお終いでした。其の源氏に対抗した、奥州藤原氏も、4代目は敗戦に次ぐ敗戦、樺太まで逃げようとするも、最後は部下に裏切られ憤死ですもんねえ…。

そして今、世襲議員の悪い面が出ていると思うのですけれど、今回の政府の予算案、何と、ゆるキャラ予算まで付いている由でして、皆さん、そんなの必要と思います!?記者団が担当大臣であるアソウに問い質した処、其の答えは、「知らねえな」って…。そして其のアソウの親分であるアベに至っては、「老後に年金以外に2000万必要」との公式発表を覆し、「年金は100年安泰です」ですって。あのねえ、どっちがホントやねん!?

僕、其の家が栄えるか否かって、やっぱり教育と環境しか無い様に思うんです。恐らくきっと、アソウもアベも、甘やかされて育ち、学業は勿論の事、社会勉強も全く足りなかったんでしょう。其の点僕なぞ、参考書の答えを丸写ししては母に殴られ、家の障子を破いては母に殴られ、盛んに盗み喰いしては母に殴られ、ってそりゃ当たり前なんですが、信賞必罰の家で育ちましたもんね。そして長じては世界中を放浪、スラム街から超高層ビルから、砂漠からエベレストまで見てますから、其れなりに人生経験は豊富な心算ではあります。うん、当院の歴史は63年、僕で5代目の理事長ですけれど、欧州藤原氏や平氏では無く、徳川幕府を目指して頑張ります!!
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