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ア・ルース・ボーイ

随分と暖かくと謂うか、暑くなりまして、衣更え 前もうしろも 風に満ち、あれ程寒かった冬が嘘の様に、過ごし易い季節となりました。ところで、春夏秋冬、何時呑んでも日本酒って美味しいんですが、此の時分、旬の伊佐木の塩焼きと冷や酒なんて、目を細める程の旨さでありましょう。謂えね、僕、到来物の土佐のお酒、司牡丹を冷やしておいて、昨夕少々頂いたんですが、とっても美味しかったなァ。やっぱりねえ、古くから酒造がある処って、米良し水良し、先ず間違いありませんよね。伏見に灘。新潟に高知。広島に秋田。僕は断然、所謂男酒、シャープな辛口が良いですねえ。端麗な甘口の女酒も、美味しいのですけれど、ずうっと呑んでいるともたれる感があります。其れにしても、大吟醸なぞ甘いだけで、昔ながらの辛口の本物のご酒が僕、一番好きですねえ。

司牡丹を頂きながら、とつおいつ考えていたんですが、古来から此のお酒が果たした役割って、人類の歴史を大きく変えたと思います。先日、古代アンデスの最古の帝国--現在ではペルーの国の場所だそうです--の遺跡を調べた処、ビールの大醸造所の跡が見つかったそうです。何と、1度に2000㍑も造れたそうで、うう~ん、古代のブルワリーですよね。ワリ帝国と謂う大国だったそうで、皇帝が有力者は勿論の事、敵対者も集め、チチャと謂うトウモロコシのビールを呑み、大宴会を開催、相互理解を深め、数世紀に渡り、平和を保ったんだとか。本邦で宴会が始まったのは平安期と謂われてますけれど、織田信長公・豊臣秀吉公・徳川家康公の三傑も、接待外交と申しますか、ホスト役として、完璧なアテンドをし、大成功を収めています。中世の欧州では、宮廷外交と謂いまして、外交官や貴族や王族達が、豪奢な料理とワインを楽しみながら、虚々実々の駆け引きをし、互いの国益を守る為、宴会の席上で、必死に戦っていました。かって、18世紀にイギリスが孤立しそうになった際、ロシアを味方に付け、難を逃れた事がありました。其の際、単身ロシアに渡ったのが、ジェイムス・ハリス伯爵でして、オックスフォード大を出て、数か国を喋れ、楽器も達者、歌もお上手な、イケメンのスポーツマンだったんですね。宴会の席上、ジェイムス伯爵に、時のロシアの女性皇帝エカテリーナ2世がメロメロ♡になり、とうとう戦争が回避された事もあるんです。そうそう、我が国の天皇陛下の宴席では確か、日本酒は菊正宗、ワインはシャトー・ラフィット・ロートシルトの最高級品で、世界中の賓客をもてなすとの事でした。

宴席と雖も馬鹿にする事勿れ、でありまして、宴会の席上、世界史が動いたのは厳然たる事実でありましょう。でね、本当に僕、憤りを覚えるんですが、アベの野郎、プーチン大統領と散々宴会をしておきながら、北方領土の問題はとうとう、立ち消えになりましたでしょ。おまけに、日本の教科書からも、「北方領土は日本固有の領土」と謂う文言が消えるそうでした。何でえ、アベの野郎、只の売国奴じゃありませんか。おまけに、特定技能者と謂う名目で、外国人労働者に福島原発の後処理をさせ、沖縄では数回の選挙で何度もNOと謂うのに、辺野古基地の建設を進めてますでしょ。そして僕、呆れ果てたんですが、アベの肝煎りで、官僚にファンドを造らせ2000億を出資し、ソニー・東芝・日立の液晶ディスプレイ部門を統合させ、新会社を設立したんですって。そうしましたら、物の見事に大失敗、大赤字を出し、中国と台湾の合弁企業に買われたんですって。しかも、同様の経緯で発足した6つのファンドが、大赤字を垂れ流しているんだとか。僕、此れ程無能な総理って、初めて見た気がするなあ…。

しかもね、アベ総理、「地方創生」とか、訳の分からん事を謂って、悦に入ってまして、もうねえ、何とかに付ける薬はありませんぜ。頼むからお願いだから、何もしないで下さいm(__)m。

閑話休題、一昨日ですか、東京都美術館で、クリムト展が開催され、凄まじいまでの人気だとか。僕、彼の絵の大ファンでして、是非とも観に行きたいんですよ~。官能的で退廃的、金色を効果的に使い、何とも謂えない、圧倒的な画なんです。クリムトはとんでもなく女性好きでしたけれど、将に天才でありましょう。でも、其の天才クリムトと雖も、1人で彼の芸術が成立した訳ではありません。ウィーンの地に、建築家のワーグナーやホフマン、画家のシーレ、デザイナーのモーザー等々、錚々たるメンバーが集まり、互いに切磋琢磨、そして偉大な芸術が生まれた訳です。

本邦でもそうでして、例えば鎌倉文士村が有名ですよね。鎌倉の地に、自然発生的に優れた作家が集結しました。川端康成や芥川龍之介を筆頭に、数十人の作家が集まり、優れた作品群が大量に生まれた訳です。埼玉の浦和には画家達が集まりましたし、都心から離れた馬込の地にも、作家が集結しました。此れ、面白いなァと感じたんですが、今、仙台がそうなりつつあるんです。直木賞作家の伊集院静先生に熊谷達也先生。メジャーな賞は取っては居ませんけれど、超売れっ子の伊坂幸太郎先生。いぶし銀の魅力の私小説作家、佐伯一麦先生。錚々たるメンバーでして、東北は、あの忌まわしい震災を経験した、新たな文学の発信地として、注目の的なんだとか。

ですからね、政府がごちゃごちゃと、色々と口も手も出すんで、色んな事が上手く行かなくなるんですよ。東北の復興や福島の原発の廃炉にしたって、あの震災から何年も経ち、政府主導でやって、何も解決してないでしょ!ならば、規制を取り払い、民間に任せたら良いんですよ。僕、其れの方が寧ろ、上手く行くと思うんだけどなァ…。政府の皆さん、チンケなプライドを棄てて、民間に頭を下げて頼んでみては!?
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