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the mule

傘さして 駆け来る女 春の雨、此処大分は昨夕から、しとしとと 雨しとしとと 春の雨、でして、いやまァ、良く降るなァ…☂僕、何だか久方振りのお休みを頂いた感がありまして、先週はストレスフルな日々が続きまして、どうにも参りました。本来ならば今日は骨休めする心算だったんですが、明朝、予定が立て込んでいまして、日曜日ですけれど、急遽拙ブログを更新しようと思い立ちました。折角のお休みですけれど、暫しの間、お付き合い頂けると幸いです。

其れとね、どうしても読者の皆様にお伝えしたい事もあったんですよ♪謂えね、僕、先日、映画「運び屋」を観て来たのですけれど、大傑作でありまして、いや~、凄かったです。予告編では既に紹介済みでして、アメリカで起こった実話なのですけれど、何と90歳の白人男性が、メキシカン・マフィアの資金源である、ドラッグの運び屋になる、と謂うお話であります。其の設定だけでも吃驚ですよねえ。しかも実話だってんですから、事実は小説よりも奇なり、でありました。そしてね、本作の監督、クリント・イーストウッドの作品は、僕、此の四半世紀、常に映画館で観続けているんです。紛れも無く、現代の映画界を牽引する名匠の1人でありまして、皆様、お時間がございましたら、是非是非劇場に足をお運び下さい。

さて、以前の大傑作群、「ミリオンダラーベイビー」や「許されざる者」、「J・エドガー」や「硫黄島からの手紙」等々に勝るとも劣らず、本作の脚本も演出も撮影も大変素晴らしく、至福の2時間でした。又ねえ、クリント・イーストウッドが88歳で主演、此れが又、大変結構ですし、脇を固める俳優陣も、演技派が勢揃い、お話を引き締めていました。だって、「地獄の黙示録」のローレンス・フィッシュバーン、「ハンナとその姉妹」のダイアン・ウィースト、今大人気のブラッドリー・クーパー、「バベル」のマイケル・ペーニャ、そして「ゴッドファーザーPARTⅢ」のアンディ・ガルシアって、皆さん、アカデミーからカンヌからの常連じゃありませんか♡新旧の演技派が大集合、其れだけでも一見の価値ありと謂えましょう。しかもね、主役のクリント、御年88歳ながら、若い女性達と仲良くするシークエンスがあるのですけれど、其れがちっとも不自然じゃありませんで、何と謂う若さかと僕、驚嘆するばかりでした…。流石は、実生活でも、65歳年下の彼女と付き合っているだけありますねえ。いやはや何とも、其れでいて、本作のクオリティは非常に高い訳ですから、脱帽に最敬礼、スタンディング・オベーションでありましょう。こうなったらもう、とことん付き合いますから100歳を超えても撮り続けて欲しいです♡

本作は、サスペンスフルであり、ロードムービーであり、アメリカ社会の現状、異人種間の交流、家族愛に老い、様々な要素が過不足無く入ってまして、其の意味でも素晴らしいのですけれど、僕が強く感じましたのは、人って矛盾した存在であり、人種を問わず、完璧な善人も居なければ、100㌫の悪人も居ない、と謂う事でした。

閑話休題。

(私も、長くは生きていられない…)と、これは、梅安が仕掛けの稼業に入ってから、折りにふれて胸に噛みしめていることであったが、ことに年が明けてからは、そのおもいが強くなっている。今度、八十両という仕掛料が入ったので、梅安は、この金を伏見・墨染の欣浄寺におさめ、津山悦堂の永代供養を頼むつもりであった。人を殺して得た金で、恩師の供養をすることの矛盾を、世の人びとが知ったら、なんとおもうのであろうか…。世の中の仕組みは、すべて矛盾から成り立っている。これは絶対のことで、未来永劫変わるまい。

いきなりの引用ですけれど、此れ、作家の池波正太郎先生の代表作であり、幾度と無く映像化された時代小説、「仕掛人・藤枝梅安」の一節です。此の藤枝梅安と謂う主人公、鍼医者として大変な名医であり、多くの病人を救うのですけれど、様々な因縁から、仕掛人と謂う、金で人を殺す悪の道に染まると謂うお話なんですね。人は、良い事をしながら悪い事をし、そして生きて行くと謂うのがテーマでありまして、実は此れ、今回の映画の「運び屋」にそっくりなんですよね。主役のクリントは、ドラッグの運び屋で得た金で、多くの善行を行いまして、じゃあ其れって、本当に悪行なのか、神ならぬ僕達が、安直に判断出来る事じゃありませんよね。

そしてね、クリント演じるアールと謂う老人も、仕掛人の藤枝梅安も、自分がやっている事が正しいとは、決して思っていないんです。其れでも、様々な業を背負いながら、言い訳1つせず、自分なりのルールを頑なに守り、精一杯頑張る訳で、決して肯定は出来ないにせよ、男の生き方の1つではあると僕、とっても感銘を受け、未だ余韻に浸っています。でね、素晴らしいのが、アールも梅安も、限られた生を、出来る限り楽しもうと、食生活も異性との交友も対人関係も、明るく、ユーモアたっぷりに楽しむんですよ。僕も殆ど同じ感性ですけれど、其れを改めて、88歳のクリント・イーストウッドから教えて貰った気がしてなりません。

よおし今日は、雨でどうせお外には出ませんし、食通の藤枝梅安に倣い、自炊しようっと♪又ねえ、作中で旨そうな物ばっかり食べてるんですよ。さっと煮た新鮮な白魚に、お醤油を少し垂らし、溶き卵をかけた物。子持ちハゼに湯豆腐。貝柱を炊きたての飯に乗せ、山葵醤油と焼き海苔を振りかけた物。深川飯に、胡麻油を垂らした根深汁。生姜と葱で味付けた野兎の鍋。う~ん、涎が出そうですけれど、そうですねえ、貝柱飯を作り、其れを熱燗でやってみようかな!?やっぱりねえ、限りある人生なんですから、悔いを残さぬ様、楽しく愉快にポジティブに、明るく笑顔で仲良く過ごすのが1番ですよね♡

折角のお休みに、長々とお付き合い頂き、誠に恐縮でしたm(__)m。其れでは皆様、引き続き日曜日をお楽しみ下さいませm(__)m。其れでは明後日火曜日の朝に、又お会いしましょう(^^)/~~~
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