FC2ブログ

一本刀土俵入り

道たゆと いとひしものを 山里に きゆるはをしき こぞの雪かな、いや~、其れにしても寒いですねえ☃実は僕昨晩、遠方で仏事がありまして、割と長距離移動だったんですが、五臓六腑が冷え込んだ感がありまして、帰宅して漸く入浴、冷や酒をグッとやりまして、其れでも未だ、骨の髄まで寒さが残り、閉口した次第です。

其れ以上にお寒いのが我が国の政界でありましょう。僕、一体全体、どんな感性をしているのか、甚だ疑問なのですけれど、自民党の皆さんの人格を疑いますよね。だって先ず、桜田大臣ですけれど、白血病に罹患した水泳の池江選手に対し、「がっかりしている。五輪が盛り下がらないか心配。」ですって。もうねえ、外面似菩薩内面如夜叉、人面獣心とは此の事でありまして、苦しんでいる方への思いやりなぞ皆無でありまして、こんなクズの外道が、五輪担当大臣ですぜ。僕、本当に吃驚したんですが、アソウ副総理、「自分が総理時代の資料は、残さない様に努めている」そうでありまして、いや~、常識を疑うなァ。あのね、僕、恥ずかしながら、大学院まで行きまして、国際政治を学んだんですね。政治に関連する本は、大量に読んだんですが、総理クラスの政治家になりますと、何らかの形で記録を残すんです。筆の立つ人は、自ら回顧録と謂う形にしますし、或いはオーラルヒストリー、口述と謂う形式で記録に残します。そして、後世に判断を仰ぐ訳でして、其れが政治家の務めなんですよね。いや~、曲がりなりにも一国の総理が、「資料を残さない様に努めている」だなんて、全世界の笑い者ですぜ。そして、スガ官房長官は、官僚が持って来る統計に対し、あからさまに嫌な顔をし罵倒、其れであらゆる資料のメイキングが始まったんだとか。しかも其れ、アベ総理も黙認してたそうじゃありませんか。

マスコミも酷いもんでして、民主党政権時は、どんな小さなスキャンダルでも針小棒大に取り上げ、閣僚クラスを辞任に追い込むなぞ日常茶飯事だったのに、今では全く何も謂いませんでしょ。そして僕、どうしてこういう事に触れないのか、不思議で仕方無いんですが、独身女性の3人に1人は貧困状態なんですって…。何がアベノミクスなんだか!しかもね、福島のメルトダウンした原発の核のゴミ、デブリと謂うそうなんですが、「其れを取り出せます」と東電が威張って謂ってました。あのねえ、あの大惨事から、何年経ったと思ってんの!?もうねえ、言葉を喪います…。

驕る平家は久しからず、自民党一強体制も、必ずや終わりが来ますよ。だって、全世界の歴史を見ても、1つの党が永遠に国を支配した事なぞありませんもの。自公体制にも徐々に綻びが見えつつありますし、今度の地方選でも、自民党が分裂して選挙する処が多いでしょ。福井、福岡、島根、徳島…。しかもね、此の前、自民党大会が開かれたそうですが、元総裁の谷垣氏が演説した際、アベ総理より数倍もの拍手だった由でした。そしてね、こんな悪政が何時までも続く筈がありません。其処で思い出しますのが、幕末の偉人、勝海舟先生のお言葉なんです。

どうも、大概の物事は、外からでは無く、内より破れますぜ。

此れ、将に自民党の現状を言い表して、誠に至言と思えてなりません。勝先生と謂えば、昨今の自民党政治家とは較べものになりませんで、修業時代は、毎日2時間しか寝なかったとか。其れもね、極貧の生活の中、禅の達人であり、剣術は免許皆伝、オランダ語と英語を解し、兵学と航海学を学び、咸臨丸船長として太平洋を渡った日本海軍の祖であり、専修大学と東洋大学を設立した大人物であります。其の勝先生も、誠に波乱万丈、起伏の多い人生だったんですが、其れが人格を陶冶したんでしょうね~。今の二世三世議員とは大違いでありましょう。でね、其の勝先生の伝記を僕、今読んでいるんですね。非常に興味深いのが、作家の方も、勝先生の境遇にそっくりでして、誠に凛々しくも清々しい名文なんですよ。将に巻を擱く能わずと謂う言葉がぴったりでして、連日読み耽っているんですが、作者は子母澤寛先生と謂う方なんですね。彼の有名な「座頭市」の原作者でもありまして、子母澤先生は道産子でして、幼い頃に両親と死別、大料亭を経営する祖父に育てられました。ところが其の料亭も左前となり、苦学しながら明治大学を卒業、働きながら弁護士を目指すんですね。電気商、材木商、新聞記者と職を変えるうち、ひょんな事から作家としてデビュー、たちまちの内に売れっ子になりました。僕、つくづく思うのですけれど、昔の歴史小説家って、本当に文章が上手なんです。此れって皆さん、多彩な経歴の持ち主であり、人生の苦楽を骨身に沁みてご存じだからじゃないでしょうか。

「宮本武蔵」の吉川英治先生は小学校中退、港の建設工事や漆塗り職人、工員に新聞配達と職を転々としながら、独学で小説を学びました。「徳川家康」の山岡荘八先生も又、小学校中退後、工員、職人、印刷屋、雑誌編集者を経て、大作家となりました。「瞼の母」を筆頭に、股旅物で有名な長谷川伸先生も、吉川先生山岡先生同様の経歴でして、道端に落ちている新聞を拾って読み、其れで漢字を覚えたと謂うんですから、思わず貰い泣きですよね。今では余り読まれてない様ですけれど、「一本刀土俵入り」も「関の与太っぺ」も誠に名作中の名作、古き良き義理人情の世界でして、笑いあり涙あり、是非ご一読下さいませm(__)m。其の長谷川先生のお弟子さん、「鬼平犯科帳」の池波正太郎先生も、元々はペンキ屋に工員に証券会社の丁稚ですもんね~。

矢張り、艱難汝を玉にす、涙と共にパンを食べた人でなければ、人生の本当の味は分からない訳でして、今の政治家の皆さん、其の意味が分かってくれるかなァ…!?
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR