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納豆を 檀家に配る 師走哉

其れにしても寒いですな。北風が吹き荒れまして、身体のみならず、懐までもが寒い心持なんですが、昨日の政府の発表と来たら、まァ酷いもんでございました。戦後2度目の景気拡大だなんて、寝言を謂いやがるんですな。毎日の食事に困る子供達は7人に1人、生活保護受給家庭は過去最多なんですが、するってえと何かい、此の人達も景気の恩恵を受けてるって事なんでしょうが、大嘘を付くのも大概にしやがれ、あたくし、こんな出鱈目には騙されませんぜ。儲かってるのは、官公庁とほんの一部の上場企業だけでございましょう。謂えね、あたくし、此の間忘年会がありまして、少々遅くなったもんですから、タクシーに乗ったと。そうしましたら、其の運転手さんが謂うには、「いや~、売上は10年前の半分以下でして、ヒイヒイですよ。」ですって。あたくし、実体経済を把握しているのって、お偉方よりも、タクシーの運転手さんの様な気がしてなりません。まァ、こんなペテンが何時までも続く筈がありませんで、風車 風が吹くまで 昼寝哉、こういう時は、お淑やかな和服美人の膝枕で、旨い物を喰って呑んで、うたた寝してやり過ごすのが、大人の知恵ってもんですな。

とまァ、下手糞な噺家口調は此れでおつもりと致しまして、謂えね、僕、昨晩寝る前に、古今亭志ん朝師匠の落語をYOUTUBEで観たもんですから、江戸前の話し方が移っちまいまして、こりゃどうにもいけねえ、って、もうホントに通常の文体に戻します♪

さて、此の寒い時期になると無性に食べたくなるのが、ふぐに渡り蟹でして、此処大分は世界一お魚が美味しい処と、ついつい地元贔屓になるのですけれど、かって長崎の五島列島で両親と食べた「かっとっぽ」、此れも大層な美味でありました。聞き慣れない言葉ですが、長崎の郷土料理でして、ハコフグと謂う小さいふぐのお料理なんですね。ハコフグのお腹をくり抜き、其の中に、味噌やお酒や葱を混ぜた物を入れ、囲炉裏で焼くと。其れを頂くんですが、僕、中学生の癖に、両親と一緒に冷や酒も呑んじゃいまして、ふぐと味噌の濃厚な旨味が口中に広がり、いやァ、美味しかったなァ。当時の学校の先生、ごめんなさいm(__)m。

近年、食文化の面でもイノベーション、革新の波が押し寄せている様でして、フレンチでもヌーベル・キュイジーヌと申しますか、ワインでは無く、日本酒を合わせるのも、決して不思議な事じゃありませんもんね。欧州やアメリカ、そして日本の専売特許だった高級ウイスキーも、今大好評なのは、台湾産の物なんだとか。亜熱帯の国ですから、樽に入れたウイスキーが早く熟成するんですって。プロのバーテンダーも、ブラインドで呑んだら、欧州産か台湾産か、分からない位の出来だそうです。「カバラン」と謂うウイスキーの由、フルーツとチョコの薫りがし、繊細で柔らかいのですけれど、力強さもある味だそうで、ううん、今度呑んでみようっと♪

閑話休題、朝日か産経か忘れたんですが、「納豆かき混ぜマシーン」が売り出されたそうで、自動攪拌機なんですね。少々眉唾ですけれど、どうやら納豆って、427回かき混ぜると一番美味しくなるそうで、此のマシーンが其れをしてくれるそうでした。此の納豆、僕も大好きでして、ほぼ毎日の様に食べているんですが、皆さん、何を入れます!?鰹節、生卵、大根おろし、青のり、葱、辛子、其処ら辺がポピュラーでしょうか。東北や北陸では、納豆に砂糖を入れると聞きますし、より粘り気を出す為、オクラや山芋を投入する方も居るんだとか。僕、色々と試行錯誤したんですが、今ハマっているのが、納豆に、味噌・胡麻・玉葱か葱・鰹節・ちりめんじゃこ、そして辛子と醤油を少し入れる食べ方です。中々イケると思いますので、読者の皆様方、是非お試しあれ。

さて此の納豆、一説に依れば、日本では縄文期から食べられていたと謂います。でもね、興味深い事に、東南アジア全域でも韓国でも、納豆に似た食べ物がありますから、大陸或いは南方から伝わったのかもしれません。興味深いのは、中国を飛び超えて、ヒマラヤの近くに、日本人そっくりの人達が住んでいて、其処では餅にこんにゃく、お米にお茶、絹に漆と、僕達の文化に酷似しているとか。勿論納豆もあるそうです。もしかしたら、僕達の親戚筋に当たる人達なのかもしれませんね。

納豆きる 音しばし待て 鉢叩、此れは芭蕉。朝霜や 室の揚屋の 納豆汁、此れは蕪村。納豆の 糸引張って 遊びけり、此れは一茶。納豆売り 新聞売りと 話しけり、此れは子規。和尚の 酒盛納豆で 跡を引く、此れは読み人知らずの川柳。とまァ、日本の文藝においても、納豆は切っても切れない仲、将に糸を引く縁があるんですよ。著名作家の多くが、夫々の作品の中で、納豆を上手な小道具として使っているんです。

太宰治は、女性と別れる際の修羅場の晩餐で、納豆が登場します。夏目漱石は、冬の風物詩として、納豆売りの声が聞こえて来る描写があります。其の納豆売りの声を、幻想的に捉えたのは、泉鏡花でした。国木田独歩は、納豆売りの声を、武蔵野の田園風景の点景として登場させました。僕の敬愛する永井荷風は、納豆茶漬けを何度もお代わりする下町女性を描き、其の食欲を、生命力の象徴としました。林芙美子は、文学と謂う芸術に生きる自分との対比として、現実の社会を納豆になぞらえました。小林多喜二や宮本百合子ら、プロレタリアート作家は、貧困の象徴として、納豆を取り上げています。ネッ、納豆1つ取っても、中々奥深いと思いませんか!?う~ん、僕、何だかお腹がぐうぐう鳴り出しまして、よし、コンビニ行って納豆買って来ようっと!

此れから段々とお天気は下り坂の由、雪が降る処もある様でして、皆様、防寒対策にはどうぞお気を付けになって、素敵な週末をお過ごし下さいませ。其れでは又来週、セイム・タイム、セイム・チャンネルでお会いしましょう(^.^)/~~~
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