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抜山蓋世

秋の長雨と申しますか、其れにしても良く降りますねえ☂朝がほの 紅むらさきを 一いろに 染めぬ割りなき 秋の雨かな、こういう時って、意外と冷え込んだりして体調を崩し易い物、実際僕、カラスカァと啼いて夜が明けたら、尾籠な話で恐縮ですけれど、鼻がグズグズで参りましたもん。読者諸賢の皆様方、お休みの際は、どうぞ厚着してお布団にお入り下さいませm(__)m。

さて僕、昨夜はスタッフの皆様と会食の機会がありまして、慰労会になるのかな、談論風発意気軒昂、誠に楽しい夜でした。参加された皆様方には、改めて御礼申し上げます。是非又お誘い下さいね、喜んで参加します。色んな話を聞きながら、ふと思った事がありまして、そう謂えばうちの病院のメンバーって、本当にバラエティに富んでるなァと痛感したんですね。剣道日本一の人が居れば、テニス部やバスケ部の元キャプテンが居て、演劇の舞台に立った方や楽器に長けた人、元官僚やヨットマンも居て、誠に多士済々、勿論皆さん夫々の部署におけるプロフェッショナルなんですが、やっぱり様々な人材が揃っている組織が強いですよね。実際昨夜も、僕が聞いたのは、或るスタッフが文化人類学のフィールドワークで、アフリカに数年居たって話ですもんね。

閑話休題、僕、長年に渡る虎キチ、阪神タイガースを愛して止まないんですが、とうとう今季は最下位が決定、とっても寂しい思いをしています…。でね、タイガースの選手編成って、非常に偏ってまして、右投手と左打者ばっかりなんですが、其れより何より、大卒の選手を非常に好むんですね。プロ野球の世界なのに、学歴偏重とは此れ如何にでありまして、良く分からないなァ。でもね、面白いデータがありまして、プロ野球の選手編成って、監督の経歴に非常に左右されるんですよ。例えば阪神の金本監督、ご自身が東北福祉大卒だからか、地方の大学卒の選手を好みます。長嶋監督は立教大卒、東京六大学卒のプレイヤーでチームを固めました。社会人を経てプロ入りした落合監督など、中日の選手は社会人経験者ばかりでしたもんね。野村監督はご自身の経歴同様、高卒選手を獲る傾向が強かったです。イチローを育てた仰木監督もそうですね。闘将と呼ばれた、故星野監督は幼少時に父君を亡くしていますから、片親の選手を贔屓にしていました。

政界官界実業界に目を向けても、同様の傾向があります。政治の世界は二世三世議員ばかりで、何だか歌舞伎同様、世襲の世界になりつつあるでしょ。官僚なぞ、どの省庁でも東大卒ばかりでしょ。私大出で、官僚のトップである、事務次官になった人なんて聞いた事がありません。実業界を代表する経団連だって、東大卒・雇われ社長・60代の男性のみで構成されてますでしょ。勿論皆さん、野球人として実業人として、超一流なのですけれど、組織論としては、大変失礼ながら、ど素人と思えてなりません。此れ、聞いた話なのですけれど、日本人特有の嗜好があるそうで、付和雷同性と謂うか均一性と申しますか、同じ匂いをする人、同様の考え方をする人を集めたがるそうです。物事何でも一長一短、日本人特有の、和を以って尊しと為すってのも、決して分からんではありませんが、此のボーダーレスでグローバルな時代において、其れって些か古過ぎませんか!?

実際、古今東西の歴史を紐解いても、異端者達を自分達の組織に上手く取り込んだ集団が、大成功を治めてますもんね。かって、秦と謂う国が、史上初めて中国を統一しました。万里の長城を造った秦の始皇帝ですね。彼は、韓非子の考えに強く共感、其の政策を推し進めるんですが、其れは極端過ぎる程の法律重視の思考だったんですね。即ち、法の下、人民を縛り付けると謂う考えなんですが、始皇帝が存命中は何とか其れで持ったんですが、彼の死後、秦の国は直ぐに崩壊しましたもんね。其の後、楚と謂う国が、中国統一目前まで行きます。力は山を抜き気は世を蓋う、有名な項羽将軍の天下になりかけたんですが、彼にも大きな欠点があったんですね。其れは、己の身内ばかりを重用する事だったんです。最終的に勝利を治めたのは、漢の国の劉邦でした。彼は、法で人をがんじがらめにせず、能力さえあれば、どんな経歴の人物でも抜擢したんですね。実際、漢の国は数世紀持ちましたけれど、秦も楚も、とても10年行かなかったですもんね。古代ローマ帝国然り、モンゴル帝国もオスマン帝国も、そして大英帝国も、多くの人種から構成された組織でした。

僕、熱心なファンではありませんけれど、サッカーワールドカップは、1986年のメキシコ大会から観ています。でね、サッカー大国と謂えば、南米のブラジルにアルゼンチン、欧州のドイツとイタリア辺りです。ところが近年、南米勢は優勝どころか、決勝戦にも全然進めないんですね。だって僕、2014年のワールドカップ、眠い目をこすりながら、準決勝のドイツVSブラジル戦を観た時、飲んでいた珈琲を吹き出しそうになりましたもの。優秀候補の大本命、監督は名将の誉れ高いスコラーリ、しかも地元のアドバンテージがあるブラジルが、1-7の大敗でしょ。あれは本当に吃驚しましたねえ。でもね、かっては南米勢と欧州勢って、良い勝負だったんです。ところが此処10数年、欧州側の圧勝が続いてまして、其の理由は、「様々な人種が混在し、其れを組織的にまとめあげたから」と思えてなりません。身体能力は寧ろ、南米勢の方が優れている気がするのですけれど、体力的には劣るんですが、組織論に長けた欧州勢が勝ってしまうんですよね。

日産を見事立て直したカルロス・ゴーンさん、彼は中近東のレバノン生まれ、ブラジルで育ち、フランスの大学を経て、日本でビジネスマンとして大成功、そしてロシアと中国でも仕事をし、6か国語を流暢に話せるそうなんですね。其の彼を支えた、日産の広報担当役員って、田中径子さんと謂う女性でした。此の田中さん、上智大学を出てアメリカのスタンフォード大に留学、駐ウルグアイ大使を務めたと謂う異例の経歴の持ち主なんですね。ゴーンさんも田中さんも、此の国では異端者だったと思うのですけれど、此のコンビが見事日産を立て直した訳でしょ。

当院は勿論、経歴国籍学歴性別、何の関係も無く、やる気があって素直な方ならオールオーケー、全てウェルカムです。でも、日本と謂う国は、右を見ても左を見ても、画一的で排他的な価値観が蔓延している様に思えてなりません。そんな閉鎖的で大丈夫なのかなァ…。
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