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AQARIUM >゜)))彡

おはようございます。今日の大分は何だか変な天気です。夜中には雨が降った様ですし、鉛色の曇天で、肌寒く気分もブルーになりがちですよね。

今朝は早めに出勤しまして、何となくネットで新聞を見ていましたら興味深い記事がありました。朝日新聞の記事によりますと「シーラカンス繁殖域、タンザニア沖にも 遺伝子を解析」なるものでして、「生きた化石とも呼ばれるシーラカンスの新たな繁殖地が、アフリカ・タンザニア北部にある事を、東京工業大などの研究チームが遺伝子解析で突き止めた。従来はアフリカ大陸沿岸で漁網にかかるものは数百㌔沖のコモロ諸島で繁殖したものが、海流に流されてきた迷子と考えられてきた。」という記事なんです。このシーラカンス、約3億8000年前に出現し、現存する古代魚でして、従来は東南アジアやマダガスカル島近辺で生育していると思われていたのですが、新たな根拠地が発見されるとは、とんでもなくしぶとい魚でして、この生命力には驚かされます。

かってのシーラカンスは、世界中の海や川や湖を我が物顔で泳いでいました。大型の肉食魚で空気呼吸が可能、多様な姿でも知られ、鮟鱇の様に丸いものや、体長が4㍍を超えるものがありました。原生するシーラカンスは2種類のみで、深海に棲み、浮き袋には空気では無く脂肪を詰め(海水より脂肪の方が比重が軽い為浮力を得られるのです。)、やや鈍重ですが敵の攻撃は堅い鱗でカヴァーするその姿は、将に生きた化石ですよね。

この、古代魚の仲間には、シーラカンスを筆頭に、ハイギョやチョウザメ、南米はアマゾン河に原生するアロワナやピラルク、ノーズフィッシュ、ナイフフィッシュ、キューバ原産のガーなどがありまして、何処となく水棲の恐竜を思わせるんですが、これは個人でも鑑賞する事が充分可能なんです。そうです、熱帯魚観賞ですね(^^)。

僕、魚を飼う楽しみを知ったのは、小学校低学年の頃でした。何故そういう事をしたのか、全く記憶が無いのが残念なのですが、両親にあちらこちらに連れられて行った際、淡水魚を網で捕獲し、庭にあった大きな池に放ち、人工の生態系を造る事を始めたんです。昭和50年代の湯布院や別府の川ではグッピーなんて沢山泳いでいました。街中は何処でも温泉が流れてますから、冬でも適温で勝手に繁殖していたんだろうと推測出来るんですね。僕、喜び勇んで多くの魚を捕らえ、子供心にそれだけでは不十分と思ったのでしょう、田螺や水草や蛙や泥鰌や亀までも捕まえては生家の池に放流していました。それなりに手入れをしてあった庭、その一角を占める池はかなりの野性味を帯びて来ており、虫なども増え、母が苦虫を噛み潰した顔をする頃、大分を超大型台風が襲いました。この台風、かなりの大きさだった様で小学校は臨時休業、数日家から出られなかった事を記憶しています。台風一過の翌日は初秋の爽やかな快晴、程良く乾燥した心地良い空気の中、久方振りに外に出た僕の目に、空っぽになった池が飛び込んで来ました…。流石にそれを再建する元気は湧いて来ず、何時しか魚への興味は薄れたのですが、それを取り戻したのは30代の頃でした。

僕、生家である病院に勤める事となったのですが、そこの待合室には、熱帯魚の王様と呼ばれる両巨頭、ディスカスとアロワナが鎮座していたのです。ディスカスは円盤状の体を持つ事からその名を冠しているんですが、全長20㌢程度、様々な横縞の色鮮やかな色彩パターン--赤、黒、コバルトブルー、緑、赤褐色等々--を持つアマゾン原産の淡水魚で、クイーンの趣です。アロワナも同じく南米が原産、1㍍近くまで成長する大型の淡水魚でして、ゆったりと泳ぐ、神々しいまでの銀鱗が美しく、金魚や昆虫をジャンプして食べるその姿は将にキングでした。

読者の皆様がもし興味を持たれたとして、初めて熱帯魚を飼育する上で、最も大変なのは水質管理と思いますが、比較的楽な品種として、ナマズ目のプレコや僕の大好きな水槽のお掃除係、コリドラスがありますし、気性の荒い闘魚と呼ばれるベタ、群泳する姿が誠に美しいネオン・テトラ辺りを試されてみては如何でしょうか。

どうも日本人はかってのベストセラーで評された様に縮み志向と言いますか、熱帯魚も同様ですが、自然を切り取って屋内で楽しむ傾向がある様です。盆景と呼ばれる盆の上に自然の景色を作る芸術や、フラワー・アートの世界でも掌サイズで花をあしらった表現がある様ですし、何といっても代表的なのは江戸時代に生まれた箱庭でしょうか。精神科病院では所謂「箱庭療法」が縁がありますねえ。

当院の待合室には綺麗な花や絵画が飾られていますが、いずれは美しい熱帯魚達が患者様を出迎え、暫しの間、癒される空間にしたいものです。
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