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自由と清新

その夜の 夢に母居る 盂蘭盆会、お盆休みも終わり、今日から出勤の方も多いかと思います。アッ、でも、お休みを取って海外なんて洒落た方も居るのかな、良いな良いな、羨ましい限りです。さて、此処大分は猛暑続きでして、特に昨日なぞ、台風が近付いた所為か猛烈な湿気も伴い、堪らない1日でした。でね、僕、避暑と謂う訳で先日、浴衣を買ったんですよ♪中々快適でありまして、でも其の姿で近くのコンビニに行ったら、店員さんから変な顔をされたりして、おかしいのかなァ、其れなりに似合っていると思うんですが…!?ハッ、もしかして売れない噺家か、引退したお相撲さんに見えたのかしらん!?

閑話休題、世界的にも猛暑の由、北欧でも35℃を超えるってんですから、地球は大丈夫かと心配になります。其の暑さの苛々の所為では無いんでしょうが、様々な国が喧嘩寸前でしょ。ロシアの宇宙兵器の性能が、アメリカを超えたとして、両国は疑心暗鬼の有り様ですもんね。ロシアが多数のスパイを送り込んだとして、米英との仲は最悪でありましょう。アメリカは、関税を巡って、EUからカナダからトルコから、一触即発の状態ですもんね。既にカナダとトルコでは、米国製品の不買運動が始まっているとか。アメリカは、中国が100万人のウイグル人を拘束して収容所に入れていると非難、中国側は事実無根と猛反発しています。でもねえ、アメリカなんて、他人様の事は決して謂えませんぜ。悪名高いグアンタナモ収容所、此れ、アメリカがキューバから租借している処なんですが、反米の運動家を拉致し、此処に監禁している訳でしょ。尤も日本だって随分おかしく、つい此の前、全国の知事さん達が全会一致で、「日米地域協定」の見直しをと訴えました。此の日米地域協定、要するに、在日米軍が我が国において、やりたい放題出来ますよ、と謂う決まりなんですね。僕、かって佐世保で清遊した際、米軍の住居の処を偶々通ったんですが、ジャパニーズ・オフ・リミット、と大きな看板が掲げられてまして、日本人は立ち入り禁止なんですよね…。エエッ、此処は長崎県佐世保市じゃないのと僕、強い衝撃を受けましたけれど、日本国なのに日本人が入れない処があるって、何だかおかしくないですか!?全国の知事さん達は、其れは幾ら何でもおかしいと、全会一致で訴えたのに、国やメディアは黙殺に近いですもんね。

僕、異論反論を認めず、己の価値観にそぐわないと思ったら直ぐに排除すると謂う姿勢、強烈な違和感を覚えます。特にアメリカと日本に、其の傾向が顕著な気がするのですけれど、此のお盆休み中、兎に角酷暑でしたから僕、余りお外に出ず、様々な本を読み耽っていました。先ずは縄文式土器の写真集。篠田節子先生の新作、「鏡の背面」。此れは傑作ですよ~。そして海外のミステリーに幕末の史伝、ボクシングやラグビーの雑誌。永井荷風に谷崎潤一郎、そして松本清張。カリブ海の歴史に日本の食文化の本。でね、中でも印象に残った本が2つあったんです。「勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇」中村計著 集英社文庫、そして、「東芝の悲劇」大鹿靖明著 幻冬舎文庫、の2冊でした。

駒大苫小牧と謂えば、現在ニューヨークヤンキースのエース、田中君を主力とし、夏の甲子園で全国制覇2回、準優勝1回、国体優勝1回と謂う、素晴らしい実績を残した、球史に残る好チームでした。そして、東芝と謂えば、謂わずと知れた超名門企業であり、明治初期に創業、1世紀を超える歴史を持ち、家電業界のリーディングカンパニーと謂っても過言ではありません。ところが、駒大苫小牧は今年の甲子園には出られず、予選落ちの憂き目に遭い、東芝は近々倒産するのではと謂う惨状でしょ。

駒大苫小牧と東芝は何故堕ちてしまったのか、其の理由を解き明かしたのが此の2冊の本でして、僕、将に巻を擱く能わず、大著なのですけれど、一気に読破してしまいました。先ず、駒大苫小牧ですけれど、監督さんは野球に関しては確かに、独特の感性を持ち、カリスマ性もあった方の様です。只、無名だったチームがいきなりの全国大会連覇と謂う事もあり、学校も生徒も監督も、ありとあらゆる感情に晒されるんですね。嫉妬、称賛、尊敬、憧憬、無視、不安、興奮、責任、恐怖…。監督は若く、生徒はもっと若く、学校側には突然のフィーバーに対応出来るノウハウが皆無、そして皆が極端な不信感と愛憎と巨大なストレスに見舞われ、空中分解してしまうのでした…。そして東芝ですけれど、天下の超一流企業が、歴代トップに人を得ず、社内抗争や人事ばかりに明け暮れ、責任を取らず決断も出来ず、技術や営業や人の和を蔑ろにし、崩壊して行くのでした…。

僕、此れを他山の石にせねばと、肝に銘じたのですけれど、駒大苫小牧も東芝も、どんどんと内向きと申しますか、閉塞的な人間関係に陥って行くんですよね。何処に行っても注目の的であり、自然と仲間内で固まり、発想が小さくなり、精神的に追い込まれ、そして誰かスケープゴートを作り、中傷や非難は其処に集中すると。上手く行かなくなるのって、全員の所為と思うのですけれど、追い込まれた人間は決してそういう発想にならないんだと僕、非常に興味深かったんです。

矢張り、様々な考えや育ち方をした集団の方が強い、そう痛感しましたのが、此処大分は別府にあるAPU、立命館アジア太平洋大学なんですね。僕、開校当時に1度だけ、大学院の恩師の先生と共に、国際政治学会に参加した際に、此のAPUに行ったのですけれど、大変失礼ですけれど、当時は此処が成功するとはとても思えませんでした。先ず、立地条件が悪過ぎると感じたんですね。別府市内から車で30分、本当に山の中にキャンパスがありまして、確かに風光明媚な地ではあるんですが、廻りには全く何も無く、今後は大変だろうなアと謂うのが第一印象でした。ところが僕、平謝りしなくてはなりません。本当にごめんなさい。と謂いますのも、あれから20年近い月日が流れ、APUは別府に完全に定着、世界90か国から3000人を超す留学生が来ています。毎年春と秋には、世界各国から来た留学生達が自国の文化を紹介し、此れが大好評なんだとか。多くの卒業生達は日本のみならず世界中で活躍しているんですって。でね、僕、感動しましたのは、ムスリムの人達、即ちイスラム教徒の方って、何だか危険なイメージでしょ。でも、そんな筈はありませんで、世界中のムスリムって、20億弱居ると謂われてますが、全員がテロリストの訳が無いでしょ。APUでは、ムスリムと日本人が共存共栄しようと、別府市のイベントでは、中近東の学生さん達が大活躍だとか。そしてね、大分の宇佐や国東地域が、世界農業遺産として認定されたんですが、其れを推進したのが、イラン国籍の准教授だったそうです。こんな田舎町で、世界を結ぶコミュニティが出来ているって、本当に凄い事ですよね!まァ、APUの学長さんって、以前はスリランカ出身の工学博士でしたし、今はベンチャー企業の元社長さんですもんね。

矢張り、駒大苫小牧や東芝の様な狭い価値観に縛られていては、1度は上手く行っても、永続性に欠ける気がしてなりません。うん、当院の目指す処はAPUですねえ…。よし、では、此れからエスプレッソを淹れて洗顔して、今日から又仕事を頑張ります!
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