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ハピネス/ロンリネス

昨日の拙ブログでも触れましたけれど、自民党の杉田水脈議員、「ゲイの人は生産性が無い」との暴言、流石に自民党も処分をするかと思いきや、黙認だってんですから、呆れますぜ。アベ総理からニカイ幹事長から、此の杉田議員を寵愛してるってんですから、空いた口が塞がりません。こんな人権無視かつ差別主義者の、品性下劣極まりない連中が、此の国を牛耳っているかと思うと、僕、暗澹たる気持ちになります。僕、ヘテロセクシャル、異性愛者ですけれど、ゲイの人を差別する気持ちなぞ毛頭ありません。共に共生出来ていければ、常々そう思っています。そうしましたら、此の杉田議員の発言、SNSで海外でも拡散、大批判の嵐でした。「本当に失望した」「彼女は邪悪だ」「馬鹿げている」等々、本当に日本の品位を落とす発言ですから、一刻も早い議員辞職を望みます。大体ね、縄文人のDNAを解析した処、東南アジアのラオスやマレーシア、中国や韓国や台湾、そしてシベリア方面の少数民族、そして我が国の原住民の血が混ざり、日本人となった訳でしょ。皆が共生して日本人となった訳でして、杉田議員の排他的な考え方は大きく間違っています!!

しかし、こんな大馬鹿な奴の発言を聞いていたら、カッカと来て、益々暑くなりますよね…。昨日の大分も35℃を超え、僕、カラスカァと啼いて目が覚めたら、寝汗でぐっしょり、もう朝からぐったりでして、ちっとも食欲が湧きません。此の時期、涼しい処でのんびりしたいと何時も夢想するのですけれど、僕の長年の夢って、シベリア鉄道に乗る事なんですよね。車窓から見えるのは落葉松や白樺の大草原、ウオッカやビールを飲みながら景色を愛で、つまみはキャビアなんて、時間もお金もありませんから、中々実現しないんですが、何時かきっと乗りたいなァ。

で、此のシベリア鉄道、かなり多くの日本人が乗っていまして、東京を出て凡そ10日でモスクワに着く、国際夜行列車でありました。何せ当時は飛行機がありませんから、此のシベリア鉄道が最速だったんです。ところで昨日、大歌人与謝野晶子の動画が公開された由、彼女は明治の御代の生まれですから、よくもまァ、フィルムが残ってましたよね。此の与謝野先生もシベリア鉄道を利用されてまして、何故乗ったかと申しますと、旦那を追い掛けて行ったからなんですね♡当時の女流作家は本当にパワフルだったと痛感しますけれど、与謝野先生のご主人の鉄幹先生は坊さんであり教師、教え子に手を出しまくり浮気三昧、当初は新進気鋭の歌人でしたがちっとも仕事をしなくなると謂う、とんでもない男でした。其れでも与謝野晶子先生は13人の子--其の名前も、オーギュストにイレンヌって、ぶっ飛んでて凄い!--を産み、5万首もの句を詠み、日本中世界中を旅し、酒も煙草もやり、雑誌を発行し弟子を育て学校まで造り、其の上、有島武郎と謂うイケメン作家とも恋愛関係にあったんですから、どんだけ元気なんですかね!?僕、晶子先生には本当に優れた句が多いと常々感服しているんですが、女より 知恵ありといふ 男達 この戦ひを 止めぬ賢こさ、ううん、こんなシニカルで戦闘的な句、中々書けませんよねえ。

今の女流作家も、寧ろ男性より優れていまして、ミステリーの湊かなえ先生、社会派の篠田節子先生、人間の暗黒面を書かせたらピカイチの桐野夏生先生、男女の性愛ならば村山由佳先生、驚異の新人の柚月裕子先生、凄い方が沢山いらっしゃいます。でもねえ、パワフルさでは、昔の女流作家に軍配が上がる気がします。

矢でも鉄砲でも飛んでこい 胸くその悪い男や女の前に 芙美子さんのはらわたを見せてやりたい、此れ、林芙美子先生の詩ですけれど、いや~、こんなの書けませんよねェ。林先生も与謝野先生同様、大正期に日本を世界を旅し続け、多くの恋愛と3度の結婚、47歳で急逝するまで、書いて書いて書きまくりました。男性に対する冷徹な視線には、ゾクリとする程の迫力に満ち満ちています。岡本かの子先生なんて、イブニングドレスにオープンカーで銀座に乗り付け、ご主人と2人のボーイフレンドと同居、男性3人と女性1人でヨーロッパ一周ですもんね~。岡本先生は、鮨からどじょうから西洋料理から、食に関する話を書かせたら天下一品でして、凄味すら感じさせます。

まだまだ現役の瀬戸内寂聴先生なんて、御年97歳ですけれど、外人男性達に囲まれ、マスカラにチークにマニキュアまで、きちんとお化粧をして、ハイボールにベリーレアのステーキを平らげ、煙草もスパスパやってまして、カッコ良い♡♡寂聴先生の、男女間の性愛描写の生々しさは、思わず赤面する程です。平林たい子先生は、プロレタリア文学の大家ですけれど、若い頃は大企業に対し強請りとたかりを繰り返し、反体制運動で逮捕されてますもんね。感動的な「二十四の瞳」で有名な壺井栄先生も、其の筆で、共産党員で収監を繰り返すご主人を長年支え続けました。

81歳まで生き、「女坂」「朱を奪うもの」「女人風土記」「食卓のない家」「雪燃え」等、多くの傑作で知られる、円地文子先生は、一人娘のご主人である23歳下の男性を猫可愛がりしまして、かなりのイケメンで高学歴だった由、此の年の離れた2人、相当妖しい関係だったと謂われています♡宮本百合子先生なんて、ロシアとアメリカに留学、そして女性と同棲歴のあるバイセクシャルでありながら、共産党委員長と結婚するんですから、いやはや何とも、脱帽でありましょう。

高知の芸妓を精緻に書かせたら日本一の宮尾登美子先生。98歳まで生き、「おはん」「色ざんげ」「風の音」等々、多くの傑作小説を書いた宇野千代先生。私事ですが、亡母が宇野先生の大ファンだったんです。まァ確かに宇野先生、とっても美人で多くの男性からモテにモテ、料理の達人であり、着物のデザイナーとしても雑誌編集者としても超一流ですものね、母が憧れたのも分かる気がします。其の他、野上八重子先生、有吉佐和子先生、森瑤子先生、佐多稲子先生、大庭みな子先生、坂東眞砂子先生、パワフルな女流作家は枚挙に暇がありません。うう~ん、此の面々とお酒を呑んだら、頭の先から爪先まで、全身を観察された挙句、潰されて酷い二日酔いになりそう…。よし、今週末は、粗末ですけれど書庫を整理して曝書して、此の偉大なる女流作家達の作品群を再読しようっと!!
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