FC2ブログ

方丈記

何だか昨夜は寒くなかったですか!?僕、其の所為なのか、お手洗いに行きたくて目が覚めちゃいまして、そしたらもう眠れなくなり、ええい仕方が無いと、「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」を再見してました。中々のスマッシュ・ヒットだった本作は、戦闘シーンのCGは迫力不足ですけれど、山本長官が如何に戦争を避けようとしたか、そして此の国を守る為、全知全能をふり絞った様子が丹念に描かれていまして、秀作と思います。僕、山本長官の苦悩と悲劇的な死を思い、気付くと泣いてましたもの…。

カラスカァと啼いて夜が明けまして、先程出社して新聞を読んでましたら、本当に考えさせられました。山本長官が死を賭して守ろうとした、此の国の来し方行く末は、どうなっちゃうんですかねえ…。謂えね、先ず、経団連が、「大学の数を適正に」と提言しているんですよ。国公立に私立を合わせますと、全国に800近い大学があるそうなんですね。此れは書いてませんでしたが、4割位は減らしたい本音が透けて見えました。アレレ、でも、加計学園の大学は認可しちゃうんですから、へそが茶を沸かすとは此の事ですよね。僕、此の国の未来を背負って立つ、有為な若者達から高等教育の機会を奪ってどうするんだと、憤慨しています。でね、政府は大学への支援金を大幅に削減しているそうでして、道理でね、日本人の発表する論文って、激減しているんですって。2015年のデータですから少々古いのですけれど、其の年に発表した、日本の論文数は6万2千本だったそうです。此れ、同じ年の中国は24万7千本、アメリカは27万2千本ですって…。人口の差があると謂う勿れ、人口8千万のドイツの論文数は6万5千本、あれれ、1億2千万の日本より多いんですけど。しかもね、哀しいんですが、大事なのって、論文の数より質じゃないですか。引用された論文数を見ますと、日本はイタリアやカナダにすら抜かれ、4位から9位に落ちちゃったそうでした。

資源に恵まれず、子供の数が減り、僕達日本人は、今まで以上に知性で勝負するしかないんですよ。なのにどうして、大学を減らしたり教育の予算を減らすのか、僕、今の自民党の面々の考えにはとても付いて行けません。本当に頭が悪い大馬鹿者でありましょう。知を衰退させて、此の国を滅ぼす心算なんですかねえ。私事で恐縮なのですけれど、僕、院生の頃、国際政治関連の3本の論文を書きまして、其の内2本は「台湾青年」と謂う雑誌に掲載されました。部数は少ないのですけれど、一応世界で販売されている雑誌ですから、望外の喜びで光栄でしたが、でもね、書くのは相当大変でした。時間を使うのは左程苦にならなかったんですが、貴重な文献をコピーしたり、どうしても購入すべき本があったり、結構お金が掛かるんですよね。貧乏学生には矢張り相当な負担でして、仕方が無いのでお昼ご飯を抜いて本代に充てたりして、あれには参ったなァ。ですから国がある程度は、学生さんや研究者達を資金援助すべき、僕、そう思えてなりません。

でね、此れも巷間囁かれていまして、恐怖を感じるのですけれど、何れ地価が暴落すると謂われてますでしょ。理由は簡単でして、2025年を過ぎますと、お年寄りの方々が段々と亡くなるだろうと。そうなりますと、大量の土地の相続問題が発生します。相続税って馬鹿高いですから、皆さん其のお金を捻出出来ず、恐らく物納、土地を国に渡す形になるんですよね。そうなりますと、土地の価値って下がる一方でしょ。そして地方に行けば行く程、少子高齢化もあり、空き地が激増しますぜ。おまけに移民がどんどんと増える訳ですから、此の国のかたちが激変するのは確実でしょう。

でもね、僕は何処までもオポチュニストですから、日本がどう変わろうとも、何をくよくよ 川端柳 川の流れを 見て暮らす、日本人はしなやかに強かに生き抜く、そう思っているんです。此の時代の変化を本能的に察知しているのか、衰退するばかりの日本の農業--年間6万戸ずつ減っているそうですから、大変危機的状況と思います--に、頼れる助っ人が現れつつあるんだとか。其の数凡そ3万人を超すそうなんですが、パワハラやセクハラに遭って職を失ったり、或いは都会の生活に馴染めない若者達が、全国の農村を渡り歩き、農業のアルバイトをしているんですって。春は九州、夏は北海道、秋は四国、冬は沖縄と、全国を転々としながら、定住の地を探している由でした。僕、新たなビジネススタイルと申しますか、如何にも現代的な生き方と、感心しました。考えてみればそうですよね、何も東京に住むばかりが人生じゃありませんぜ。全国を放浪していれば様々な出会いもあるでしょうし、新たな仕事や住まいも見つかりますし、農家も人手不足解消で、良い事ずくめじゃありませんか。

此れ、海外でも同様でして、お金や今までの慣習に囚われない、柔軟な発想の人達が増えています。数坪の小さな家を建て、森の中で自給自足したり。「ぼくはお金を使わずに生きる事にした」と謂うタイトルの、マーク・ボイルさんの本は、世界的なベストセラーになりましたもんね。彼は未だ40前のアイルランド人でして、大学を優秀な成績で卒業、トップセールスマンとして高収入を得ていたのですけれど、都会での生活に疲れ果て、完全なる自給自足生活に入りました。歯磨きも石鹸も自分で造り、タダで貰ったキャンピングカーに住み、電力は拾ってきた太陽光パネルから得るってんですから、徹底してますよね。

よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし、平安期の歌人、鴨長明の方丈記の一節です。僕、此の長明さん、常々シンパシーを感じているんですが、兎に角発想が自由なんですよね。京都の古刹である下鴨神社の跡取りとして生まれた長明さんですが、親族との相続争いに敗れてしまうんですね。神社から追放され、知人達からは見放され、長明さんは和歌と琵琶に打ち込みます。2つとも絶妙な腕前なのに、ちっとも評価されなかったらしいんですが、売れない芸術家みたいでしょ。其れでも当時の後鳥羽天皇に認められ、宮中に勤める事になるのですけれど、余程世渡り下手だったんでしょう、結局其処でも上手く行きませんでした。僕、彼の余りに自由な発想が、平安期には受け入れられなかったんじゃないかと思います。だって、彼が住んで居たのは、今で謂う処のモバイルハウスでして、組み立て式で移動式なんですよ。釘を1本も使っておらず、牛車2台で運べる家でして、平安時代に、よくまァそんな事を思い付きますよね~。当時は不遇だった長明さんですけれど、世紀の傑作「方丈記」は、800年の時を超え、日本文学史に燦然と輝き続けているんですから、以って瞑すべしと謂えましょう。

此れだけ国が頼りにならないんですもん。僕達は皆、長明さんの様に、自由でフレキシブルなライフスタイルを試行錯誤すべきと思います。世の中が激変するんですから、従来の発想を変えなくちゃ。そうそう、非貨幣経済--なるべくお金を使わない物々交換、即ち「うちの畑のかぼちゃ持って行ってよ」「じゃあ、昨日釣れた鯵をあげるね」と謂う相互扶助の精神ですね--と謂う考え方も今、注目の的らしいですよ。

今日は少々、浮世離れした話になって恐縮ですけれど、偶にはこういう感じも良いですよね!?さて、明日からのお天気は回復しそうでして、皆様、素敵な週末をお過ごし下さい(^.^)/~~~。其れでは又来週お会いしましょう!
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR