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ポーツマスの旗

梅雨晴れの 日はわか枝こえ きらきらと おん髪をこそ 青う照りたれ、此処大分では数日、快晴が続いています。昨日など、梅雨時とは思えないピーカンでして、朝方なんて結構冷えるんですよね。寒暖の差が激しく、何だか不思議な季節ですけれど、こういう時って、得てして風邪を引き易いもの、読者の皆様方、体調管理にはどうぞお気を付け下さいませm(__)m。

さて、昨日は何と謂っても、史上初の米朝会談でありましょう。朝鮮戦争から早70年、公的には両国は未だ、戦争状態にあるんですよね。あくまで終戦では無く休戦状態でありまして、トランプ大統領も金総書記も、極めてナーバスな会談だった事は間違い無いでしょう。此の状態が続けば、何時かは戦争になったかもしれず、非常にクリティカルな局面でしたが、今回の会談により、少しでも緊張が緩和された事は良かったと思います。でもねえ、危惧する処も多いんですよ…。

先ず、トランプの立場ですけれど、任期は残り2年半でありまして、恐らくこのままでは、余りに批判が多く、再選は先ず無理なんですね。ならば、今回の会談を梃子にし、ノーベル平和賞を取り、再選を確実にしたいと謂う腹でしょう。北朝鮮は其れを見透かしたかの様でして、僕、トランプが再選するか否かまで、時間稼ぎすると思うなァ。だって、両国の共同声明では、確たる文言って殆ど無かったですもんね。核施設の査察受け入れ、拉致被害者の解放、ミサイル施設の廃棄等々、何もペーパーとして残っていません。又、核廃棄への具体的な道筋も、全く不明のままでしょ。尤も、初顔合わせですから、其処までは行けなかったのも分かるんですが…。適切な喩では無いかもしれませんが、吉原の花魁だって、初めて行って、裏を返して、3度目に会って初めて、馴染みになる訳で、何とか平和が訪れて欲しいものです。

そして、相変わらずの醜態を晒したアベ総理です。「北朝鮮に最大限の圧力をかける」「対話の為の対話では意味が無い」と、鼻息荒く強硬姿勢を崩しませんでした。でもね、トランプが、「最大限の圧力という言葉は使いたくない」と謂った途端ですよ。アベの野郎、「国交正常化し、経済援助をする用意がある」と掌返しでした…。簡単に前言撤回するヒトって、決して信用されない、此れ、ビジネスシーンでも友人同士のお付き合いでも同じでして、僕、本当に情けない総理と思えてなりません。武士に二言無しでしょ!?しかもね、其れを見透かされた様に、トランプから、「北朝鮮の非核化と経済発展の為に、200兆円以上が必要だ。其れは日中韓に負担して貰う。」ですって。お粗末極まり無い我が国の外交ですから、下手すりゃあ、其の殆どを出す羽目になりますぜ。日本は いま各国の 太鼓持ち、桂文楽師匠の川柳のまんまじゃありませんか、トホホ…。

でもねえ、北朝鮮って、国際間の約束を履行しない国として有名ですし、無論アメリカも其れは疾うに分かっているでしょう。水面下では、虚々実々の凄まじい駆け引きがあったと思いますよ。何れにせよ、北朝鮮の後ろに控えている中国やロシア、日米韓も勿論加わり、軍事力に経済力に天然資源、そして心理戦と情報戦と利害関係が複雑に絡まり合った、パワーゲームの始まりでしょう。しかしねェ、その人智を振り絞った戦いに、今の総理や外務大臣で、果たして日本は勝ち抜けるんですかねえ、僕、甚だ疑問です。だって、今の外務大臣の河野太郎、かっては原発を停止すべきと声高に語っていたのに、要職に就いてからは、一言も其れを謂わなくなったでしょ。こんな二枚舌で裏表のある奴に、外交を任せて本当に大丈夫!?

僕、つくづく思うんですが、昔の外務大臣は、人格識見に優れた方が沢山居ました。其の中でも、名外務大臣と謂えば、此れは僕の勝手な選出ですが、陸奥宗光、小村寿太郎の両巨頭でしょうねえ。先ず、陸奥宗光ですけれど、坂本竜馬の直弟子でありまして、「カミソリ陸奥」と呼ばれた程、頭脳明敏だったとか。シャープな二枚目で運動神経抜群、英語もドイツ語も中国語もペラペラ、又、恩師の坂本竜馬が暗殺された際は、新撰組と斬り合いをした程の度胸の持ち主でした。其の陸奥先生が外務大臣となり、日本が15か国と結ばされていた、不平等条約を全て改正するんですね。しかも日清戦争を勝利に導きました。天晴な大仕事と謂えましょう。そして、日露戦争の際に日英同盟を結び、日本を大勝利に導き、終戦後のポーツマス条約まで結んだ小村寿太郎は、陸奥先生のお弟子さんでして、師匠とは異なり、容姿には余り恵まれず、150㌢も無い小男でした。外国では、「ネズミ公使」と小馬鹿にされていたんですね。しかし男子たるもの、大事なのは心意気でありまして、小村先生はガッツと胆力と知性の塊でした。親が造った大借金は一生を掛けて完済しましたし、特待生として東京帝大を出て、ハーバード大と、其の法科大学院を抜群の成績で卒業した程の頭脳の持ち主でした。ロシアやアメリカやイギリスの無理難題にも決して引かず、英露両国語はペラペラ、多くの書籍を翻訳した事でも知られており、そりゃあねえ、英米独から5つも勲章を貰える筈ですよ。

此の他にも、幣原喜重郎に重光葵、副島種臣に後藤新平、日本が産んだ名外務大臣って、枚挙に暇がありませんけれど、皆さん、学識深く経験豊か、人脈が広く外国語を解し、芸術を愛したスポーツマン揃いでした。しかし、今の日本の政界に、上記の様な大人物達って居るのから…。
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