FC2ブログ

スタンドアップ!

五月雨に ぬれ細りたる 雀かな、今日は全国的に雨の様ですけれど、皆様、如何お過ごしでしょうか。僕、毎朝恒例の愛犬の甲斐犬のコロちゃんの散歩に出たのですけれど、何時もの様に野良猫も2匹付いて来る始末、人も犬猫もびしょ濡れになりました。僕、さっきからくしゃみが止まりませんで、明後日から東京出張ですから、影法師 髪乱れたる 風邪気かな、体調管理には充分気を付けなくては。

さて、今日は柄にも無く、医療に関する真面目なお話をと思っているんです。と謂いますのも、此処数日、全国紙で大きく取り上げられていたんですが、まァ、ペシミスティックにならざるを得ない様な、暗い話題ばかりでした。見出しだけ拾ってみましょうか。「社会保障費、2040年度に190兆円 介護の負担重く」、「社会保障制度を支える就業者 930万人減」、此れは日経。「介護職員 2025年度、34万人不足 団塊の世代への対応増え 厚労省推計」、「2040年度 改善が見込めなければ 介護職員200万人不足」、此れは毎日でした。僕、東京五輪だと浮かれている場合じゃないと思うんですけど…。

先週、フランスで、大規模なデモがありました。此れ、体調不良だった若い女性が救急車を呼んだものの、来て貰えず、其のまま亡くなったと謂う悲しい事件への抗議でした。謹んでご冥福をお祈りします…。本当に可哀相に…。フランスって、日本同様、国民皆保険なんですね。でもね、国家の財政難や医師不足、看護スタッフの過剰労働等々の要因が重なっての、今回の悲劇と謂う事でした。うう~ん、此れ、対岸の火事じゃありませんぜ。だって、先に触れた様に、日本の医療は危機的状況ですもんね。

幸い当院は、多くの就職希望者が殺到している、とっても嬉しい状況でして、僕、ただただ感謝の言葉しかありません。でも、日本全体の医療を考えると、とても喜べません。ロボットやAI等、最新テクノロジーによる省人化、そして外国人スタッフの導入など、其れも勿論大事ですけれど、僕、女性の皆様の協力を仰ぐべき、真剣にそう考えているんです。

例えば看護師さんや准看護師さんって、凡そ150万人いらっしゃいます。働く女性の30人に1人が、看護師さんや准看護師さんと謂う計算なんですね。でも、離職する方が年間16万人、そして潜在看護師と謂われる、資格を持っていても医療現場で働いていない方が、70万人近くも居るんだとか。今後、医療業界は大変な人手不足と謂うのに、此れ、国家的損失と思いませんか!?そしてね、女医さんもとっても大変なんです。全国の医師数は約30万人、其の内女性は6万人なんですね。此れ、先進国では最低の数字の由でした。30年前のアメリカでは、医師の男女比率は日本とほぼ同じだった由ですが、其れが今では、ちょうど半々になったそうです。

僕、看護師さんも准看護師さんも女医さんも、共通の悩みがあると思うんです。其れは、仕事をしながら、家事や育児をせねばならないでしょ。本当に偉いなァと僕、本当に頭が下がりますm(__)mm(__)m。家族の協力が欠けていたり、属する病院の理解が無かったり、パワハラやセクハラを受けたり、保育所が足りなかったり、激務なのに給与が低かったり、そうなりますと、仕事を続けられず、離職してしまいますよね…。患者様も病院も女性スタッフも、皆が哀しい思いをする羽目となります。ですから当院は、院内保育所を造り、育児休業を充実させ、勤務時間を配慮し、お蔭様で大分県や大分市から、「子育て支援優良企業」として3度、表彰を受ける栄誉を賜りました。

僕、残念でなりませんのが、男性達の中に、女性の社会進出を快く思わない輩が居るって事なんですよ。或いは、旧態依然とした男尊女卑思想だったり。狛江市長や自民党の面々なんて、昭和の発想のままですもんね。今はもう、平成ですぜ。アメリカでは、半世紀を超す歴史を持つCIAで、初の女性長官が生まれました。出版社の明治書院さんは、58年の歳月を掛けて、「新釈漢文大系」を完成させました。此れ、全120巻の大著でして、中国の代表的な文献を全て網羅した物です。日本出版史に残る大偉業、僕、そう思いますけれど、此の陣頭指揮を執ったのが、33歳の若き女性社長でした。つい先日、エベレスト登頂に成功した、大城和恵さんは、日本人初の国際山岳医師のライセンスを持つ、循環器のドクターであります。女性で初めてマッターホルンやアイガーを制覇したクライマー、今井道子さんは泌尿器科のドクターです。

僕、残念でなりませんのは、日本って、女性の社会進出の為の、法やインフラの整備、そして補助金等のシステムがちっとも機能してない事なんですよ。シングルマザーに対する偏見も根深いでしょ。僕、本当にナンセンスだと、何時も憤慨しています。ですからね、優秀な女医さん達の中には、世知辛い日本を棄て、海外に出てしまう方も増えつつあるんですって。スウェーデンのカロリンスカ研究所--ノーベル賞と所縁の深い超一流病院だそうです--で働く、放射線科の鈴木千賀子先生はシングルマザー。同じくスウェーデンの女医さんのクリスティン・高見先生は38歳、元新聞記者で小児科医だそうです。高見先生は、お名前の通り、日本とスウェーデンのハーフなのですけれど、何の偏見も無い環境の元、子育てと仕事に励んでおられるとか。スウェーデンでは、65歳以下の女性の就業率は85㌫を超すそうです。育休から児童手当から教育面まで、ありとあらゆる手厚いサポートが受けられる訳で、そりゃあねえ、女性がどんどん社会進出出来ますよ。ホント、アベの野郎、「女性が輝く国造り」がアンタの政権公約だったでしょ。偶には少し位仕事をしても、罰は当たらないと思いますがねえ…。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR