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ルック・イースト

木のまたに 朝日出でけり 五月晴れ、此の時分になりますと、何だかぽかぽかと暖かく、将に春眠暁を覚えずなんですが、此処数日、朝方は冷え込みませんか!?僕、少々風邪気味でして、読者諸賢の皆様方も、体調管理には充分お気を付け下さい。

僕、愛犬の甲斐犬のコロちゃんの散歩に毎朝行き、そして基本的に自転車通勤なんですね。其の際、色々な方々と出会います。でね、本当に頭が下がるんですが、高齢者の方々ってとってもお元気でして、ウォーキングやジョギングにラジオ体操等々、寒さに負けず、活発に動かれてますもんね~。僕、年を取ってもそうありたいと常々願っています。でね、吃驚しましたのが、74歳のドイツの元首相、シュレーダーさんでして、昨日ですか、25歳下の韓国人女性と5度目の結婚ですって。古希を過ぎて5度目のパートナーと出会い、しかも国際結婚って、いや~、パワフルですし、お盛んですねえ…♡ロック界のスーパー・スター、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーも、シュレーダーさんと同い年ですけれど、去年29歳の女性との間に子供を儲けて別れ、今のお相手は22歳って、老いてますます盛んとは此の事ですよね。尤も、例外中の例外でしょうが、こうしたお元気な男性って、割と居まして、平安期の武将、斎藤実盛は、73歳にして髪を染めて出陣、若武者相手に全く引けを取らず、孤軍奮闘の大活躍をした事が、平家物語に残されています。中国の三国志では、70を過ぎても無双の強さを誇った弓矢の名手、黄忠と謂う老武将が登場します。松本清張先生は、82歳で亡くなる間際まで、幾つもの連載を抱えていました。俳優のモーガン・フリーマンの恋人は確か、50歳以上年下でしたし、クリント・イーストウッド監督も同様であります。何だかもう、想像を絶する世界でして、僕の様な凡人には、到底理解不能ですねえ。

でもね、上記の面々をまとめて凌駕しているのが、マレーシアの野党指導者の、マハディールさんです。今朝、マレーシアの総選挙の結果が速報されたんですが、此の国が1957年に独立以来、初めての政権交代なんだとか。でね、野党をまとめたマハディールさん、何と92歳なんです。しかも、驚嘆しますのは、マハディールさんって、元々は政権与党の主でして、長期に渡り、首相の座にありました。超一流の政治家でして、彼は元々はドクターなんですが、母国の惨状を目の当たりにして政治活動に邁進、国力を飛躍的に伸ばしたんですね。ITや都市計画は勿論の事、インフラ整備に税制、観光に流通、第一次産業の援助から多くの日本企業との提携、全ての分野で多大な功績を残しました。

ところが、どんなに優れた政党でも、長期政権となりますと、どうしても腐敗します。其処でマハディールさんは、自分が造り上げた党を決然と離党、新党を結成し野党を束ね、今回の総選挙で見事に勝利、首相に返り咲いた訳です。92歳ですよ!

僕、其れにもまして感心しますのが、マレーシアって、本当に難しい国なんですよ。先ず、マレーシアがあるマレー半島とは、古来から海のシルクロードと呼ばれた程でして、世界中の船舶が行き来する、マラッカ海峡が有名ですよね。ですから、ネイティブであるマレー系の人々、中国系、インド系、欧州系、アラブ系、そして其の混血児達が居て、山岳地帯には、沢山の少数民族達も居るんです。ですから、言語は10種類以上、宗教が6つだったかな。もう1つ、ポルトガルにイギリス、日本にオランダと、様々な国から統治された歴史的因縁もあるんですね。

僕、幼い頃、両親に連れられ、マレーシアに行った事があります。長じて豪州に住んだ時も、近いですから再訪しました。往時渺茫、とっても懐かしいですけれど、印象深いのが、彼の地の料理でした。此れだけ民族や宗教が入り混じりますと、地方毎で全く食べ物が違うんです。豚が無い処、牛を神聖視する処、或いは羊や山羊が主食、或いは魚がメインだったり。ですから、中華風あり、インドのカレーあり、マレー料理あり、欧州風あり、勿論其れらをミックスした物もあり、所謂カオス、混沌と謂う言葉がぴったりでした。其れを象徴するのが、古都マラッカでして、此処は非常に興味深いんです。オランダ人達が造った、オランダ広場。ポルトガル人が建てたセント・ポール教会にサンチャゴ砦。イギリス人が造ったマレー鉄道。そしてマレーのスルタン、即ち国王が造った、ムスリム風の宮殿もあります。僕、其のマラッカで1泊、朝昼晩と食事をしたんですね。朝はスコーンにブラッドソーセージにキッパーヘリング、ベーコンエッグに焼きトマトにトースト、そしてミルク・ティーと謂う所謂フル・ブレックファストでして、完全なる大英帝国のスタイルでした。昼はマトン・カレーでインドでしょ。夜は中華でして、何だか僕、混乱しちゃいましたもの。

しかしまァ、此れだけ複雑な国を、92歳にしてまとめ上げようってんですから、マハディールさんの若さと情熱には感服するばかりです。でもね、マレーシアって既に、マハディールさんが首相時代に、インフラ整備を筆頭に、かなりの成長を遂げてまして、東南アジアでは1~2位を争う経済力があります。高温多湿の国ですから、二毛作三毛作は当たり前の農業国であり、しかも、錫にゴムに天然ガスに石油と出ますからね、相当なポテンシャルがあります。しかもマレーシアはかって、「ルック・イースト」と政策を掲げたのですけれど、其のモデルになったのは、我が国でして、大成功を治めたんですね。日本だって、うかうかしていると、何時マレーシアに抜かれるとも限りませんよ。何はともあれ、老雄が率いる新生マレーシアに、幸あらん事を。
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