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水の面に あや織みだる 春雨や 山の緑を なべて染むらむ、皆様、週末は今一つのお天気でしたけれど、如何お過ごしでしたか!?僕、雨ニモマケズ風ニモマケズ、映画館に行って来ました。映画をはしごしまして、観たのは2本、「15時17分、パリ行き」と「シェイプ・オブ・ウォーター」の2本です。

先ずは「15時17分、パリ行き」ですけれど、御年87歳、クリント・イーストウッド監督の新作であります。僕、彼の映画の殆どを、劇場で観ているんですね。映画を知り尽くしていると申しますか、現代を代表する監督ですけれど、今回は新たなチャレンジをしていまして、恐れ入りましたm(__)m。本作は、アムステルダム発パリ行きの特急列車内で起った、テロ未遂事件の実話なんですね。何とまァ、驚いた事に、テロを防いだ3人の若者役を演じるのは、其のご本人達でして、エキストラや脇役の殆ども、当時実際に列車に乗っていた方々なんです。同じ列車を使い、同じ路線で撮影、何と、犯人に撃たれた人までもが、本人役を演じているんですよ!でね、通常の映画って、或る程度法則があるんです。1時間半の尺の映画なら、冒頭、お客さんの心を鷲掴みにする強烈なシークエンスを入れ、開始30分前後で、ヒロインか悪役を出し、1時間して物語を急展開させ、お笑い担当役のコメディ・リリーフを用意と、SVOCと謂いますか、映画の文法があるんですよね。本作は、其れを全て無視しているんです。だって、アメリカの若者3人が、ヨーロッパ旅行を楽しんでいるシークエンスが矢鱈と長いですもん。其のバカンスの道中、どうにも間延びしていて、段取りが悪く行き当たりばったり、でも、実際の旅行ってそんなもんですよね。そして、其の若者達がいきなりテロに遭遇する訳で、強烈なリアリティを感じました。そして、照明すら使っておらず全て自然光で撮影、華のある有名な役者は全く出ていません。出演者達は皆、役者さんじゃありませんから、割と無表情で棒読み、其れが益々現実味があるんですよね~。いやはや何とも、良くぞこんな企画を通したと思いますし、人種差別やテロと謂う卑劣な行為に対する怒りも伝わり、佳作と思いました。

お次は「シェイプ・オブ・ウォーター」でして、中々の入りでしたけれど、其れも其の筈、ヴェネチア・ゴールデングローブ・アカデミーの3冠制覇ですもんね。本作は、観る人を選ぶとは思いますが、間違い無く傑作でありましょう。お話は、半魚人の男性と、聾唖の女性のラブ・ロマンスであり、グロテスクで暴力的で性的なシークエンスが多いのが、取っ付きにくさに繋がるのですけれど、こんな異端的な映画でありながら、世にも美しい映像と素敵な音楽と素晴らしい演出なんですよ。笑いあり怒りあり、ドキドキハラハラあり、そして思わず涙し、将にフェアリー・テイルであり、現代のおとぎ話でありまして、様々な感情を揺さぶられる、圧巻の2時間でした。僕、見惚れる程でして、又ねえ、監督の、異形の者やマイノリティへの愛情が、ひしひしと伝わるんですよ。だって、主要人物は、半魚人に聾唖の人、ゲイに黒人にロシア人ですもの。其れを、強烈な悪漢であるアメリカ人が執拗に追うんですね。此の悪役を演じた、マイケル・シャノンと謂う役者さん、凄まじい演技でした。そして、主人公の聾唖の女性を演じたサリー・ホーキンスさんも、目立つ美人では無いと思うのですけれど、本当にチャーミングでして、ご覧になれば、きっと彼女の魅力がお分かりになると思います。脇役の皆さんも、手堅い演技で、画面を引き締めていたと感じました。

さて僕、最近映画館に結構行ってまして、どれも傑作だったのは嬉しい限りですが、何れも、独裁者や排他主義や差別に対しての、強い怒りを訴えているのが印象的でした。其れらが世界中で大ヒットしているのは嬉しい限りです。実際、トランプは滅茶苦茶、プーチンは今日の大統領選で圧勝でしょ。中国の習主席なんて、任期を撤廃するそうで、これじゃあ皇帝ですぜ。我が国のアベ総理も、自らに批判的なメディアが許せないんでしょう、読売新聞に出てましたけれど、放送法を改正し、民放各局の解体を目論んでいるそうです。恐ろしいですよね、自分を批判する局には放送させないってんでしょ。尤も、アベちゃんの場合、支持率が急落してますから、何れ退陣は必至、そんな暴挙はとても出来そうにありませんぜ。

閑話休題、5月12日、アメリカはニューヨーク、ボクシングの殿堂である、マジソン・スクエア・ガーデンで、ホルヘ・リナレスVSワシル・ロマチェンコのWBA世界ライト級タイトルマッチが決まりました。ギャランティは共に、億を超えるビッグ・マッチでして、世界中の注目が集まっています。僕、リナレスを応援してますが、7-3でロマチェンコ勝利と思います。でね、此の試合、非常に興味深いのは、両雄共に、ハイブリッドな選手なんですよね。リナレス選手はベネズエラ生まれで、日本の帝拳ジムに所属、トレーナーはキューバ人、プロモーターはメキシコ系アメリカ人。ロマチェンコ選手は、多民族国家で知られるウクライナ人、北京とロンドンの五輪を制した金メダリストでして、世界中で試合をし、ありとあらゆるスポーツの経験者であります。世界で最も盛んな、プロフェッショナルな格闘技であるボクシングでは、今やこんなハイブリッド選手で無ければ、世界を獲るのは難しくなって来ているんです。実際、日本のボクシングジムのトレーナーも、キューバに韓国、パキスタンにガーナ、ベネズエラにタイと、本当に国際色豊かでして、其処には、排他主義とか人種差別なぞ、とても考えられませんぜ。

此れ、教育の世界でも同様でしょう。天下の名門、鹿児島のラサールだって、今の校長先生はメキシコ人ですよ。同校は、かってはフランス語が必修でした。今でも、イギリスのパブリック・スクールの名門、イートン校と提携、交換留学をしてますでしょ。其れに、鹿児島の侍の伝統的なスタイルである、郷中教育が加わる訳です。此の郷中教育、若い男性だけで共同生活をさせ、年長者が年少者を指導して行く物なんですね。ラサールは中高一貫の寮生活であり、伝統の郷中教育に近いと謂えましょう。其処に、メキシコやイギリスからの刺激が加わる訳で、ハイブリッドと思いません!?

同じく名門中の名門、慶應義塾だって、創立者の福澤諭吉先生の外遊経験は凄いですよね。鎖国の江戸期に、アメリカに2回行き、ハワイを訪れ、スエズにパナマの両運河を通り、シンガポールに香港、欧州全域を見て、エジプトのピラミッドの前で記念写真を撮ってますもんねえ。此の外遊経験が、慶應義塾を設立した際、きっと活かされたと思えてなりません。

惜しくも夭折した、天才ミュージシャンだったプリンス、彼は強烈なリズムのダンサブルな音楽を得意にしていました。けれど、バラードからジャズからハードなロックから、カリプソからゴスペルからR&Bから、何でも造れた、真の天才でした。興味深いのは、彼は黒人と白人のハーフでして、強い影響を受けたのは、カルロス・サンタナ、ジャニス・イアン、ジョニ・ミッチェルと語っていました。僕、本当に驚いたのは、カルロス・サンタナはメキシコ人で、ハードなギタープレイが有名なんですね。ジャニス・イアンは、東欧とユダヤの血を引く、社会的な曲を唄った女性です。ジョニ・ミッチェルは、カナダの女性歌手です。其れに、プリンス独特の黒人的なリズム感が加味されるんですから、将にハイブリッドと思いません!?

物事矢張り、排他的だったり、差別的ではいけません。上記の優れた人達、皆さんハイブリッドじゃありませんか。ですから僕、驕る平家は久しからずや、アベが一番最初でしょうが、トランプも習主席も、何時か必ずや倒される、そう思いますよ~。
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