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❀ 散る桜 残る桜も 散る桜 ❀

昨夜は僕、憮然かつ悄然として眠り、カラスカァと啼いて夜が明けて、でもまだ怒りが収まりません。昨日行われた、WBC世界バンタム級タイトルマッチ、挑戦者の山中選手は、2Rに無残なKO負け、希代の名ボクサーもとうとう引退となりました。山中選手は世界タイトルを6年に渡り12回防衛、抜群の切れ味の左ストレートは、日本ボクシング史上でも屈指の威力だったと思います。モンスター・レフトの異名が付いたのも頷けますし、バンタム級と謂えば53㌔の軽量級なのですけれど、パンチ1発で強敵達をバタバタと倒すんですから、海外でも高評価であり、僕もファンでした。でもねえ、ボクシングって打撃のスポーツですから、加齢とキャリアに伴い、どうしても打たれ弱くなるんですよね。山中選手ももう36歳、コンディションは悪くなかったんですが、昨日も、アレッと謂う様なパンチで倒れてましたから、仕方が無かったのかもしれません…。

でもね、僕、決して許せないのが、対戦者のネリ選手です。26勝全勝20KO、パンチの回転が速く、身体が柔らかく、ボクサーとして資質に恵まれ、強いのは認めます。しかし、其の人間性は酷過ぎます。前回の試合でも山中選手を倒しましたが、其の際には筋肉増強剤のドーピングが発覚しました。そして昨日は、大幅に体重オーバー、王座を剥奪されたんですね。ボクシングは階級制のスポーツであり、共に同じ体重で戦うのが大前提でしょ。契約書にも明記しています。其れをね、昨日の試合では結局、ネリ選手は6㌔近くオーバー・ウェイトでした。あのねえ、山中選手は171㌢の身長なのに、53㌔の身体を造るべく、厳しい減量と過酷な節制を何カ月も続けた訳でしょ。かたやネリの野郎、59㌔で試合しやがって!あのねえ、59㌔と謂えば殆どライト級でして、山中選手はバンタム級のウェイトでしょ。4階級も上ですよ!!かたや減量でフラフラ、かたやしっかり食べて体力を温存している、此れでは山中選手、勝てる筈がありませんぜ。僕、其のニュースを見て、こんな不公平な試合はやってはいけないと思ったんです。でも、山中選手は男の中の男、真の侍でした。試合を突っぱねるなり、厳重抗議する事も可能だったでしょう。けれど、TVの生放送も決まっていて、スポンサーとの絡みもあり、試合会場には万を超すお客さんが詰めかけています。ならば、やるしかないと思ったんでしょう。絶対的な不利は承知で、生き死にがかかった、リングと謂う名の戦場に赴いた訳でしょ。恐怖に負けず、刀折れ矢尽きるまで懸命に戦った山中選手は、本当にカッコ良いですし、僕、昨日の負けは負けと思っていません。僕の中では、山中選手は未だ無敗のまま、WBC世界バンタム級チャンピオンです。しかし、激戦を繰り返し、身体が疲弊しているのも事実でしょう。今はゆっくり休んで下さい。グッド・ラック、チャンプ。第二の人生に幸あらん事を。

其れにしてもネリの野郎、ドーピングに体重オーバー、しかも今回の来日の際、新妻と、昨年末に生まれたばかりの赤子をメキシコに置き、若いガールフレンドを同伴して来日したそうで、コイツ、人間の屑ですぜ。確かにボクシングの才は認めますけれど、此の一連の愚行に、世界中のファンや関係者から非難囂々、其れでもネリは蛙の面に何とやら、平気の平左で、「また日本で試合がしたい。無敗のままで良かった。」ですって。でね、僕、本当に怒り心頭なのは、ボクシングと謂う素晴らしいスポーツを冒瀆し、其の上、メキシコと謂う国の顔に泥を塗った事です。メキシコのボクシング界は、世界を代表する名チャンプを輩出しました。フリオ・セサール・チャベスにリカルド・ロペス、エリック・モラレスにマルコ・アントニオ・バレラ、古くはルぺ・ピントールにルーベン・オリバレス、そして現在のサウル・アルバレスと、伝説の男達は、枚挙に暇がありません。其の偉大なる先人達にも、ネリは赤っ恥をかかせた訳で、シェイム・オン・ユー、恥を知れと謂いたいです。僕、断言しますが、彼の末路は悲惨だと思いますよ。僕の一番嫌いなタイプですし、古今東西、此の手の才子の行く末が、上手く行った試しがありませんもの。

シェイクスピアのマクベス、有名な話ですけれど、此れ、私利私欲にかられて謀反を起こした将軍が、悲惨な目に遭うと謂うストーリーですよね。不朽の名作ですけれど、此れ、どの国のどの時代にも、同様の人物が居るんです。才能に満ち溢れ頭脳明晰、容姿にも恵まれ、弁舌に長け、様々な面で卓越しているんですが、たった1つ、足りない物があるんですね。其れは、誠実さであり誠意でありました。では、此れから、古今東西の悪人列伝と申しますか、悪漢どもを一挙にご紹介しましょう。

先ずは古代ギリシャの大将軍、アルキビアデスです。彼は、其の煌びやかな実績と類稀なる美貌で、アテナイの国で将軍としてぐんぐん頭角を現すんですが、其れでも不満足だったんでしょう、何と長年の宿敵であるスパルタ国に亡命、自国に攻め入るんですね。スパルタ国でも出世するんですが、今度も又不満を覚え、敵国のペルシャに移ります。其処でも相当の地位となるんですが、此処まで離反を繰り返す人物ですと、矢張り信用出来ませんよね。結局、全ての国から受け入れられなくなり、惨殺されてしまうのでした。ローマ帝国のカエサル、彼は皇帝を目前にして暗殺されますけれど、其の陰謀に加担した面々は、彼の有名なブルータスを筆頭に、皆が無残な死を遂げています。フランスのロベスピエール、中国の安禄山、ソ連のベリヤ、皆そうですもんね。本邦ならば、松永久秀でしょうか。大阪の武将、三好氏の秘書として務めたのがきっかけで、三好家の重臣まで出世するのですけれど、其の後は足利幕府、そして織田信長公と主君を変え続けます。そして、結局は織田信長公をも裏切り、最後は誰も味方が居なくなり、自分の城に追い詰められ、籠城後に爆死しています。上記の人物達は、ずば抜けた才があるのに、人として一番大事な誠実さに欠けており、其の結果、悲惨な末路となってしまうのでした。

パーソナルな話で恐縮なんですが、僕の乏しい人生経験でも、同じ事が謂えます。僕、両親を早くに亡くしまして、若い頃から、本当に様々な人を、沢山見る機会がありました。でね、其のヒューマン・ウオッチングの結果、矢張り、世渡りが下手で遠回りでも、心が綺麗で実直な人の方が、最終的な勝者になる、そう確信しているんです。

ですからね、今の政界を見ていますと、寒心に堪えないんですよ。維新の会の足立議員は、「立憲民主党は北朝鮮の工作員」と発言しました。自民党の福井大臣は、架空の投資話を有権者に持ちかけており、大問題になっています。森友問題で嘘だらけの答弁を繰り返した、佐川国税庁長官は、取材を恐れ、財務省のお抱えのホテルに潜伏しているってんでしょ。総理は総理で、鳴り物入りで打ち出した、「裁量労働制」を放棄、其れは官僚達が全部悪いと答弁しました。あのねえ、組織の長たるもの、部下の失敗は自分が被るのは当然でしょうに。こんな事ばかりしていては、ネリ選手の薄汚い行為を、決して笑えませんぜ。

つくづくと 濡れそふ袖に 驚けば 降るとも見えて 春雨ぞ降る、どうやら此れから数日、全国的に雨模様の由、皆様、傘を忘れず、素敵な週末をお過ごし下さいませ。よおし僕、とりあえずは映画「ブラックパンサー」を観に行きます!楽しみ~♡
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