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怠け者は泥棒と同じだ

おはようございます。今日は全国的に晴れみたいで、爽やかな秋晴れの一日になりそうですね(^^)。僕、今夜は会食もありまして、それを楽しみに今日も頑張ります!

今朝、テレビ東京系のニュース番組「モーニングサテライト」を見てましたら、「欧州債務危機 ギリシャ・デフォルト(破産)は不可避か?」という特集をやってました。テレビ東京は日本経済新聞が所有する局ですから、経済ニュースは割と強いんでチェックするんです。さて、三菱UFJスタンレー証券のアナリストが出演して、多額の資金投入以外デフォルトは防げない、と当たり前の事を力説していました。市場やキャッシュ・フロー、ギリシャ国債だけ考えればその通りですが、後ほど詳述しますが、大事な視点が抜けている様に思うんですよね~。

今現在、欧州全体が破綻の危機にあります。ギリシャだけじゃないのが恐ろしいんですが、皆さん、PIGS、STUPID、という略語をご存じでしょうか?英語では豚、馬鹿、という意味ですが、これ、現在財政危機にある国々の頭文字を取ってるんですよね。即ち、P-ポルトガル、I-アイルランド、G-ギリシャ、S-スペインですし、S-同じくスペイン、T-トルコ、U-イギリス(UK)、P-同じくポルトガル、I-イタリア、D-ドバイ(アラブ首長国連邦、UAE)、なんです。またこれ以外に危ないと見られている国は、ウクライナ、ルーマニア、ハンガリー、エストニア、ラトビア、リトアニア、などが挙げられます。現在の経済はグローバル化し、ネットワーク化も緊密になっていますから、1つの国の経済破綻が世界中に多大な影響をもたらします。僕の知り合いである、ロンドン・バークレイズ・グループのお偉いさんの見解を聞いてみたいところではありますが…。

僕、ファンド・マネージャーでも為替ディーラーでもありませんが、この状況を単純化して俯瞰し、一言で表しますと、「ユーロという欧州統一計画を建て、上手くいった様に見えたが、もともと国力に差があるのに同一基準(金利やルール等)を持ちこんだのに無理があった。よってその軋みが、経済の弱い国を直撃し破綻寸前にある。ドイツやフランスといった経済力の強い国が、欧州の小さな国々を支えており、強国の動向如何で世界経済が左右される。」、と言ったところでしょうか。

ここでモデル・ケースとして注目したいのが97年のアジア通貨危機です。このアジア経済危機の直接的な要因は、アメリカのヘッジ・ファンド(投資家や富裕層から資金を集め投資・運用する)グループが、タイ通貨を空売りした事から始まり、日本のみならずタイ、フィリピン、香港、韓国、中国、マレーシア、インドネシアなどの国々が大変な被害を受けました。これらの国が何故大損害を受けたか?日本は、原材料輸入加工品輸出の国ですから世界経済が安定していなければ利益が受けられません。韓国経済は7大財閥中心ですから、トップの経営ミスで国が揺らいでしまいました。香港は金融産業しかないので影響を受けるのは必至です。残る国々は、当時はまだ基幹産業が無い発展途上の状態で、外国から投資を受けている段階だったんですね。そこに経済不安が直撃したものですから、投資家が一気に手を引き、経済がダウン、という訳です。

翻って、問題の国、ギリシャです。ギリシャは第一次産業はイマイチ、第二次産業は中堅国レベル、第三次産業は観光が大事な収入源、という体制ですね。最大の問題は国家公務員の数です。国の全労働人口の25%、100万人が公務員という、役人にとってはパラダイスの様なシステムでして、採用されるのにもコネクション第一であり、彼らの様な働かない人間が国家財政を食い潰し、財政赤字を隠蔽し続けたのですが、それが明るみに出て、破綻寸前、という訳です。何か何処となく、僕らが住む東洋の島国に似てませんか(^^)?この東洋の島国では、大増税でこの経済不況を乗り切ろう、という案ですが、正気の沙汰ではありません。一番大事な視点、何も仕事をせず給与だけ貰っている連中の解雇--即ち国家公務員の馘首--をして無駄を削る、がありません。よって野田サンの言う事は世界の首脳の皆さんから全く信用されず、日本の株価も全く上がらない訳です。ギリシャの偉人、フォキュリデスに、怠け者は泥棒と同じだ、という言葉があります。僕が何を言いたいか、皆さんお分かりですよね(^^)。

さて、このユーロ、欧州経済統合が最大の目的と思われがちなんですが、これ、単なるお金の問題では無く、安全保障の面も極めて大きいんですよね。ご存じの通り、第一次及び第二次世界大戦は、欧州強国である、イギリスとドイツの覇権争いが大きな要因となり、ヨーロッパ全土が悲惨な惨禍に見舞われ、何百万人という戦死者が生まれました。これを繰り返さず欧州全体で協力し、アメリカ資本や日本経済に対抗して行こう、という国の垣根を超越した画期的な試みと思うんですよね。是非成功して欲しいですし、この苦境を乗り切る事を切に願います。学術や文化の面で、世界中に多大な影響をもたらしたギリシャですから、何とか頑張って欲しいですが、予断は許しませんね…。

最後に、こういう経済や為替や銀行、近現代史や戦争を学校で教えないですから、平均的な日本人はあまり関心が湧かないですよね。せめて高校では時間を割いて欲しいものです。大学の経済学部や商学部、法学部の国際政治学系に進学するしかありません。欧米の主要紙は連日この話題でもちきりでして、少しでも皆さんに興味を持って欲しく、この様な話題にした次第です。

僕、今日は外回りの仕事もありまして、何かと慌ただしいですが、これから行って来ます!それでは、皆さん良い一日を!
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