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此処大分では、インフルエンザの罹患者が過去最多となりまして、非常事態と謂えましょう。此れ、全国的にも同様の由、読者の皆様、手洗いとうがいとマスク着用をどうか忘れずに。又、人混みの中に行かれるのは、暫くの間、控えた方が良いかと思われます。どうぞお気を付け下さいませ。謂えね、僕、もういい加減そろそろ映画に行きたいのですけれど、熱がちっとも下がりませんし、今週末はお部屋でじっと、大人しくしていた方が良さそうです、あ~あ。

此処数日、本当に体調が悪く、碌に食事も摂れず、まともにお風呂にも入れない位でした。でも今朝、意を決して、お風呂を沸かしてご飯を炊いたんですね。胃腸の具合も本調子には程遠いですから、恐る恐る食べ物を口にしたんですが、何とか大丈夫でして、矢張り日本人は米ですねえ~。米の飯に味噌汁、梅干にしらす干しに竹輪で朝飯を済ませたんですが、熱はまだありますけれど、何だか身体に力が漲る気がしました。お米と日本人は数万年近い付き合いですし、永遠の友人と謂えましょう。

閑話休題、昨日僕、退社後に、気力体力を振り絞り、ちょっとだけ書店に寄ったんです。最近ずうっと、仕事以外の時間は布団の中でして、殆ど寝ているんですが、褥中はどうしても退屈でしょ。ですからついつい枕頭の書に手が伸びるんですが、大体読み尽くしまして、文庫本を数冊買おうと思ったんです。で、書店に入って新刊のコーナーを見て、吃驚しました。故阿川弘之先生の「南蛮阿房列車」が再発売されていたんですね。此の本、乗り物狂の阿川先生が、世界中の列車に乗りまくると謂う内容なんです。明快かつ達意の筆致であり、格調高く、学識深く、そしてユーモアとウイットに満ち溢れると謂う、当代きっての名文家でして、僕の文章のお師匠さんの1人と、勝手に私淑しています。折角ですから、阿川先生の達意の文章を、少しだけご紹介します。

伊藤左千夫に、人の住む 国辺を出でて 白波が 大地両分けし はてに来にけり、という歌がある。左千夫が見た九十九里の海と、フリマントルで見る印度洋は違うけれど、あと三時間ほどでシドニー行きの飛行機がパース空港を発つ。汽車に乗って、人の住まぬ曠野を通って、白波が天地を二つに分ける光景を見ましたと、機上で報告の手紙を書こうと思う。

右に美しいマルマラ海の眺めがあらわれた。半月刀の形をしたトルコ船がいる。各種各国の貨物船が舫っている。イスタンブールには鉄道の駅が二つあって、私達が着くのはヨーロッパ側のシルケシ駅だが、連絡船で海峡を渡ればハイダルパシャ駅、そこからアジアが始まる。~中略~トルコの民族舞踊団がフォームで待っていた。車輪のきしみが消えると同時に、はげしい楽の音に合わせて踊り出した。男女互いちがいに腕を組んで半円を描いて、女の踊り子が皆美しい。それはもう、スイスともオーストリーとも、ユーゴ、ブルガリアとも、アメリカ娘のサラともちがう深目高鼻、昔々天山南路天山北路をはるばる長安の都に来ていた西域の美女たちの顔であった。

前者はオーストラリアを縦断する寝台特急、「インディアンパシフィック」号。後者は彼の有名な、「オリエント・エクスプレス」号の乗車記なんですね。うう~ん、やっぱり素晴らしい文章と感服します。でね、僕、嬉しかったんですが、名著である事は間違いありませんが、はっきり謂って、おっさんが汽車に乗ってるだけの地味な内容でしょ。爆発的なセールスも期待出来ないでしょう。でも、此の「南蛮阿房列車」、確か今回で6回目の再発売なんです。最初は新潮社、そして新潮文庫、お次は徳間文庫、続いて光文社文庫、確かJTBパブリッシングでも出た気がしますし、そして今回は中公文庫でしょ。先のお米の話じゃありませんが、本当に良い物大事な物は、ずうっと僕達の傍に居て、そして売れ続けるんですねえ。

僕、書店に行くと嬉しくなるのが常でして、何だか元気を貰える気がするんです。と申しますのも、莫大な量の書物が鎮座してますけれど、出版社の人達は、本を沢山売るのが生業ですが、「此の本は売れ行きは兎も角、どうしても読者の手元に届けたい!」と、セールスは度外視で出す物もありますよね。僕、其の情熱、無償の愛が大好きなんですよ。ですから、筑摩とか岩波とか講談社とか角川とか、本当に頑張っておられるなァと、秘かに尊敬しているんです。だって、かなり独自のラインアップで、稀覯本を発売してますもん。

此れ、レコード会社も同様でして、僕、所謂リズム&ブルーズやソウル・ミュージック、古い黒人音楽が大好きなんです♪僕が生まれた1960年代、「此の素晴らしい音楽をリスナーに届けよう」と、多くのレコード会社が群雄割拠、夫々が奮闘しました。僕の一番好きなアトランティック・レコードは、黒人音楽をこよなく愛した、トルコ系アメリカ人兄弟が創設しました。スタックス・レコードは、黒人音楽に造詣の深い白人姉弟が設立、此の会社は、人種が混合したバンドをプロデュースした、草分け的な存在です。ハイ・レコードは、兄弟と友達のレコード屋さんが出資。チェス・レコードは、バーを経営していた、ポーランドの移民兄弟が造りました。ゴールド・ワックス・レコードは、大のソウル・ファンの薬屋さんが、黒人プロデューサーに出資して出来ました。ラウンダー・レコードは、大学生3人の共同経営。其の他、アルストンにヴォルトにコティリオン、何れも音楽ビジネスとは縁の無い人達に依って造られたレーベルなんですね。何だか、地縁血縁は勿論の事、知人や友人達が集まり、手作り感が満載で、好感が持てませんか!?残念なのは、夫々の会社は大ヒットを飛ばすんですが、音楽が大好きと謂う情熱だけが先走り、マネジメントの面では素人でありました。結局、どの会社も、業界大手に吸収合併されてしまうのですけれど、当時の音源って、未だに不滅の人気なんですよ。実際、一昨年でしたか、アトランティック・レコードを買ったワーナーが、当時のアルバム200枚を一挙にリリース、かなりの売り上げでした。此れ、半世紀以上前の音楽なのに、凄い事と思います。因みに僕が持ってますのは、アトランティックが65周年記念で出した、10枚組の奴でして、此れ、未だに愛聴してまして、今ちょうど、オフィスでもかかっています♪本当に良い物って、其の時は評価されずとも、何時かきっと必ず認められる、僕、そう思うなァ。

今日は終始、僕の趣味の話に終始して、誠に申し訳ございませんでしたm(__)m。皆様、寒波とインフルエンザと風邪にはどうぞお気を付けになって、素敵な週末をお過ごし下さいね。では、又来週お会いしましょう(^.^)/~~~
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コメント

ゲロッパ!

こんにちわ!当方60代のソウルミュージックフリークです。アトランティックもチェスもスタックスも良いですよね。著者の方は、サザンソウルとか、ディープなのがお好きなのかな?モータウンも取り上げてほしかったです

No title

JBさん、はじめまして!中々素敵なお名前で、ファンキー・ダイナマイトか、ソウル・ブラザー・NO1といった感じですね(^^)。

さて、モータウンこそが、史上最高に成功した、黒人音楽のレコード会社と思います。スティービー・ワンダーにダイアナ・ロスにマイケル・ジャクソンですもんね。

でも、モータウンは確かにメロディが綺麗で洗練されていますが、余りにシュガー・コーティングされている気がして、今一つ苦手なんです。やはり僕は、少々泥臭くとも、魂の叫びを感じさせる、後ランティック・レコードの方が断然好みですね~♪

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