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THE BALLAD OF NARAYAMA

おはようございます。僕、昨夜は待ち合わせの場所に辿りつかない夢をみました。最近は、かなりの頻度で追いかけられる夢が多くて参ります…。書物を紐解いてみますと、「自分の潜在意識の中に住むもう1人の自分が追いかけてくるのです。捕まれば楽になるけれど、捕まる訳にはいかない心の葛藤や矛盾の顕れです。」なんて書いてありましたけれど、そんなん知らんがな(^^)。熟睡出来てないのが主な理由でしょうから、久し振りにボクシングの練習でも再開しようかな~。

さて、昨日の新聞各紙に小さく出ていましたので、お気づきの方も多いでしょうが、以前の本ブログで触れましたタイムマシン、もしかしてもしかすると実現の可能性が大きくなったかも!?というニュースが出ていました。夕刊フジの記事を抜粋してご紹介します。「名古屋大などの研究グループが発表した素粒子ニュートリノが光よりも速いという実験結果が話題騒然だ。光よりも速い物体が存在することになれば、アインシュタインの相対性理論で実現不可能とされた『タイムマシン』も可能となり、世界的にヒットした米映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も…と夢は広がる。これまでの物理学の常識を超えた結果に、専門家からは驚きとともに、徹底した検証を求める声も上がっている。」だそうでして、僕の乏しい乏しい物理の知識を総動員しますと、相対性理論とは、質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すれば時間が止まるという考えです。ニュートリノとは、物質を構成する最小の粒子でして、それが光よりも速いという事になれば、世紀の大発見です!!つまり、光速で動いている物体が時間が止まった状態ならば、それよりも速いニュートリノは、時間を自由に行き来出来る筈ですよね!!勿論、度重なる実験や検証は必要でしょうが、それにしても楽しみです!

僕、根っからの文系人間ですから、理系の方々には畏敬の念といいますか、自分が出来ない事への憧れがあるんです。岐阜県の鉱山内にあるニュートリノ検出装置、通称「スーパーカミオカンデ」、5万tの純水タンクと1万本の光電子増倍管からなる、宇宙の研究にまで利用出来る機械を駆使し、ノーベル賞を受賞した東大名誉教授の小柴昌俊さんはすっかり著名人になられました。この「スーパーカミオカンデ」の映像を、博多はキャナルシティのユナイテッド・シネマの大スクリーンで見た事があるのですが、巨大な純水タンクの中で、ときおり光が乱反射したりして、この世のものとは思えない幻想的な光景でした。DEEP GREEN、とも言える様な水の色が強く印象に残っています。

さて、ここからが今日の本題でして、「スーパーカミオカンデ」が登場するこの映画「赤い橋の下のぬるい水」は、カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを2度受賞(2度獲得した監督は世界で5人だけです)という快挙を成し遂げ、フランスから芸術文化勲章を受章し、アカデミー監督賞とカンヌ映画祭を制した映画監督マーティン・スコセッシを弟子とし、欧州各国で定期的に彼の作品の上映会が開かれ、日本映画学校を開設、校長兼理事長を務めた、日本が世界に誇る、通称イマヘイ、今村昌平監督の作品です。

映画監督のみならず、漫画家にしてもミュージシャンにしても作家にしても、優れたアーティストには、その人なりの匂いがある様に思います。少し見ただけで読んだだけで聞いただけで、ああ、黒澤の映画だなあとか手塚治虫の漫画だなあとかジョン・レノンの歌だなあ、ってすぐ分かりますもんね(^^)。勿論今村監督も匂いがムンムンしています。

先に挙げた「赤い橋の下のぬるい水」も、非常にセクシャルで重いテーマを扱いつつも笑えるという、今村監督の造語「重喜劇」という演出、勿論ヨーロッパ各国で公開されたのですが、フランスの全国紙に「SUKEBE JIJII」と書かれていたのには爆笑しました(^^)。非常に評価が高く、史上初の3度目のカンヌグランプリ受賞かと騒がれ、残念な結果に終わったのですが、僕、天下のイマヘイの新作、と思い、出張先の福岡で喜び勇んでシアターに行ったのですが、観客は僕を含めて僅か3人、あの時は、日本人に映画ファンが多いって本当かなあ、と疑いましたね(苦笑)。

今村監督の真価は、人間の本能である、性、生存、食、といったあらゆる欲望や本質に限りなく迫るところにあると思います。初期作品「果てしなき欲望」「豚と軍艦」「にっぽん昆虫記」といった作品群も確かに優れていますが、中期のエネルギーが爆発している代表作「神々の深き欲望」「復讐するは我にあり」「黒い雨」、後期の「うなぎ」「カンゾー先生」も肩の力が抜けた佳作です。とは言え、何といっても、アット・ヒズ・ベストは、カンヌグランプリにおいて、大島渚監督作品「戦場のメリークリスマス」との激戦を制し、パルムドール受賞の「楢山節考」に尽きるでしょう。スタッフやキャストとともに3年間、深い山中で撮影した、一言で言えば姥捨て山の話なんですが、百聞は一見に如かず、未見の方はぜひぜひご覧下さい。左とん平と坂本スミ子、清川虹子は絶妙の演技ですし、決して損はさせませんよ!

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