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~~ ウォーターラインシリーズ ~~

秋すぎて なほ恨めしき あさぼらけ 空行く雲も うちしぐれつつ、其れにしても毎日よく降りますねえ☂秋の長雨とは申しますけれど、秋晴れと謂う言葉もあるんですから、もうそろそろお天道様が見たいですよ、全く☀しかしめっきり寒くなりまして、僕、もう羽毛布団を出してしまいました。無精さや 蒲団の中で 足袋を脱ぐ、此れは子規の句ですけれど、うん、其の気持ち、分かる気がするなァ…。ギャグ漫画家のしりあがり寿さんが描いてましたが、大勢のサラリーマンが出社時に布団を背負って行き、満員電車が滅茶苦茶になると謂う内容の物がありまして、爆笑しました。特に此の時期、床から出るのが辛くなりますもんね~。読者諸賢の皆様も、風邪を引く事が無い様、お気を付け下さいませm(__)m。

さて僕、濡れ鼠になりながらも、愛犬の甲斐犬のコロちゃんの散歩を済ませて出社、エスプレッソを淹れて全国紙各紙に目を通し、或る記事を見て、いやァ吃驚しましたねえ。僕、囲碁は詳しく無く、ルールもうろ覚え、並べるのが精一杯なのですけれど、其れでも、井山さんと謂う日本最強プロが居るのは知っています。囲碁界のタイトル7つを全て持たれている最強名人であり、何れは世界一の座を争うであろう、28歳の俊英なんですね。でね、其の囲碁の世界でも、プロ棋士がAIに完敗したのは記憶に新しい処なんですが、もっとバージョン・アップしたそうなんです。今までのAIは、3千万を超す囲碁の対局を学習データとして使っていたんですって。ところが今度のAI、「アルファ碁ゼロ」と謂うんですが、人間の対局は一切学んでいないんですって。AI同士で対局させ、全くの独学で強くなったんだとか。かってプロ棋士に完勝したAI、「アルファ碁」に100戦全勝、何と新たな定石を編み出したそうでして、先の井山名人曰く、「此の新たなソフトは、僕にも分からない手を指します」ですって…。世界トップレベルにある井山名人がそう謂うんですから、AI恐るべしでありましょう。

DNAの研究も凄まじいでしょ。今や、歯の化石1つあれば、全て解析出来るそうなんです。現人類は、ホモ・サピエンスである我々、ネアンデルタール人、デニソワ人の異種交配があり、夫々のDNAを持つ事が分かっています。でもね、DNA的には、どうも辻褄が合わないそうで、未だ発見されていない未知のヒト属とも交配している由でした。所謂ミッシング・リンクなんでしょうが、数万年前の1本の歯で、其処まで分かるなんて、凄過ぎると思いませんか!?

夜空を見上げれば、1億3千万年前、遠い遠い別の銀河系で、2つの死んだ星が衝突して出来た重力波が、今、感知出来たんでしょ。其の際、宇宙空間には大量の貴金属が放出されたそうなんです。酸素の無い暗黒の空間に、ダイアモンドに金や銀の欠片が浮遊しているだなんて、詩的かつ幽玄の世界でして、ドボルザーク辺りをかけたら、ぴったり合う気がします。そしてね、月の内側に、50㌔にも及ぶ巨大な空洞がある事が分かりました。日本の月面探査衛星「かぐや」が発見したのですけれど、何だかSF漫画の世界でした。此れ、将来的には月面基地として使用する由なんですが、うん、宇宙の放射線や気温差を防げるでしょうし、妙案と思いますねえ。「かぐや」、偉いぞ!

閑話休題、AIやDNAや宇宙衛星等、確かにテクノロジーの進化には目を見張りますよね。でもね、今、東京国立博物館で特別展をやっている「運慶展」、此の凄さは、AIには分かんないでしょう。此れ、11月末までやってますから、僕、どうしても此の目で見たいんですよ~。でも、立錐の余地も無い位の人でしょうね~。さて此の運慶、皆様疾うにご存じと思います。日本が産んだ、鎌倉期の天才仏師でありまして、金剛力士像に大日如来像に八大童子像、僕、教科書でしかお目にかかった事はありませんが、一目見たら忘れられない造形美と迫力です。此れがね、上野の森の博物館に一堂に会してるってんですから、行くしかないでしょ!上野なら僕、目をつぶっても歩けますしねえ。仏像を見て、落語を聞いて、谷崎潤一郎が愛した精養軒で洋食か、森鴎外御用達の伊豆栄で鰻か、斎藤茂吉が足繁く通った蓮玉庵で蕎麦か、日本で初めてヒレカツを出した豚カツの蓬莱屋か、こりゃランチもディナーも迷うなァ。でもね、博物館って大体、月曜日が休みでして、週末は滅茶苦茶に混むんですよ。となるとウィーク・デーに上京するしかありませんで、此れから年末で段々と忙しくなるのに、そんな暇があるかしら…。

さて、其の運慶、詳しい事は分かっていないのですけれど、一族郎党が皆、仏師だった事は間違い無いんですね。お父さんが康慶、息子が湛慶、皆仏像を残しています。どうも此の運慶さん、所謂渡来系の人々の流れだったそうで、中国や韓国から渡って来て、日本人と混血しながら仏師となった訳です。此の流れ、もう少し遡りますと、かって傀儡子--くぐつ、と読みます--と謂う旅芸人達が、平安期に居たそうで、彼らは人形劇をし、歌を唄ったり、お笑いをしていたんですね。彼らも又、渡来系の人々でありました。此の傀儡子達って、平安期の総合エンターテイメントであり、其処から日本流にアレンジメントし、進化する訳なんです。仏師達も傀儡達も、人形造りは勿論上手でしょ。其れが戦国期に浄瑠璃となり、江戸期には人形浄瑠璃と進化します。そして月日は流れ、昭和になりますと、川本喜八郎や辻村ジュサブロー、四谷シモン等の優れた人形師を輩出します。

でね、唐突ですが、忘れてはいけないのが、静岡県なんです。此の地は、徳川家康公の隠居地でして、お城や神社を造ったり修復する為、様々な職人達を全国からかき集めました。其の工事が相当長く掛かった為、職人さん達は其のまま静岡に住みつきまして、空いた時間に人形や箪笥や仏壇を作ったりしていたんですね。其の流れは今尚残っていまして、日本のプラモデル・メーカーの9割が静岡でしょ。タミヤにアオシマにフジミ、ハセガワにイマイにバンダイ、此れらは皆、職人さん達の系譜を継ぐ静岡の模型会社であります。現在、僕が見る処、日本一のジオラマ製作者である、プロ・モデラーの山田卓司さんも静岡のご出身ですものね。個人的な話で恐縮ですが、僕が小学生の頃、AFVと銘打ちまして、ミリタリー系のプラモデルが大流行したんです。僕、数年間、ドイツ戦車と兵隊、そして日本の戦艦を造り続けました。当時は兎に角人気がありまして、世界中のメーカーのプラモデルが手に入り、僕、コツコツ購入していたんです。アメリカのレベルやモノグラム。イギリスのマッチボックス。フランスのエレール。香港のドラゴン。イタリアのエッシーにイタレリ。ドイツのドイツレベル。こうして見ると百花繚乱、当時はプラモデル全盛期だったんですねえ。でね、僕、各社の物を造ったんですよ。アメリカは大雑把。イタリアは、兵隊さんの縮尺が合っておらず、身長がバラつく感じ。フランスは綺麗ですが壊れ易く、ドイツは堅牢ですが部品が多過ぎ、たかがプラモデルにも国民性が出るんですねえ。矢張りねえ、日本製が一番精巧で緻密で、群を抜いて良かったですねえ。

さて僕、此処で思いますのが、国境やら人種やらで人をカテゴライズするのが如何に馬鹿げているかと謂う事なんです。だって、DNAレベルで見れば、人間もチンパンジーも殆ど変らないでしょ。例えば、黒人とアジア人の差なぞ、微々たるもんですよ。其れよりも、色々な考え方や感性をミックスし、上記の様に芸術として昇華した方が余程スマートでしょ。だってね、日本一のプラモデル・メーカー、タミヤ模型だって、世界中の戦車博物館を常に廻り、現地取材を欠かさないんだとか。僕、笑ったのが、タミヤが自動車のポルシェをプラモデルで出す際、部品を調べる為に実車を購入、全て分解しちゃったそうで、日本の職人さんって凄いですよね~。何はともあれ、人種や経歴や国籍や性別に捉われず、差別や偏見の無い世界が一番ですよね!
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