FC2ブログ

東一局五十二本場 

秋雨や 身をちぢめたる 傘の下、いや、其れにしてもよく降りますねえ☂結構冷え込んだ感がありまして、僕、昨日は其の寒さと、少々ストレスが溜まった事があったものですから、余り眠れませんでした。其れはさておき、昨夜、プロ野球を観戦しながら、ケーブルTVで、「THE われめDE ポン」と謂う番組を見ていたんです。此れ、もう20年以上放送されているのかな、麻雀番組なんですね。各界の著名人達が勝負を競うのですけれど、結構面白いんです。僕、麻雀は左程強くありませんで、極々偶に牌を握る程度です。でもね、生家は病院なのですけれど、両親が麻雀が大好きでしたから、全自動卓を設置、様々な方々をお呼びして、さながら雀荘と申しますか、サロンの様な雰囲気で、連日の様にチーポンとやっておりました。門前の小僧習わぬ経を読むでありまして、僕、誰に教わった訳でも無いんですが、小学生高学年の頃にはもう、麻雀を打てたと思います。僕、時折代打ちをしたり、お客様にお茶を出したり出前を取ったり牌を磨いたり、何だか雀荘のボーイの様でした。でね、様々な打ち手を後ろから見ていて勉強になったんですが、麻雀の本質、其れはイメージの勝負と感じました。此の一局、大きい手を狙うべきか守るべきか捨てるべきか、はたまた布石を打つか速く上がるか鳴くか、要は想像力なんですよね。頑固で何時も同じ様な打ち方をする人、其れって全体をちっとも見ていない訳で自己完結の世界、相手は3人居る訳ですから、こういう方は大概負け組なんですよね。其れでも人の意見を聞かず己を変える事をしませんで負け続ける、何だか人生の様でありました。

昨日、オーストリアで選挙が行われ、反イスラムであり、難民を受け入れないとする党が圧勝しました。極右政党と連立を組む由です。でね、次期新首相は何と31歳、世界最年少のリーダーの誕生だそうです。セバスチャン・クルツさんと謂う方で、写真を拝見した処、中々のイケメンでして、未だ大学に籍があるんだとか。僕、老婆心ながら気になるんですが、クルツさん、経歴を拝見しますと、1年間の兵役の後、政治活動を始め、其の合間に少しずつ大学に通っているそうなんですね。実質、軍隊と学校と政界しか知らない訳で、しかも31歳でしょ。確かに頭も顔も良く、カリスマ性があり、演説も上手なんでしょうが、こんな偏った経歴の方に、国の舵取りを任せて良いんですかねえ…。ドイツでも極右新党が躍進しましたし、チェコでは、まるでトランプを思わせる、バビシュと謂う実業家出身の政治家が新党を造り、大きく伸長しています。オーストリアもドイツもチェコも、極右政党が急伸しているんですね。此れ、対岸の火事ではありませんで、我が国も、何時こうなるか分かりませんぜ。

僕、つくづく思うんですが、本質的には右翼も左翼も、メンタリティや考え方って同じなんですよね~。だってね、信じる対象が天皇陛下か共産主義かで異なるだけで、いざ組織を造ると、単なる独裁になってしまうんですよ。先の麻雀の負け組と同じでして、廻りが全く見えていない観念的理想論と謂うのかなァ。まァ、人って自分の見たい物しか見ませんものね…。

かって僕、院生の頃、所謂カルト集団の研究をした事があります。其の法科大学院、比較文化研究所と謂う処でして、僕の専攻は国際政治でした。でね、カルトって大概、政治運動と結び付くんですよ。当時はネットもありませんでしたから、僕、調べる対象を国内に絞ったんです。オウムと連合赤軍と2・26事件の3つをテーマにして、小論文を書いたんですね。あの原稿、どっか行っちゃったなァ…。うろ覚えの記憶を辿り、要約しますと、此の3つの事件、共通項が非常に多いんですよ。「今の社会はおかしい、世直ししなくては」、此れが全ての根底にあります。オウムは宗教で、連合赤軍は左翼思考で、2・26事件は陸軍でリーダーを立て徒党を組み、武力を用い実際に行動に移すと。そして物の見事に大失敗するんですね。

少し冷静になれば当たり前なんですが、小さな組織内だけで、そして仲間内だけで論理を構築するものですから、其れなりに緻密だったとしても、社会全体を全く見てませんので、歪でグロテスクな思考になってしまうんですよね。お山の大将俺一人、其れじゃ誰も付いて行きませんぜ。そして、其のメンバーで高学歴の人って、結構多いんです。勉強は必ず正解がある訳ですけれど、実社会ではそうも行きませんよね。となりますと、正解--実際は現実と大きく乖離しているんですが…--らしきものを教えてくれ、導いてくれる人を盲信しちゃうんですよ。オウムが好例ですけれど、麻原って、空中浮遊だと謂って、座ったまま宙に浮き、信者を増やしましたよね。でもあれ、或る程度練習したら、誰でも出来るそうなんです。だって以前、深夜のお笑い番組で江頭2:50が、空中浮遊をやってスタジオは大爆笑でしたもんね~。こんなのを信じちゃうんですから、外から見れば大馬鹿集団でありましょう。

僕、排他的で観念的で独善的な思考が如何に怖いか、身に染みて知っている心算ですけれど、現代の日本には既に、240万人の外国人が住んでいます。そして、年間2300万人の方々が此の国を訪れます。良し悪しを別として、僕達はもう、外国籍の方と共存せざるを得ないですよね。となりますと、例え考えや慣習が異なっても、寛容かつ許容の精神が必要不可欠と思うんです。極右が台頭しつつある欧州や、かってのカルト集団の様な思考法って、まるでアナクロニズムでして、古過ぎて田舎臭くて野暮天、余裕が無くて愛嬌も愛情も感じられず、とてもついて行けませんぜ。

幾山河 越えさり行かば 寂しさの はてなむ国ぞ 今日も旅ゆく、酒仙であり漂泊の歌人、若山牧水の句ですけれど、古くから人類は、旅行や交易を重ねて来ました。僕、とっても吃驚したんですが、北欧の海賊のバイキングの墓を調べた処、死に装束にアラビアの文字が刻まれていたと謂うんですね。彼らがムスリムだったのか、或いは交易の品か単なる略奪品なのか、今後の研究の結果が待たれる処ですけれど、何れにせよ、北欧の海賊とアラビア人と、何らかの交流があったのは間違い無いでしょう。日本の正倉院、天平文化の時代の宝物が多数収められてますよね。此処には、中近東の屏風に中央アジアの敷物、東南アジアの鏡、中国の絵画、ミャンマーの琥珀、イランのトルコ石、アフガニスタンのラピスラズリ、インドの置物等々、将に百花繚乱でありまして、如何に多くの人々が交易に携わっていたかが一目瞭然です。

世界に目を向けても、古代ローマの使者は西暦166年、シルクロードを超え、中国の漢の都である洛陽を訪れたと記録が残っています。紀元前に遡っても、メソポタミアとインダスの両文明間で海上貿易が行われていました。古代ギリシャや古代エジプトも同様でありましょう。かって地中海に面したアフリカには、フェニキア人が造ったカルタゴと謂う国がありました。此処、最後はローマ帝国に滅ぼされますけれど、数世紀に渡り地中海を制した貿易国家でしたもんね。

僕、つくづく思うんです。どんな大国でも小さな組織でも、利己的かつ排他的になった時、其処で成長が止まると。当院は常に風通し良く、率直にフランクに是々非々でありたいです。ところで我が国は何だか、徐々に右傾化している感がありますよね。国を愛するのはとっても良い事ですけれど、其れを無理強いしたり、押し付けたりするのは宜しくありませんよね。どうか今度の選挙の結果、より良い日本となります様に…。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しもごおり

Author:しもごおり
OSHブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR