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ジャッカルの日 

僕、愛犬の甲斐犬のコロちゃんに起こされたのが、夜中の3時頃でしたか、とぼとぼと歩いていましたら、名月や 池をめぐりて 夜もすがら、そう謂えば今宵、中秋の名月なんですよね。一足先に月見と相成りまして、人も犬も夜空を見上げていました。でね、お部屋に戻ってひと眠りと思ったのですけれど、もうちっとも眠れやしないんですよ、目が覚めちゃって。今日は大事な会議があるのに、寝不足では申し訳無いと思ったんですがもう仕方がありません。珈琲を淹れ、枕頭の書を手に取り、読み耽っていました。幾度となく読み返した、永井荷風の「あめりか物語」でして、当時の米国の見聞録を小説仕立てにした物なんですが、まァ流石に文章の達者な事、此れ、最近の文士ではとても書けませんぜ。しかもね、荷風先生は明治の人なのに身長は六尺と謂いますから180㌢の長身、しかも大名の家系の資産家、モテにモテるんですよ。混血のダンサーから金髪美女からロシア人、清楚な美人から芸者衆に黒人と、当たるを幸いなぎ倒す感がありまして、先生、ちょっと落ち着いて!でね、扉絵には、正装した荷風先生の写真があるのですけれど、当時の文人は凄いと感じますのが、所謂ボヘミアン・タイと謂う特殊なネクタイなんですよね。此れ、襟元に大きなリボンを結んでいるとお考え下さい。目立って仕方が無いと思うんですが、明治期の流行りだったんでしょうね~。

男性のファッションって、女性と較べると誠に詰まらないんです。だって、靴は黒か茶でしょ。スーツも紺、茶、グレー、黒。スーツの襟の部分が大きいか小さいか、後はダブルかシングルか三つ揃いか、くらいでしょ。後はチェックかストライプか、柄で少々アクセントを付ける程度です。まァ、其の分、楽ではあるんですが、女性は、キュロットにAラインにジャンパー、ミニにタイトにロング等々、スカートの種類は多いですもんね。男子が公に身に付けるスカートって、スコットランドのバグパイプの楽団員の、民族衣装のキルトだけでしょ。しかもあれ、下着付けてませんからね。もし風でも吹いたら全員丸出しでして、大変ですよ!しかも、女性は靴もバッグも楽しめますし、髪型もある程度は変化が付けられるでしょ。僕、天然パーマですから、此処30年、ずうっと同じ髪型で、飽き飽きしてますもん。しかもね、女性がホット・パンツを穿けば、可愛かったりセクシーだったりしますけれど、此れ、男性が穿いたら、何だか妙でしょ。もうこうなったら僕、今年の冬は、襞襟のYシャツでも着てやろうかしら。此れ、襟の処がひだひだになっている、中世のヨーロッパ貴族が身に着けている奴です。でも、大爆笑は必至でしょうし、矢張り無理だろうなァ…。

となりますと、男性のファッションで最も冒険し易いのはネクタイ位でしょうね。此れ、幅が広いのがワイド、狭いのがナロー、先端を斜めに切ったのがカット。同じく先端が四角いのがスクエア、裏表が共に使えますのがツイン、其の他に、ボウタイにアスコットにループ、結構色々ありますもんね。僕、かって豪州に住んでいた際、現地の方に教えて貰ったのですけれど、ストライプの柄の、レジメンタル・タイってありますでしょ。此れ、着用するには相当注意が必要なんですって。此のレジメンタルの元々の意味は、「部隊」でして、各々が属する組織を表すそうです。ですから其れが、海兵隊や空軍や陸軍だったり、出身大学を表すネクタイだったりする訳で、フォーマルな場では避けるのが、暗黙の了解だとか。因みにオックスフォード大は確か、黒字に黄色だったかな!?僕達日本人はそんな事とはつゆ知らず、平気でレジメンタル・タイを付けてますが、無知って恐ろしいですよね。でね、僕、帰国してから、サミットとかG8とか、各国首脳のネクタイをチェックしたんですが、皆さん無地だったり、水玉の小さなポイント程度でして、ははァ成程と、合点が行きました。

国際政治って、其処まで気を使うんだ、大変だなァと思いまして、昨日寝しなに週刊誌を読んでましたら、眉唾かもしれませんが、北朝鮮の刈り上げの太っちょの旦那、既に逃走ルートを確保、亡命出来る様に準備万端だとか。どうやら地下深くにトンネルが掘ってあり、其処には既に線路があり、電車でロシアのウラジオストックまで逃げると。其処からは空路でして、何と北朝鮮から1000㌔先の北極海、スバールバルと謂う離れ小島まで逃げちゃうんだとか。何だかもう、007を地で行く話ですが、でもねえ、国際政治を見ていますと、此の亡命、決して少なくありません。

つい此の間、先々月でしたか、タイの女性首相のインラックさん、中々の美人で、各国の首脳は皆、デレデレしていたのが記憶に新しいですが、クーデターが起きて身柄を拘束、裁判で判決が言い渡される直前に飛行機で逃亡、今はドバイに隠れ住んでいるでしょ。もう30年近く前になりますか、フィリピンのマルコス大統領、革命が起きてハワイに逃げましたもんね。韓国の初代大統領の李さんも同様でして、革命が起きハワイに逃亡です。ペルーのフジモリ大統領も、クーデターが起き、東京滞在中に日本に亡命しました。ウガンダのアミン大統領も軍部の反発を招き、サウジアラビアに亡命です。

まァ、枚挙に暇が無いのですけれど、僕、権勢欲って凄まじいなァと痛感しますのは、上記の大統領の皆さん、亡命先でも虎視眈々、復権の機会を伺うんですよね。尤も、亡命まで追い込まれる段階で、民心は既に離れている訳ですから、上手く行く筈はありません。皆、寂しく死んで行くんですが、亡命政府で見事巻き返したのって、フランスのド・ゴール位ですもん。尤も彼の場合、ドイツから占領された祖国を救うべく、亡命先のイギリスから参戦、最前線で躰を張って戦い、見事パリを奪還した英雄ですから、そりゃ皆が支持しますよね。ですから、国際空港を筆頭に、現役空母に大広場に橋に、シャルル・ド・ゴールの名が、今尚燦然と輝いているじゃありませんか。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、そう申します。自分の命を捨てる程の強い覚悟があってこそ、窮地を救えると謂う意ですよね。僕、今回の解散総選挙の茶番劇を見ていて、与野党共に、しまりの無い私利私欲に走る連中ばかりな気がするんです。アベも小池も所詮は同じ穴のムジナ、お笑いのジミー大西の言葉を借りれば、「アイツが出た途端に白けるわ~」でして、何だか虫唾が走るなァ。先のド・ゴール大統領をご覧なさいよ。常に戦場に身を置いた生粋の軍人であり、フランスの為に戦い重傷を負った事もしばしばでした。私生活は質素、女性や金銭のスキャンダルも無く出処進退も鮮やか、教養に満ち溢れ、内政も経済政策も外交も中々巧みでした。彼の唯一の欠点、其れは極めて頑固だった事ですかねえ。先ず滅多に妥協をしませんから、暗殺未遂事件は何と31回、其れでも全ては母国フランスの為と、信念を曲げなかった不屈の男なんです。此処までの人物が、今の日本政界に居るのかしら…。何だか空しくなりますけれど、とりあえずは野党の何処かに入れるしかありませんね~。
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