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MONSTER

「2人の夏」と謂うロマンチックな曲がありましたけれど、涼しさの 肌に手を置き 夜の秋、夕暮れや明け方には、些か肌寒くなりまして、皆様、週末は如何お過ごしでしたか!?僕の愛犬、甲斐犬のコロちゃんと謂うんですが、御年16歳、何だか体調を崩していまして、昨日なぞ右の後ろ足が動かなくなりまして、狼狽してしまいました。幸い、事無きを得て、自ら動けたんですが、もうボケてしまったのか、夜鳴きが酷いんです。お蔭で、夜中の1時や3時台に散歩に行く始末、どなたか、老犬の扱いをご教授頂けないでしょうかm(__)m。此のままですと僕、睡眠不足で倒れそう…。

さて僕、寝不足の目をこすりながら、昨日衛星生中継された、WOWOWのボクシングの試合を観ていました。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、井上尚哉VSアントニオ・ニエベスの一戦です。いやァ、チャンピオンの井上選手、完勝でありまして、本当に良かった、おめでとうございました。僕の敬愛する先輩社長、あ、今は会長のAさん曰く、「今までの日本人ボクサーの中で最高の才能」と仰っていましたが、全くの同感ですねえ。A会長は恐らく60年近く、僕は40年近く、ボクシングを観続けて来ましたけれど、井上選手は群を抜いています。かっての幾多の名チャンプには、夫々の長所がありました。爆発的なパンチ力を誇った、柴田国明や浜田剛史。手数ならファイティング原田。パンチの切れ味は天下一品のサウスポー、海老原博幸に山中慎介。ど根性と戦略に長けた輪島功一。カリスマ性なら、大場政夫に辰吉丈一郎。風格を感じさせる域に達していた、内山高志に長谷川穂積。クレバーで冷静でテクニカルだった、渡辺二郎に川島郭志。目を瞑れば、彼らの名勝負が今でもありありと思い出せます。

でもねえ、井上選手は、日本ボクシング界70年の歴史の中で、ずば抜けているんですよ。パンチ力、センス、テクニック、勝負度胸、頭脳、スピード、何れも抜群です。そして昨日、破格のオファーを受け、とうとう米国進出となりました。彼の属するスーパーフライ級は、強者揃いなんですが、昨日の興行は、其の階級のトップ・スターが揃い踏み、さながら品評会の様相を呈していました。初の米国でのビッグ・マッチ、異なる環境、多くの報道陣に囲まれ、全米のみならず世界で放映され、そしてライバル達も鵜の目鷹の目で井上選手を観察していた訳で、プレッシャーが掛かって当たり前と思うんです。でもねえ、24歳の若武者はどこ吹く風、実に堂々と、其の状況を楽しんでいるかにも見えました。ほんの少し、ガードが低かった事を除けば、試合内容はほぼ完璧でした。相手のニエベス選手、パンチ力の差に嫌気が差したのか、もう早々に戦意喪失でして、凄まじいボディ・ブローを喰らいダウン、次のラウンドで棄権でしたもんね~。いや、井上君なら、ボクシングのメッカ、ラスベガスのビッグ・マッチも充分可能ですし、先ずは3階級制覇、そして統一チャンピオン等、夢は益々広がります。こうなったらもう、行く処まで行っちゃって下さい、応援しています!!でね、余談ながら、昨夜のメインで、ローマン・ゴンザレスと謂う、4階級制覇の偉大なるチャンピオンの試合があったのですけれど、4Rに衝撃的なKO負けを喫しました。強い男が負ける姿って、何度見ても慣れず、悲哀すら感じるんですが、井上君が快勝での全米デビューの日に、同じ会場でかっての名チャンプが劇的な大敗を喫するなんて、まァ何ともドラマチック、世代交代の夜として、ボクシング界の歴史的な日になるかもしれません。此れ、観ていた人はきっと後から自慢出来ますよ~。

でね、つくづく思うんですが、僕、豪州のメルボルンに2年程住んでいた時、新婚さん向けの現地ガイドのアルバイトをやっていたんですね。海外で仕事をするって大変な事でありまして、先ず自分を認めて貰う処から始めねばなりません。悲しい事ですが、陰に陽に人種差別は付いて回りますし、言葉に習慣に気候風土、食事や飲み物の問題もあります。曲がりなりにも異国でお金を稼ぐって、大変な事でして、僕、自画自賛で恐縮ですけれど、男として成長出来たと思いました。ですから井上君は、人としてボクサーとして、益々強くなると思うなァ。

矢張りね、自分なりのオリジナルな武器を持つべきでして、東大を出るのも凄い事なんですが、あれって、ペーパー・テストにパスしただけでしょ。僕、知人に東大卒が何人か居て、駒場祭ですか、彼の大学の学園祭に行った事があるんですね。でもねえ、「彼らって、成績は抜群なんだろうけど、社会に出て、きちんとコミュニケーションを取れるんだろうか」と謂う人達が矢鱈と多く、僕、色々と考えさせられました。つい先日、書店で色々と興味深い本を購入したのですけれど、其れ、夜行列車とドイツ戦闘機と料理の専門書なんですね。3つの書とも、此の分野が好きで好きで堪らないんだろうなァと、其の対象物に対する愛が、ひしひしと感じられました。こういう方々って、其のジャンルで必ずや、ご飯が食べて行けると思えてなりません。だって、夜行列車の本を書いた堀内重人さんは、車両の運用から料金設定から政策立案まで、グラフにチャートに、びっしり書いてましたもん。ドイツ戦闘機の野原茂さんは、70年前のパイロットの操縦マニュアルまで入手、ドイツ語まで喋れる様になったとか。料理の本の小泉武夫先生、僕、ご本人を拝見した事がありますけれど、日本のみならず世界中を食べ歩き、もう150冊ぐらい書かれてますが、其れらは全て、食べ物に関する本ですもんね。こういう人って沢山居まして、ボクシング界ならジョー小泉、フィンランド軍と戦車全般なら斉木伸夫。映画評論なら川本三郎。永井荷風研究ならば秋庭太郎と松本哉。野球なら小関順二に安倍昌彦。ラグビーは小林深緑郎。此れらの先生方の情熱と愛には、敬意を表します。有名大学に行く事も立派ですが、自分なりに好きな物を見つけ、其れで食べて行くのも素晴らしい事と思います。人間到る処青山あり、人生色々ですよ!

凄いと感心しましたのが、何の雑誌で見たか失念したんですが、日本人でインドで仏教を説くお坊さんでして、佐々木秀嶺さんと謂う方なんですね。佐々木さん、成績は元々抜群だったそうですが、尋常では無い位、ご婦人方が大好きだった由、色々な女性に散々手を付け、日本に居られなくなったと。仏教の修行先のタイでも同様、居場所が無くなり、インドに渡ったそうです。其処で一念発起、仏の道を説きはじめたんですね。インドは仏教発祥の地ですけれど、今では国民の殆どはヒンズー教徒であります。ところが、インドにはカースト制と謂う身分制度が今でもあるんですね。バラモン・クシャトリア・ヴァイシャ・スードラの4階級に分かれるんですが、其れにも入れない、不可触民と呼ばれる、身分が最下層の人達が居るんですね、悲しい事です…。佐々木さんは、スラム街のバラックに住み、差別は決して良くない、仏の下では皆平等であると、仏教の説法を始めたんですね。佐々木さんが仏の道を伝え始めたのが半世紀前、其の時、インド国内の仏教徒は数十万人だったとか。其れが今では、1億5千万にも達した由でして、佐々木さんが来るとなると、数十万人が集まるとか。いや、佐々木さん、凄い人であり、生けるカリスマであります。ヤイヤイ、日本中に沢山居る生臭坊主ども、少しは佐々木さんの爪の垢でも煎じて飲めばどうだい。

此れは僕の個人的な好みなのですけれど、有名大学を出た優等生も結構ですが、充実したアカデミックな教育を経ずとも、反骨精神に満ち溢れたバイタリティのある人の方が、後世に名を残している気がしてなりません。文学界では司馬遼太郎に松本清張、海音寺潮五郎に永井荷風。漫画界では手塚治虫に小池一夫、ちばてつやに石ノ森章太郎。映画界の黒澤明、成瀬巳喜男、今村昌平、溝口健二。国文学の折口信夫、粘菌学の南方熊楠、民俗学の宮本常一、細菌学の野口英世。まだまだ沢山居らっしゃいまして、枚挙に暇がありませんけれど、皆さん、学閥や学歴に決して頼らず、寧ろ無関心であり、そして自分のオリジナリティを強烈に打ち出し、今尚評価が極めて高い、偉人であり巨星ばかりでありましょう。あ、決して誤解して欲しくないんですが、有名大や学歴を否定している訳ではありません。僕自身も、法科の大学院まで行き、得る物は多かったですもん。只、有名大に行く事だけを目的化して欲しくないんですね。一番大事な事、其れは、何処の大学を出たかでは無く、何を学んだか、でしょう。どうも、其処が分からない野暮天が多いんで困りますぜ…。

さて、今日は此の後は疾風怒濤、息つく暇が無い忙しさでして、夜には会食もあり、長い一日になりそうですが、精一杯頑張って来ます!!
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