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サテリコン

萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花また藤袴 朝顔の花、山上憶良が万葉集で謂う処の秋の七草ですけれど、毎朝愛犬と散歩していますと、四季の移り変わりを肌身で感じます。未だ暑いのは暑いんですが、払暁なぞもう、うれしくて 何か悲しや 虫しぐれ、鈴虫松虫こおろぎにくつわ虫、皆、今を盛りに、りんりんちろちろがちゃがちゃ、盛んに鳴いているんです。こうなりますと秋の訪れも近く、秋刀魚新米太刀魚松茸、栗に銀杏、かぼちゃにお芋、美味しい物が旬となり、とっても楽しみですよね。僕、中でも結構好きなのが錆鮎でして、所謂落ち鮎の事なんですね。鮎と謂えば初夏が旬なのですけれど、秋口の産卵期の物を錆鮎と謂い、脂は少々抜けた感じですが、何だか粋な姥桜と謂った風情と味わい、此れが何とも乙でして、またねえ、冷や酒と一緒にやりますてえと、箸もお猪口も止まりませんぜ。

豊かな四季のある豊葦原瑞穂の国に乾杯、そう謂いたくなるんですが、パーソナルな感想かもしれませんが、年々歳々、住みにくく世知辛い世の中になって来た気がしてなりません。謂えね、僕、毎朝6~7紙を読んでいるのですけれど、テクノロジーの進化って、凄まじいじゃないですか。今朝の産経と朝日でしたか、何れは超小型の医療用ロボットが完成する由でして、其れ、㍉より小さな単位の大きさになるらしく、コイツが体内を匍匐前進で移動、癌の処まで辿り着くと、幹部を切除し薬を塗布するんですって。尤も、現在開発中ですから、完成までには十年以上が掛かるそうですが、もう此れ、1966年のSF映画「ミクロの決死圏」、其のままでありましょう。1966年当時は、体内に小型ロボットが入るなぞ将に夢物語だったのに、其れから半世紀経つと、実現可能ってんですから、技術革新は凄まじいですよね。又、金庫を破れるロボットすら、自作出来る時代でありまして、くわばらくわばら…。そうそう、去年でしたか、香港のグラフィック・デザイナーが、グラマーかつコケットリーなハリウッド女優、スカーレット・ヨハンソンそっくりの喋れるロボットを造って、大層話題になりましたよね。僕、昨夕、「エージェント・オブ・シールド4」と謂う海外ドラマを観ていたんですが、劇中、人間そっくりのAI搭載ロボットが登場、殺人や悪事の隠蔽や情報操作等々、犯罪行為に迷い無く手を染めていました…。勿論此れは悪例ですけれど、テクノロジーの恩恵を、自分自身も受けている訳ですが、万が一おかしな方向に行った際、セキュリティとかセーフティネットとか、ちゃんと準備出来ているんですかねえ!?そうだ、読売に出ていましたのは、トヨタの若手技術者達や飛行機会社の精鋭が集結、空飛ぶ車を造っているとか。どうやら、此の車が東京五輪の聖火台に聖火を付ける由でして、垂直に離着陸、時速100㌔だそうで、こりゃ確かに一見の価値はありそうです。ハリアーと謂うVTOL機、垂直離着陸出来るジェット戦闘機がありますけれど、其れを参考にしたのかもしれませんね~✈

閑話休題、こうして拙ブログを書いている最中にも、北のミサイルが日本上空を通過しました。日本政府は、もしミサイルが来たら、「地面に伏せて頭を守れ」と謂ってますが、あのねえ、阿呆で馬鹿で間抜けじゃないの!?そんな事したって焼け石に水でしょうに。かって、アメリカがB-29で日本を無差別爆撃した際、相手は高度1万㍍を飛んでいるのに、日本陸軍の大馬鹿どもは、竹槍を渡して訓練させてたんですから、其の阿呆過ぎるメンタリティは、今の政府にも連綿と受け継がれているみたいですね…。其のアメリカでは白人至上主義が台頭、EUではテロが相次ぎ、ロシアは不気味に蠢動してますし、中国とインドは一触即発、フィリピンではイスラム教徒と政府軍が内戦状態、タイのインラック元首相はドバイに逃亡、アフリカでも中東でも、戦が収まる気配はまるで見えません。日本でも、右傾化に年金に原発に少子高齢化に赤字国債、そして近未来の自治体の消滅と問題は山積、もう何だか気が滅入るなァ…。

僕、最も気になりますのが、世界的に見て、右傾化し排他的になっている気がするんですよね。EUにせよアメリカにせよ日本にせよ、外国人や移民は出て行けと謂いますか、其の傾向が強いですもんね。皆、余裕が無いのかなァ…。僕、全世界が問題を抱えている今こそ、一致団結しないでどうするんだと思うんですよ。「人類皆兄弟」、A級戦犯で右翼の大物、政界のフィクサーで暗黒街にも顔が利いた笹川良一も、かってそう謂ってたじゃありませんか。

此の難局を乗り切るには、温故知新と申しますか、バック・トゥ・ジ・ベーシック、原点に戻るしか無い、僕、そう思えてなりません。先日、古代ローマのポンペイに程近い街から、西暦79年に描かれた、女性の肖像画が発見されました。ポンペイと謂えば、ベスビオ火山の噴火で消滅した街ですけれど、先の絵は、灰と共に其処に眠っていたんですね。携帯型のX線分析装置等、最新技術を駆使し、此の絵は見事に復元され蘇ったとか。僕、其の絵を観ましたけれど、黒い縮れ髪に大きな瞳、高い鼻におちょぼ口、すっきりした顎のラインにタンク・トップ風の衣装でありまして、中々の美人でありました。でね、此のポンペイって、1世紀の時代に栄えた街なんですね。火山の大噴火で、一瞬にして壊滅したのは可哀相で仕方がありません。しかしながら、200人以上の専門家や技術者や学者による最新の研究で判明したんですが、此の街、吃驚する程近代的なんですよ。

僕、何だか感動したんですが、遺体が火山灰で固まっていますから、其処に石膏を流し込み、犠牲者の元の姿を克明に再現出来たとか。ドクターが全身をCTスキャンで分析、そして歯医者さんが歯を調べると。性別は勿論の事、年齢、出生地、職業、地位までも分かるんですって!さて、此のポンペイ、人口は凡そ2万人だった由でして、港町ナポリに近いですから、様々な人達が集まったのでしょう。まるで現在のニューヨークさながらでして、イタリアは勿論の事、欧州各国に中東にアフリカ等々、人種の坩堝だったとか。又、港町の特性を活かし、地中海各国の様々な食材が豊富にあったそうです。街は石畳で舗装され、碁盤の目状に道がありました。ファーストフードのお店があり、花街と申しますか華やかな飲み屋街があり、ワイナリーがあり、市場に劇場に会社、バーに居酒屋--当時のメニューまで残っているそうです--にレストラン、クリーニング屋にホテルに公衆浴場、そして上下水道に公衆便所も完備って、過疎化で苦しむ日本の街より、余程良いのでは…!?

僕、つくづく思うのですけれど、パクスロマーナ、古代のローマ帝国は本当に偉大だったと感じます。史上、最も長く続いた巨大帝国ですけれど、其の一番の長所は矢張り、寛容性でしょうか。地中海を中心に欧州全域、そしてアフリカや中近東までも領土を広げました。其の過程において、通常ならば、占領地の民を奴隷扱いするのですけれど、其れは決してせず、其の地域の特性や自治権を認め、「あなたたちもローマ市民ですよ」と同等に扱ったんですね。もし不運に奴隷になっても、或る程度奉公すれば、解放され市民になれました。此の寛容さと柔軟さ、此れこそが何世紀にも渡り、ローマ帝国の栄華が続いた理由でしょう。以前の拙ブログでも軽く触れましたが、歴代皇帝の経歴って、バラバラですもん。貴族あり軍人あり外国出身者あり経歴不明の人あり、バラエティに富んでまして、日本の様に二世議員ばっかりではありません。同様に数世紀に渡って君臨した、トルコのオスマン帝国も、同様の政策を採りましたもんね。僕、此の寛容の精神を思い出し、其処に現代のテクノロジーを加えれば、スーパー・ハイブリッドと謂いますか、理想郷が造れると思うんですよねえ♡

其れに較べ、アメリカなぞたかだか200年程度の歴史しか無い訳で、其れでいて人種間の差別や、宗教間の対立が果てしなく続いている訳でしょ。僕、そんな度量の狭さでは、古代ローマには遠く及ばず、パクス・アメリカーナなぞ烏滸がましく、とても世界の覇者として認められない、そう思うなァ。何れにしても、其の組織が長く栄えるには寛容と許容でありましょう。よし、其れを拳拳服膺、此の後大事な商談がありますから、頑張って来ます!
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