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❁ flowers in the shade ❁

止めどなく果てしない劣化と申しますか、八岐大蛇の断末魔の叫びと謂いますか、其れにしても現政権の体たらく、目を覆わんばかりの物があります。妖怪面の菅官房長官は定例の記者会見において、「ここは質問に答える場所ではありません」と対応していました。あのねえ、記者会見で質問を禁じるって、じゃあ何の為に報道陣を呼ぶんですか!?しかも、自分の著書の内容について問われ、「知りません」って、もうねえ、アンタ本当に大丈夫!?新任の、江崎沖縄北方担当大臣も酷いですねえ。閣議の前に、周囲が止めるのも聞かず、景気付けだと思い切り飲酒していたそうです。挙句の果てには、天皇陛下の前での認証式においても、シャンパンをがぶ飲みしていた由、コイツ、戦前ならば不敬罪で監獄行きは確定でしょうねえ。答弁も知的レベルの低さが露呈していまして、「お役所の原稿を読ませて頂く」「北方領土に関して自分は素人」「報道陣はTVカメラを勝手に回すな」、ですって。あのねえ、此れじゃあ、新橋辺りでネクタイを額に巻いて、おだを上げ泥酔しているサラリーマン以下ですよ。またねえ、此のインテリジェンスが無い連中を登用した、偉大なるアベ総理も、輪をかけて酷いもんです。加計学園の問題では終始一貫して大嘘を付き通し、此の不景気の中、公務員の給与は上げ続け、長崎の被爆者の方々からは、「あなたは何処の国の総理ですか」と詰め寄られる体たらくでして、は~あ、もう年貢の納め時、とっとと辞めたら良いのに…。未練がましい男はモテないぞ~。僕、此の魑魅魍魎どもの、卑しく下種な面付きを見ているだけで、深い溜息が出ますし、次に激しい怒りが込み上げて来ます。超高齢化社会により、此の国の根本が揺らいでいます。おまけに、原発のメルトダウンは放置したまま、赤字国債は1000兆を超え、貧富の差は広がる一方で年金は貰えませんよね。こんな無為無策かつ無能な為政者達に、此の国の舵取りを任せていて良いんでしょうか。

朝から不快な話題で、大変申し訳ございませんm(__)m。話を変えまして、僕、昨晩、旧知の偉い方と、会食する機会があったんですね。博学博識であり、国際的にも認められ、文武両道のスポーツマンであり、其れをちっとも鼻にかけない温和な人格者でありまして、僕とは正反対なのですけれど、こういう方とお酒を酌み交わせると謂うのは、人生の幸せの1つでありましょう。思い出話に花が咲き、笑いあり涙あり談論風発、楽しい一夜でありました。其の折、僕の亡母の話になったんですね。其の方が若い頃、亡母から如何に影響を受けたかと謂う事を拝聴したんです。僕、不肖の息子ですけれど、亡母に対し過分な褒め言葉を賜り、恐縮するばかりでありました。先生、本当にありがとうございましたm(__)m。機会があれば是非又お供させて下さいm(__)m。しかしねェ、其の方は僕の生家に幾度となく泊まられたのですけれど、其の折に、亡父が新しい下着をおろしてくれたと。そうしましたら、当時の亡父は齢60を過ぎ、もう耳順の年齢なのですけれど其の下着、燃える様な深紅のスケスケブーメランパンツだった由、そりゃセクシーにも程があるでしょ!将に備えあれば憂い無しなんですが、僕、顔から火が出そうでした。先生、大変失礼致しました…。

僕、帰りの車中、酔眼朦朧としながら思いましたのは、文化の伝播や継承と申しますか、人が人に及ぼす影響力って凄いんだなァと謂う事でした。其処で想起したのが、先日訪れたばかりの、神田神保町の事だったんです。

明治の文豪夏目漱石、彼には多くの門弟が居ました。漱石は多忙であり、来客も非常に多かったですから、弟子達が訪問して良いのは、木曜日の午後のみと決めたんですね。其の結果、付いた名前が木曜会と謂う訳なんですが、流石は漱石でありまして、門下生は誠に多士済々なんですよね。文学界からは芥川龍之介、内田百聞、野上弥生子、鈴木三重吉。翻訳家の森田草平。哲学者であり美術に造詣の深かった安倍能成。名著「古寺巡礼」を書いた思想家の和辻哲郎。物理学者の寺田虎彦。俳句界の大立者である高浜虚子。此の錚々たるメンバーの中に、何とロシア人も居たんですね。セルゲイ・エリセーエフと謂う方なんですが、此の人、ロシアの大富豪の家に生まれ、ベルリン大学に留学中、訪れたパリ万博で日本文化に触れ、日本留学を志すんですね。東京帝国大学文学部に入学後、漱石に師事したと謂う訳なんです。帰国後、サンクトペテルブルグ大学、ソルボンヌ大学、ハーバード大学で教授を歴任、日本文学を世界に紹介した大学者であります。此のセルゲイ教授、アメリカに居る時、米軍の神田神保町空襲を阻止したと謂われています。教授は東大の本郷キャンパスで学んだ訳で、其処から神田神保町までは指呼の距離、此の世界一の古書街を知らぬ筈が無く、1人の老学者が、日本文化を守ってくれたんですねえ…。

其のセルゲイ教授の教え子に、ドナルド・キーンさんやサイデンステッカーさんがいらっしゃいます。共にアメリカ人でありながら日本に永く住んだ偉大な学者なんですね。キーンさんは、ケンブリッジ大、東大、ミドルベリー大、慶應に早稲田に同志社の名誉教授でありまして、今では日本国籍をお取りになり、松尾芭蕉から三島由紀夫まで、日本文学を全世界に紹介した、偉大なる文学者です。サイデンステッカーさんは、コロンビア大学教授でありまして、「源氏物語」を英訳、そして谷崎潤一郎と川端康成を全世界に紹介しました。川端先生は「雪国」でノーベル文学賞を受賞されましたけれど、其の英訳がサイデンステッカーさんなんですね。

そして、キーンさんやサイデンステッカーさんの教え子達も又、日本文学の語り部として、大活躍されています。アイルランド生まれのピーター・マクミランさんは、10を超す大学で教鞭を取り、「百人一首」と「伊勢物語」を英訳、全世界の称賛を浴びました。九州大学を経て東大で学んだロバート・キャンベル博士は、現代日本文学の翻訳者であり、NHK等、TVでご覧になった方も多いのでは。三島由紀夫研究の第一人者、テレングト・アイトル博士はモンゴルのご出身。オランダ生まれのウェスタホーヴェン弘前大学教授は、村上春樹のオランダ語訳で脚光を浴びました。ジャン・ジャック・オルガスさんは、フランスの森鴎外研究者であり、パリ大学で多くの学生を育てました。ブルガリアのツベタナ・クリステワさんは、同国語で太宰治の諸作品や「枕草子」を訳し、東大で博士号を取り、現在は国際基督大学教授。アメリカの超名門、イェール大のスティーブン・スナイダー教授は、永井荷風の諸作品の英訳で知られます。「太平記」「平家物語」の英訳者は、カリフォルニア大学博士のヘレン・クレイグ・マッカラさん。ロイヤル・タイラーさんは、ノルウェイ・アメリカ・豪州の大学で教え、新たな解釈で「源氏物語」を訳し、これまた絶賛の嵐でした。まだまだ大勢いらっしゃるんですが、泣く泣く割愛させて頂きます。漱石の弟子だったセルゲイ教授が、明治時代に撒いた種が、平成の今、世界中で大輪の花を咲かせたんですねえ❀僕、若輩者で未熟者ではありますが、何時か当院をリタイアする日が来る訳で、其の時は、キーンさんやサイデンステッカーさんを見習い、是非人材を残して辞めたいなァと、肝に銘じています。

さて、当院はカレンダー通りのスケジュールでありまして、8月13日から15日までは休診となります。僕自身も、墓参に初盆のお参りに愛犬の散歩と中々多忙ですけれど、精一杯頑張って来ます。其のお休み中、何処かで1度は拙ブログを更新する心算です。其れでは皆様、熱中症にはくれぐれもお気を付けになって、素敵な週末をお過ごし下さい(^.^)/~~~
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