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♥ You only live twice ♥

船頭の 棹とられたる 野分哉、超大型の台風5号は現在、高知の足摺岬沖を北上中です。今後は日本を縦断、関東も夕方から雨の由、皆様、被害は無かったでしょうか!?此処大分市内は、どうやら直撃を免れた感がありますけれど、日田や佐伯等では避難勧告が出ていまして、どうぞ皆様、努々ご油断されず、天気予報には充分お気を付け下さいませ☂

さて、週末はそんなお天気でしたから僕、体調も余り優れませんでしたし、晴耕雨読の顰に倣い、惰眠を貪るか読書かの二者択一、お蔭で腰や首が痛いです、トホホ…。其れはさておき、先週の東京出張で購入した本を読み耽っていたのですけれど、矢張り都心は便利ですよね。地方では入手が難しい本が、いとも簡単に手に入りました。「甲斐犬の真髄、ここにあり。」、此の本、甲斐犬に魅せられた方が、70年間飼い続けた其の歴史でありまして、いや、感動でした。何の得にもならない事を、ただ好きだからとひたすらに打ち込む情熱って、人の胸を打ちますよね。どの世界にもそういう奇特で素敵な方っているんですよね。ボクシングならジョー小泉。ラグビーなら小林深緑郎。戦車なら斉木伸生。映画なら雑誌の「映画秘宝」。文豪永井荷風の研究ならば秋庭太郎。野球なら小関順二に安倍昌彦。此の先生方の書く物には間違いは無く、僕、全幅の信頼を置いています。只、其の対象が好き過ぎて、もういっちゃってるんですよね。例えばボクシングのジョー小泉さん、各国のボクサーの言葉が分からなくてはと、確かもう、6か国語を喋れますもんね。元々は神戸製鋼のエンジニアでしたが、ボクシングの研究の為、ロボット・アームを造っていましたもんねえ…。野球の安倍昌彦さんもぶっ飛んでまして、投手の球質を知りたいと、自ら捕手としてどんな田舎にでも行き、球を受けるんですもん。時折骨折してますが、其れも名誉の勲章なのでしょう。でも、其れだけ好きな物があるって、羨ましい限りです。

さて、先週訪れたのが、世界一の古書街、神田神保町ですから、色々と購入したのですけれど、今回は何故か、女性作家の物が多かったんですね。林芙美子、有吉佐和子、宮尾登美子、藤原てい、各先生方の諸作品でして、いやはや何とも、其のパワフルさには圧倒されるばかりでした。林先生の代表作である「放浪記」の冒頭なぞ、「私は宿命的に放浪者である。私は故郷を持たない。」ですもんねえ。好きな男が出来たら、夫を棄ててシベリア鉄道に飛び乗り、パリまで行っちゃうんですもん。ロックですし、なまじいの男じゃ、喰い殺されそう…。有吉先生は父君の転勤でインドネシアで育ち、ニューヨークにハワイに中国、中南米諸国にニューギニアに欧州を歴訪、本当の国際人でありましょう。宮尾先生は古希近くなってエジプト取材旅行に行き、大作「クレオパトラ」を書くんですから、其のパワフルさには脱帽であります。又、藤原先生の名作「流れる星は生きている」では、幼子2人を連れ、女手1つで満州~朝鮮半島~日本と生還するお話ですから、将に母は強しでありましょう。

でね、僕、今回の目玉は、新潮文庫で先月出たばかりの1冊だったんです。「「ある奴隷少女に起こった出来事」 ハリエット・アン・ジェイコブス著 堀越ゆき訳、此れ、世界中の人に読んで欲しいぐらいの名作です。後でうちの病院の図書館に寄付しとこうっと。さて、粗筋を簡単にご紹介しますね。時は19世紀のアメリカ南部、黒人奴隷の少女のお話であります。作者の自伝なのですけれど、奴隷主である卑劣かつ残虐極まりないアングロサクソンの白人男性から、幼い頃から様々な虐待を受け続けたと。そして、別の白人男性の子を身籠り出産、隠れ家での7年に及ぶ逃亡生活の後、子供達と共に、自由の街ニューヨークを目指すのですが、彼女の運命や如何に、と謂う凄まじい実話でした。本作は全米で大ベストセラーの由、いやはやしかし、当時の人種差別の凄まじさ、知ってはいましたけれど、想像を絶する域でした。其れにしても、此の境遇に置かれながら、ハリエットさんのビビッドな文章はちっとも風化していませんし、彼女の強さには、心の底から感嘆しました。

僕、単純なフェミニズムの徒ではありませんけれど、女性の方が男性より優れている処は沢山ある訳で、より一層の社会進出を望んでいます。此の国にも、早く女性総理が現れれば良いと思いますし、僕、女性天皇でも何の問題も無いと思うなァ。さて、映画を観れば世相が分かりますから、近年のハリウッドも、随分と様変わりした気がしてなりません。現在、映画界を席巻しているのは、所謂アメリカン・コミックを原作とした物でありまして、「キャプテン・アメリカ」「X-MEN」「アベンジャーズ」と謂った諸作品なんですね。何れも全世界でメガ・ヒットを連発しているのですけれど、女性が主役の物って皆無だったんです。ところが、今回「ワンダー・ウーマン」と謂う作品が世界公開され、大ヒット中なんですよ。日本公開は8月25日なんですが、主役のワンダーウーマンは、ガル・ガドットさんが演じる、強くカッコ良くセクシーな女性♡でして、監督さんも同じく女性、此れがメガ・ヒットって、ハリウッドの常識を覆した快挙と思います。早く観たいなァ…。

でもね、男性の方が生物学的に弱いのは既に分かっていた事ですし、もうね、映画界の変化の兆しは、既に現れていました。世界最長の映画シリーズである007、此れにはボンド・ガールと呼ばれる女性キャラクターが、第1作からずうっと登場しています。007シリーズが始まったのは1962年の「ドクター・ノオ」からですけれど、以来55年間、ボンド・ガールの姿は、どんどん進化して行きました。「ドクター・ノオ」では、グラマラスでセクシーなセックス・シンボル、と謂う設定でした。此の傾向、ずうっと続くのですけれど、85年の「美しき獲物たち」のボンド・ガールは、屈強で大柄な黒人女性の殺し屋、しかも角刈りでして、ジェームス・ボンドより余程強そうなんですね。95年の「ゴールデン・アイ」では、将にファム・ファタールと申しますか、妖艶な色仕掛けで男性を誑し込み、両の太腿で絞め殺すと謂う、とんでもない悪女が登場します。99年の「ワールド・イズ・ノット・イナフ」になりますと、ボンド・ガールは、007を精神的に操るフランス美人でしょ。2002年の「ダイ・アナザー・デイ」では、はっきりとボンドより仕事が出来る、黒人女性スパイが登場します。2012年の「スカイ・フォール」では、欧州とアジアのハーフがボンド・ガール。2015年の最新作、「スペクター」では、何と51歳のボンド・ガール、イタリアの宝石と呼ばれる、グラマラスかつ豊満極まりない熟女の美女、モニカ・ベルッチが007を手玉に取ります。もう、ボンド・ガールでは無く、ボンド・ウーマンと呼ぶそうなんですよ。又、本シリーズには、ミス・マニーペニーと謂う重要な脇役が常に出ているんですね。現在の007のミス・マニー・ペニーは、ナオミ・ハリスと謂う、ジャマイカ生まれロンドン育ち、ケンブリッジ大学を出た、スタイリッシュな黒人女性が演じています。先にご紹介した「ある奴隷少女に起こった出来事」から1世紀が過ぎ、黒人女性の地位は、此処まで向上したんですねえ…。

さて、当病院では勿論、女性の方が圧倒的に多い訳です。当院の才媛や淑女の皆さんが、より働き易い職場になる様、今後とも精進を続けて参りますので、読者の皆様方のご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い致しますm(__)m。
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