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重いものをみんな捨てると 風のように歩けそうです

おはようございます。いや~、昨日の大分は蒸しました…。エアコンを切ると暫くして、汗が額にじんわりと滲む感じ、此れは堪りません。矢の如く ビアガーデンへ 昇降機、と謂う句がありますけれど、其の気持ち、分かるなァ。僕はキリン・ラガーかモルツかヱビスを好みまして、どうもスーパー・ドライって少々苦手なんですよ。飲み易いのは確かなのですけれど、苦味やコクが無い感じ、でもまァ、大汗をかいた後なら、どの銘柄でも美味しく頂けますよね。ところで「智恵子抄」で知られる詩人で彫刻家の高村光太郎先生、彼は大のビール好きだったそうですが、ニューヨークの芸術学校に留学していた時の事です。彼の彫刻にしょっちゅう悪戯するアメリカ人が居たと。光太郎先生、ビールで酔っていたのか、其のアメリカ人に喧嘩を挑み、得意の柔道で見事締め落し、其れからは悪戯がピタリと止んだとか。光太郎先生、繊細な詩人と思っていたのに、190㌢を超す大男でして、しかも彫刻で毎日腕力を使う上、柔道もやっていたんですから、強い筈ですよ。彼の詩に、「米久の晩餐」と謂う作品があるんですね。米久と謂えば、有名なすき焼屋さんでありまして、僕、浅草の本店に亡父と行った事がありますけれど、老舗なのに随分とリーズナブルでして、「今半」や「ちんや」、「ざくろ」に「瀬里奈」より断然安いですもんね。

顔とシャッポと鉢巻と裸と怒号と喧噪と、ビール瓶と徳利と箸とコップと猪口と、こげつく牛鍋とぼろぼろな南京豆と、そうしてこの一切の汗にまみれた熱気の嵐を統御しながら、ばねを仕かけて縦横に飛びまはる おう あのかくれた第六感の眼と耳と手の平に持つ銀杏返しの獰猛なアマゾンの群れと。八月の夜は今米久にもうもうと煮え立つ。

思わず、「米久の晩餐」の詩の一節をご紹介しましたけれど、凄い迫力でありまして、光太郎先生、さぞかしモリモリ食べてガンガン飲んだでしょう。彼の代表的な彫刻作品である「手」なんて、僕、国立近代美術館で見ましたけれど、其れは天を指差しており、相当パワフルでしたもんね。夏バテなんて無縁でしょうねえ、羨ましいなァ。

閑話休題、僕、今日は予定が詰まっていて中々忙しく、午後からは、看護部の皆さんに講義をする予定なんですね。で、昨日、其のレジュメを造るべく、文書を作成していたんですよ。様々な文献や資料や書物に当たっていた際、もうねえ、ショックで愕然としたんですね。今、ベストセラーになっている、新書部門では1位の、「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」 河合雅司著 講談社現代新書、此れ、衝撃の一冊でありましょう。僕、以前の拙ブログで、「人口減少を恐れるな」と書きました。でもね、僕の楽観的な予想は外れでして、謝ります、ごめんなさいm(__)m。思っていた以上に極めてシリアスであり、此のままでは将にディストピア、暗黒の未来が待っている様に感じました。

著者の河合先生は、産経新聞の新聞記者を経て、大学教授や省庁の委員を歴任された方です。さて、此の書は、全てデータや数字から成るんですね。此のまま、無為無策で少子高齢化が進めば、現在1億2653万人の人口が、2065年に8808万人、2100年には5000万、2200年には1380万、3000年には2000人になる、と謂う事でありました。しかもね、人口構成が本当に深刻なんですって。例えば2042年ですけれど、14歳以下が1200万、15~64歳が5900万、65歳以上が4000万となるそうです。労働人口が激減、独居老人が激増と謂う計算になるそうなんですね。3軒に1軒は空き家となり、自治体や社会保障や公共サービスは破綻、認知症患者が700万を超える由、此れ、東京五輪だ、プレミアムフライデーだ、キッズウィークだ、アベノミクスだ、なんて浮かれている場合じゃありませんぜ。

勿論、統計の数字を鵜呑みにするのは危険です。僕、此れから類書を探し、読み耽り、拙ブログで順次ご紹介しようと思うんですが、人口減少でお先真っ暗と謂う書は数多くあれど、人口増加で皆がハッピーの本など、見た事がありませんもんねえ…。

さて、此の「未来の年表」を読んでいて、提言も幾つかあるのですけれど、著者の意見を参考にしながら、僕なりの再建案を考えてみたんですよ。先ずね、2060年頃が、最大の危機でありまして、今より人口が4000万の減、そして国民の2・5人に1人が高齢者になるとか。誰も住んでいない土地が、国土の20㌫を占める由、こうなりますと、国の防衛すら難しくなり、外国人が無人の地域を不法占拠するケースが予想されるとか。となりますと、今年が2017年でしょ。タイムリミットは後50年です。此の間にスクラップアンドビルド、此の国をリフォーム、造り直さねばなりません。極めて難しいのは、「出生数の減少」「高齢化の増加」「労働人口の減少」の3つを同時進行で取り組まねばならず、此れ、全てがリンクしているんですが、其の原因は夫々異なりますもんね。しかも、此の少子高齢化、先進国は多かれ少なかれ抱えている問題ですが、日本程深刻なケースは無い上に、世界史上、未だかって前例がありません。

其の処方箋ですけれど、今僕が思いますのは、先ずは発想の大転換です。高度経済成長の成功体験なぞ百害あって一利無し、とっとと忘れるべきです。此れからは、長く厳しい撤退戦な訳で、如何に無駄な経費を削減するかでしょう。人口が激減すれば、当然GNPや株価なぞ落ちる一方でしょ。経済優先より人間優先、日本人が生き残る為の思考をすべきです。そしてね、此の国の最大の無駄である、各種公務員は勿論の事、市町村に県に区に府に道に国会の議員達、9割以上削減すべきです。人口が減るんだから、当然でありましょう。そして、天下りや無駄な公共事業、特殊法人は全廃ですね。此れを実行するだけで、毎年数十兆円が浮く筈ですよ。其のお金を、ポイントを絞って重点的に配置すると。其れはAIであり、最先端技術や最新の研究であり、子育て支援であり、教育と人材育成であり、地方移住であり、天災対策でありましょう。もうねえ、人口が減るんだから、道路も新幹線も原発も不要でしょ。でね、リスクマネジメントの観点から見ても、東京一極集中は駄目ですよ。行政機能のみ残し、大阪を首都にし、陛下は京都でも良いじゃありませんか。東北復興の為、一部機能をそちらに移すのもアリでしょう。若者が各自治体に分散する施策を取らねば、此の国の地方はスカスカのボロボロになるでしょう。となりますと、現政権に此の様な大転換期を担う能力があるとは、とても思えません。そして、此処までの惨状を、手をこまねいて見ているだけだった自民党には、1日も早い退陣を望みます。だって、僕達に残された時間は後50年ですよ。人口の余力も経済力もある、今のうちに手を打たなくては。

でもね、今までに多くの試練を乗り越えて来た日本人ですもん。僕、必ずやきっと、此の国難を乗り越えられると信じて止みません。だって、明治維新の頃、弱肉強食の帝国主義の時代、ロシアにアメリカにイギリスにフランス等々、列強各国が鵜の目鷹の目で我が国を狙っていた時、日本の人口は精々3000万ですよ。其の最大のピンチを、西郷さんや高杉晋作先生、大久保利道らの大活躍で見事に切り抜けた訳で、僕、今こそ教育に予算を使うべき、そう思えてなりません。アベのオトモダチに、国の財産をプレゼントする余裕なんてありませんぜ。

冒頭触れました、高村光太郎先生の有名な詩に、「道程」と謂う作品があります。僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る、でありまして、兎に角、国民の叡智と総力を結集して、皆で頑張りましょう!!
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