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○ doctor strange ○

この島の 魚になりて 泳ぎたし、こうも暑くなって来ますと、プールにでも行きたくなりますよねえ。僕、小学4年生の時、クロールで市で2位になりましたから、水泳は得意なのですけれど、かって湯布院に行った際、温泉のプールがあったんですね。今でも金鱗湖の横に其れが残っていますけれど、其のプールで泳いでいたら、流石に温泉ですからね、どんどん体温が急上昇、のぼせてしまいまして、ありゃあ参ったなァ。でもね、幾ら温泉と雖もプールですからついつい泳いじゃう訳で、高血圧の人には、決して宜しく無いでしょう。結局、何時の間にやら其処は閉鎖されてました…。

とまァ、こんな呑気な事を考えながら、新聞や雑誌を読んでましたら、僕、うう~んと考え込んでしまいました。ほら、つい此の間、ドイツのハンブルグで、G20サミットがありましたよね。日本では全くと謂っていい程報道されなかった由ですが、其のハンブルグでは、大規模な暴動が起きていたとか。僕、早速動画で確認した処、帽子からサングラスから靴から、全身黒づくめの大勢の男達が、火焔瓶や発煙筒を手に取り、街中を破壊していたんですね。彼らは、ブラック・ブロックと呼ばれる集団らしく、暴力や破壊活動のプロなんだとか。実際、バスの乗客がスマホで撮ったと謂う動画を見ていましても、ブラック・ブロックは如何にも手慣れた感じでして、手際良く車や建物に放火、ATMから商店から壊しまくっているんですよ。150人を超す警官が負傷したとの事でした。恐ろしいのは、今回のサミットの様な大規模な催しの際、欧州全域から三々五々、続々と集結する由でして、フェイスブックやラインやツイッターで集合を掛けるんですかねえ!?何とも皮肉なのは、其の暴動の際、各国首脳はベートーベンの歓喜の歌を鑑賞し、晩餐会を開いていたとの事でした。此れは僕の推測ですけれど、欧州のみならず、全世界で経済格差が生じ、そして国家は国民を監視する体制になっていますよね。其れに対する反発でしょうし、晩餐会の最中に、此の暴動が起きたって、何だか象徴的に思えました。僕、フランス革命を思うんですが、当時の農民達って、じゃが芋のスープとベーコンにパンがあればご馳走だった訳でしょ。ところが、ルイ16世の食べていた物って、贅を極めた物でした。1食で、牛が1頭、若鶏を30羽、鳩を20羽、其れに加えてウズラに七面鳥、各種ワイン、そして何種類もあるスープにデザート、果物にパイにパンでありまして、無論ご相伴に預かる人は居たんでしょうが、こりゃあ幾ら何でもやり過ぎでしょう。おまけに、広大な宮殿を建て、豪奢な洋服に貴金属を身に着け、食事の際には楽隊が演奏、こんな事を繰り返していれば、革命が起きるのは必然ですよね。でも、現代だってちっとも変らない訳でして、確か、各国を代表する大富豪62人の資産を合わせれば、全世界の半分のお金になるとか。

実際、テロ行為は増しつつある気がしてなりません。イスラム国やタリバンやアルカイダは、世界中で犯罪を繰り返していますし、ナイジェリアのテロリスト集団、ボコ・ハラムは昨日、同国内で爆発物を仕掛け、50人を超す死傷者が出ています。近年は鳴りを潜めていますが、ペルーのセンデロ・ルミノソ、インドのラシュカトレイバ、トルコのDHKPC、南米全域に勢力を持つ麻薬カルテル、エジプトのジハード団、アメリカのKKK、ドイツのネオナチ、オーストラリアのワン・ネーション、ルーマニアのRPM等々、危ない連中は枚挙に暇がありません。我が国だって、オウムの連中が居たじゃありませんか。

彼らは或る意味、純粋な人達だったのかもしれません。確かに経済格差や新自由主義やグローバリズムは、僕も大問題だと思いますし、是正すべきでしょう。でもねえ、目的を達成する為には手段を選ばないなんて、大の大人がする事じゃありませんぜ。ならば、正義の為には何をやっても良いとなる訳でしょ。しかもね、多様性や様々な価値観を決して認めず、己の正統性優位性だけを主張するだなんて、幼稚だなァ。僕、正直謂って苦手な人も居ますし、直ぐに顔に出ちゃうんですが、どんな人に対しても、謹んで傾聴しようと、肝に銘じています。作家の橋本治さんが書かれていましたけれど、「現代社会は、知性とモラルが分離している」でありまして、僕、全面的に同意しますねえ。

腹の立つ事ばかり、矛盾ばかり、此の世は兎角住み辛いんですが、感情で物事を判断しても、何も良い事はありません。此れ、貧弱ですけれど、僕の人生経験から得た鉄則です。でね、「教養とは人の心が分かる事、常識とは人の心を思いやる事」と謂う言葉があるじゃないですか。僕、安易なテロ行為に走る前に、先ずは真摯に勉強し、様々な事柄に理解を深めるべきだと思います。人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからずと、徳川家康公の言葉通りですよ。敵対する宗教さえ無くなれば、此の世は全て上手く行くだなんて、そんな安直に事が運ぶもんか。

つい此の間、エジプトの修道院で、紀元前の処方箋が見つかったそうです。羊皮紙に書かれた此の処方箋、医学の父と呼ばれる、ヒポクラテスが書いた物と謂われているんですね。此のヒポクラテス、紀元前の人でありまして、当時の医学は、シャーマニズムやアニミズム、殆ど呪術に近い物でした。ところがヒポクラテス先生がやった事は、病気は神々の所為では無く、生活習慣に依るものだ、ならばじっくりと患者さんを観察し、人間の自然治癒力を重視しようと謂うアプローチでした。解剖や検査も行った様ですし、脈を測りカルテを書き記録に残し、手術もしていた由、もう、医師の顔を持った科学者でありましょう。技術は稚拙だったでしょうし、今の目から見れば過ちも多い様ですが、考え方の根本や勉強の方向性は、極めて正しかったのではないでしょうか。月日は流れて幾星霜、数千年の時を経た現代、ヒポクラテスの精神を継承した優秀な人達の手で、医学は進化し続けています。AIに依る大腸ポリープの診断は、2019年からテストを始めるそうです。又、東大の先生方は、マウスの全身を透明化する事に成功、そして、癌の部分が光る様にしたそうでして、細胞レベルで分析が可能なんですって。此れ、其の他の多くの難病の解明にも繋がる由、絶間無い勉学と試行錯誤と向上心の賜物でしょう。僕、此の先生方を、心から尊敬して止みません。

こうした素晴らしいドクター方が、人を救うべく必死に頑張られておられるのに、テロ集団の連中は、いとも簡単に人命を奪う訳でしょ。其れねえ、人類に対する冒涜ですし、こいつら、自分が怪我や病気になったら、きっとお医者さんに泣きつくんですよ。でもね、罪を憎んで人を憎まずでありまして、イスラム国から日本に逃げて来たドクター達がいらっしゃるんですね。彼らの出身地は、此の前解放されたばかりの、イスラム国の首都モスルでありまして、連日の空爆が続く中、命からがら脱出、現在は名古屋大学で最先端医療を学んでおられるとか。何れ近いうちに帰国、日本で学んだ医療技術で、故郷の患者さん達を救う心算だそうで、僕、此の記事を読んで涙が止まりませんでした。此れぞ真の男であり、知性と行動力の融合であり、テロ集団とは全く異なる、高貴な精神と謂えましょう。こういう方々が居る限り、僕、モスルの地は、必ず復興すると信じています。

明日から三連休の方も多いと思います。日本中で酷暑が続く気配ですが、皆様、水分補給を忘れずに、素敵な週末をお過ごし下さい。其れでは、連休明けに、セイム・タイム、セイム・チャンネル、拙ブログで又お会いしましょう(^.^)/~~~
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