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バスカヴィル家の犬

読者の皆様、おはようございますm(__)m。しかし今朝は、何と2時過ぎから犬に起こされ閉口しました。どうも体調が良くない感じでしたが、まァ、どうやら大事には至らず、ホッとしましたねえ。さて、人佇てば そこが正面 大夏野、昨日は北海道でも30℃を超す処が多かった由、7月の初めだと謂うのに既に猛暑ですよねえ。僕、既に夏ばてでありまして、素麺とか冷奴ぐらいしか喉を通らない感じ、でも、こんな事じゃいけません。疲労回復の為にも、豚肉や鰻や大蒜を食べなくては。読者の皆様方も、熱中症にはどうかお気を付けになって、水分補給はたっぷりと、暑い日々を乗り切って下さいね。

さてさて、最新のテクノロジーの進歩には、本当に目を見張る物があります。青森の八戸沖、2500㍍下の深海に、古代の地層が沈んでおり、其処を発掘調査したそうなんですね。そうした処、2000万年前の菌類が沢山見つかったと。其の1つを育てた処、茸だったそうで、其の培養に成功したとか。ううん、何だか気が遠くなる話ですし、食べられるそうですが、いや~、吃驚しました。そして、ペルー北部の海岸に大規模な遺跡が見つかった由、此れ、1600年前の物で、インカ帝国より随分と古い物だったそうです。女王の墳墓も見つけた処、遺体がミイラ化していたんですって。CTやレーザースキャナーや3Dプリンター等の最新技術、そしてパソコンを駆使、其の女王のお顔は勿論の事、骨格や筋肉を精緻に復元、当時の衣装や顔料や装飾品まで全て再現していました。技術って凄げえ!と僕、恐れ入りまして其の動画に見入ってしまいました。其の古代ペルーの女王様、確かにノーブルな顔立ちではあるんですが、僕達と同じモンゴロイドですから、何だか親しみ易い感じでしたよ。そして、今度はスペインなんですが、彼の地の大草原で、糞石が沢山見つかったんですって。此れ、動物の糞が化石になった物なんですが、今回スペインで見つかったのは、何と100万年前の物だそうで、様々な動物達が其処で糞をしていた由、此れを精密に調べれば、当時の生態系や植物相や地層が分かり、地球の様子まで分かる由でした。糞石の中には、動物の骨や土や草花、花粉までもが含まれているそうで、其れを最新の電子顕微鏡やパソコンで調べるそうで、うん、そりゃあ確かに色々なデータベースでありましょう。しかし、100万年前と謂えば、人類の初期の初期、猿人のアウストラロピテクスが漸く出現したぐらいでしょ。其の当時の事がリアルに分かるだなんて、凄過ぎませんか!?

閑話休題、此れだけテクノロジーが進歩しても、人間のする事は左程変わるものではありません。愛し愛され合縁奇縁、そして泣いて笑って喜び悲しみ、人間万事塞翁が馬と申しますけれど、何時まで経っても喧嘩や揉め事は尽きませんよね。と謂う訳で僕、偶には古典に触れるのも悪くないなと思い、先週末、大型書店に出向きまして、シャーロック・ホームズの全集を買って来たんですよ。僕、若かりし頃、中学生ぐらいかなァ、新潮文庫版で数冊読みましたけれど、運の良い事に、河出文庫で新訳で再発売しているんです。現在、ちょうど真ん中辺り、全集の第5巻まで読了したんですが、僕、本当に吃驚しました。と申しますのは、今尚読み継がれている、超ロング・セラーと謂うのが分かった様に思ったんです。勿論、初作品の「緋色の研究」が明治20年の作品ですから、今から130年前、古びた箇所も散見されますけれど、犯罪の動機や犯人像が、極めて現代的と謂うのかなァ、当時の問題って、今尚続いているのだとハッとしました。

では、作中起こる犯罪事件の、原因を幾つか拾ってみますね。其れは、宗教観の対立であり、黒人と白人の異人種間の結婚であり、外国人への差別感情であり、ドラッグやアルコールへの依存であり、貴族層と平民の経済格差と謂った塩梅でして、此れ、現代社会でも厳然とある問題でしょ。いや、驚いたなァ。尤も、ガス灯やら馬車、電報やら帆船等も出て来ますから、流石にレトロではあるんですが、でも、130年前の作品が今尚楽しめるって、心の底から感心したんです。只、ついつい、「ワトソン君、其処の外套を取ってくれるかね…」とか謂いたくなって困りました。

でね、僕、偶然の一致かもしれませんが、面白い事に気付いたんですよ。誰もが知っている世界的なベストセラー、ロングセラーってありますよね。其の多くが、スコットランド系の人達によって書かれているんです。先のシャーロック・ホームズを書いた、サー・アーサー・コナン・ドイル。「そして誰もいなくなった」「オリエント急行殺人事件」のアガサ・クリスティ。「ハリー・ポッター」シリーズのJ・Kローリングス。007シリーズ、ジェームス・ボンドの生みの親のイアン・フレミング。「ジャッカルの日」のフレデリック・フォーサイス。「シャイニング」「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のスティーブン・キング。彼らは皆、スコットランドにルーツを持つ、ケルト系の人々です。

スコットランドと謂えば、土地から資産から言語から宗教から、イングランドから千年単位で奪われ続けた人達ですけれど、彼らはアングロサクソンの様に金髪でプロテスタントでは無いんですね。無論、スコットランドのプロテスタントも居ますけれど、矢張りカソリックが多く、そして黒毛や赤毛です。英語を喋りますけれど、イギリスやアメリカの英語圏では、ケルト系はメインストリームでは決して無いんです。出世するのは矢張りWASP、ホワイト、アングロサクソン、プロテスタントなんですよね…。つまり、スコットランドの人達は、何処に行ってもアウトサイダーと謂う事になります。ですから、上記の優れた作家の皆さん、どうしてもシニカルになるでしょうし、疎外され続ける中で、人間の本質を見たのではないでしょうか。

そしてね、彼らは例外無く、旅する機会が多かったんですね。ドイルはアフリカ汽船の船医でしたし、クリスティは女性1人で中近東やフランスを旅しました。ローリングスはフランスやポルトガルに住み、フレミングやフォーサイスは新聞記者ですから世界中を飛び回りました。スティーブン・キングは父を亡くした極貧家庭でして、幼い頃、お母さんは職を求め、家族で全米を転々としたとか。実際、日本の2大ベストセラー作家、司馬遼太郎先生も松本清張先生も、凄まじい勢いで旅をしてますもんね~。

彼らは、アウトサイダーとしての視点から物事の本質を掴み、、旅を繰り返す事により多くの価値観を知ったと思います。でね、彼らは其の優れた観察眼で、其の当時の世相や社会不安を上手に取り上げたんだと思えてなりません。ドイルは帝国主義の時代であり、クリスティは世界大戦、フレミングやフォーサイスは冷戦でしょ。キングやローリングスは現代社会の矛盾でありましょう。となりますと、世界的に混迷な此の時代、世界的なベストセラー作家が颯爽と登場するんじゃないかなァ…。何だか本の話に終始して恐縮ですけれど、今週も拙ブログをご贔屓の程、何卒宜しくお願い致しますm(__)m。
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